21/02/24(水)配信開始された「ウマ娘 プリティーダービー」は大ヒットし、サイバーエージェントの2021年9月期の3月中間連結決算の大幅な増益をけん引したことが話題となっている。
参考:詳報】サイバーエージェント、3月中間は売上高20%増の2944億円、営業利益62%増の329億円…ゲームとネット広告好調、Abemaには投資継続
https://gamebiz.jp/?p=294773
『ウマ娘 プリティーダービー(第1期)』が2018年4月から放送され、ゲームの事前登録が開始されたが、そのままリリースされず途中でプロデューサーが変わったというニュースを読んだ記憶がある。私は競馬に興味ないがアニメは面白く、このタイミングでリリース出来なかったのは痛いだろうと思った記憶がある。
音沙汰がなくこのまま開発中止になるのかと思っていたら『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』が2021年1月から放送され、トウカイテイオーとサイレンススズカの競走と友情の熱い物語が話題となった。私もスポ根アニメとして毎週楽しく観ていた。
このアニメが話題になっている最高のタイミングで配信開始とは、開発陣は3年間頑張ったと素直に「大ヒットおめでとう」と祝福したい。
参考:売り上げでモンスト超えた『ウマ娘』、大ヒット理由は「潤沢な予算と競走馬への愛」
https://signal.diamond.jp/articles/-/688
アニメ、ゲーム共に競馬愛溢れた作り込みが話題になっているが、その点私は知識不足で分からない。ただ既に一定のマニアがいる分野を題材に、愛情とこだわりを込めて制作したアニメの大ヒット作と言えば『ガールズ&パンツァー』(2012年10月放送)を思い出す。
この作品も女子高生×戦車戦という無茶な設定に驚かされたが、実在した歴代の戦車が登場したことで物語に深みをもたらした。『ウマ娘』も実在した競走馬の史実がアニメとゲームのフィクションとしての魅力になっているのだろう。
『きららファンタジア』のフレンドが引退したこともあり避けてきたが、2年目のステイホームなGWに好奇心が押えられず『ウマ娘 プリティーダービー』をiPhone 8(iOS 14.5.0)とMate10 Pro(Android 10)にインストールしてみた。HUAWEIはP30 Proしか動作保証されていないが、動作と速度は問題なく快適そのもの。
3D CGのクオリティは最新スマホゲームでここまで表現出来るのかと感心し、そのボリュームは家庭用ゲーム機のゲームをプレイしている様だ。やるべきことが多く、隙間時間にちょっとプレイするタイプのゲームではないことが分かった。ウマ娘の育成に時間が掛かりiPhoneだとすぐにバッテリーが無くなってしまう。
レースはアニメさながらで迫力ありアナウンスが盛り上げてくれて、本当にレース結果に一喜一憂してしまう。そのレース順位に対応してライブステージの立ち位置が変わりソロボーカルパートも変わる。これはレース結果を素にサーバー側でダンスシーンとボーカルデータを編集して配信しているのだろうか。楽曲収録方法やこのステージの実装技術に興味が湧いてくる。
ガチャで入手したサポートカードによりイベントや入手するスキルが変わる。なるほどこれはハマったプレーヤーは強いカードを入手しLv.を上げたくて課金するだろう。もっとも強いカードを鍛え上げたら課金ペースは落ちそうだ。ただ歴史的な名馬は数多くいるのでゲームとアニメの題材に関しては問題なく、息の長いコンテンツになると予想出来る。
『ウマ娘 プリティーダービー』というゲームの企画開始から配信までCygames社内で何があったのか『プロフェッショナル 仕事の流儀』や『歴史秘話ヒストリア』といったドキュメンタリー番組で見ていたいと思う魅力のあるIPだ。