4月下旬に証券会社のSMA担当者から「Separately Managed Accounts」投資の詳しい説明を聞いたが年間手数料を考えると債券の方が良いと自分の希望を申し伝えた。
米議会下院の債務上限調整のゴタゴタで6月になれば円高になる可能性は高いと予想していたが、米国債デフォルト回避は当然としても期待していたほど円高にならないので米ドル建社債購入の機会が訪れないままだ。
そんな時証券会社から手持ちの豪ドルMMFを売却しそのまま豪ドル建社債を購入したらどうかとの提案があったので格付けAA以上の一覧表をお願したら6/5(月)に届いた。
「オーストラリア国債」「ニュー・サウス・ウェールズ財務公社」「クィーンズランド州財務公社」の3銘柄が掲載されており残存年は7年以上あるので債券単価は値下がりしており利回りは3.3%以上となる。これは一般投資家が今後も豪の政策金利は上がると予想している訳だ。為替レートを気にする必要はないので今後政策金利が上がらないのであればこの利回りは魅力的だ。
2023年5月のオーストラリア政策金利は3.85%だった。米ドルの利上げも終わるとの予想もあり豪ドルの同様の動きとなり6月は据え置きとの予想が出ていたが6/6(火)には利上げが行われ4.10%となった。7月には最低賃金引き上げもあるそうだから今後も利上げが続きそうだ。
参考:RBA、政策金利を0.25ポイント引き上げ―利上げは2会合連続
https://kabushiki.jp/market/indexes/news/36001
日豪の金利差もあり豪ドル円レートは2020/03/16(月)の67円から現在の92円まで値上がり基調が続いている。カナダの政策金利も上がり欧米のインフレ懸念はまだまだ高い。日銀のインフレ否定判断は大丈夫かと思うくらいだ。
豪ドルMMFを約22年間放置していたら約1.9倍に増えたのは複利効果の威力だと言える。これを売却すると20.315%(国税15.315%、地方税5%)の申告分離課税となる。簡単に税金額を計算したら「RF100-300mm F2.8 L IS USM」レンズが余裕で買えそうだ。
参考:外貨建MMFの税金の取扱いについて教えてください
https://faq.sbisec.co.jp/answer/5ee1dfa3878c430011c18094
債券を購入するのであれば「クィーンズランド州財務公社(QTC)」で問題なく、あとは正確な利益、売却と購入手数料、10年後債券償還後の次の投資先の有無も確認して決定しよう、と思ったのに政策金利が上がってしまったのでこれまた様子見だ。(^_^;;