特別展「恐竜博2023」見学後ひと休みして国立科学博物館常設展見学を始めた。まず日本館の地下1階の全球型映像施設「シアター36○」の11:30上映時間間近だったので視聴した。5月は「人類の旅 −ホモ・サピエンス(新人)の拡散と創造の歩み-」というプログラムだ。
2月のプログラムに比べ明るく視点移動の多い内容だったので浮遊感が味わえる楽しい映像だった。おまけに学生達が国立科学博物館の見学授業だったらしく女子学生達の素直に驚く反応が微笑ましかった。
この後日本館の企画展「科博の標本・資料でたどる日本の哺乳類学の軌跡」も見学した。剥製から毛皮、骨格にホルマリン付け標本まで展示されておりBS4K『ダークサイドミステリー』で放送された「あなたの隣の連続殺人鬼〜ジェフリー・ダーマー 孤独の幻想〜」の子供時代の危ない趣味を思い出した。
参考:「あなたの隣の連続殺人鬼〜ジェフリー・ダーマー 孤独の幻想〜」
https://www.nhk.jp/p/darkside/ts/4847XJM6K8/episode/te/P8GK4W2938/
仮剥製はまるで「くったりぬいぐるみ」みたいで可愛いと女性人気が出そうだ。
カメラ愛用者として展示されていた山田致知 氏愛用のLeica IIIa AGNOO Telyt 20cm f1:4.5 OTPLO 等の撮影機材が気になった。レンズの表記が現行と異なり仕様が分からない。調べると1950年代〜70年代フィルム機M型ライカを一眼レフのように使えるというアダプター製品でライカのビゾフレックス用レンズは200mmの焦点距離になるとのこと。AFも被写体検出もないマニュアルカメラで200mm望遠レンズを使って動物を撮影するなんて私には無理な芸当だ。
日本館の1F南翼の常設展「地を知る」コーナーに1923/09/01 11:58発生関東大震災の記録をとった今村式2倍地震計が展示されていた。何故9月がIX表記なのだろうかと考えると数字が連続して誤読されない工夫の様だ。地震計の仕組と原理も分かり勉強になる。
新型コロナ第5類移行により博物館の「触ってみよう」コーナーが復活しているのは嬉しい。「割駒式文字盤」の使い方を係員が説明していたがネットで検索すると時計メーカーも説明していて分かり易い。夏と冬で昼間と夜間の1時間の長さが異なるのは大変そうだが昔のまったり感なら問題ないようだ。
3F南翼の変動する日本列島ではリアルタイムで地震発生の計測と地震の発生場所の深さが見られる。最近震度4以上の地震が全国で発生しているだけに興味深く見た。今回で日本館は全フロアを見学し終えた。
地球館B1Fの常設展「恐竜の謎を探る」を見学するとより恐竜の理解が深まる。アパトサウルスの首の影が印象的に壁に映っているが現在ではここまで高く持ち上げなかったと言われている。私が子供の頃にはブロントサウルスと呼ばれ水中生活をしていたと考えられており想像図を見てその水深にゾクッとした記憶がある。
地球館は18/05/04(金)に「B1F:地球環境の変動と生物の進化 ―恐竜の謎を探る―」「B2F:地球環境の変動と生物の進化 ―誕生と絶滅の不思議―」「B3F:自然のしくみを探る」と見学した筈なのに5年経過してすっかり新鮮な気持ちで見学していた。
これで地球館も全フロアを見学し終えた。最近アート系ばかりだったので久々の科学系の見学は面白かった。