届いて早速DMR-ZR1で再生、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応7.1.4chスピーカー構成で視聴した。
さすが視覚効果賞受賞だけあり邦画にありがちなVFXの安っぽさはなく大画面にドルビーアトモス音響が加わりゴジラの迫力が伝わって来て大変面白く鑑賞した。
ゴジラにより鉄道と銀座のビルが破壊され現場から中継していた報道員達が犠牲になるシーンは『ゴジラ(1954年)』版を思い出させ、これが見たかったと膝を打つ程だ。
電車や戦艦が飛んで落ちてくるシーンはCGならではの演出で、昔のミニチュア特撮ではこの迫力は出せない筈。現代のVFXだからこそリアルに見せられるのだろう。
とにかくドルビーアトモス効果が満喫できる映画でゴジラの鳴き声や火炎放射の爆発音が部屋中に轟き怖い。重低音の足音は『ジュラシックパーク』のTレックスを彷彿とさせるがこれも良い演出だ。125分という上映時間も長いとは感じなかった。
ストーリーも分かり易くハッピーエンドなのも良いだろう。マイナスワンのゴジラは戦争体験による心的外傷後ストレス障害(PTSD)の具現化と思えば都合良く主人公の青年の前に何度も登場することにも納得出来る。
まさか怪獣映画を観て泣かされるとは思わなかった。まったく子供を使うのはズルい手だ。そしてエンディングの後の足音と鳴き声の演出は続編を期待させる粋なサービスだ。
ただ河に落ちたヒロインがいつの間にか放心状態でゴジラに追われている展開だけは、125分という尺がありながらその間の避難経路を描かない演出だけはいただけなかった。「何故そこにいる!」とツッコミを入れたくなる。
とにかくホームシアターデモに最適な1枚が増えて大満足な邦画だ。ところで先着特典「名セリフステッカー」って何に使えばいいんですかね?
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