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2019年10月22日

労働者の権利意識

今でも思うのですが、警備員時代は
労使交渉をすることはほぼ不可能でした。



クライアントや労基などに摘発され、是正
を迫られる「外圧」に期待するしかない。
もしくは、同業者のチクり。



地場警備会社で、社長がワンマンだから
社長の発言が全てになってしまう。



こういった環境にいると、デメリットとして
労働者としての権利意識が低くなります。
もっとも、学校教育で教える事が長期的には
有効ですが。



警備でもやっと労働組合や社外ユニオンの
活動を聞くようになりました。こう言った
動きが広がるのを期待します。



他人任せでは、労働環境は良くなりません。
警備に限った事ではありませんが・・・



こう言った思考停止こそ、ブラック企業に
とって都合のいいことなのです。僕は
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
で目が覚めました。



真綿で首を絞めるとか、ゆでガエルにする
といった表現は、日本人を追い詰める
お家芸に思えてきます。



例えば、消費税100%にして法人税ゼロ
にすれば、熟睡していた国民も覚めるだろう
といった投稿がSNSにありました。



かくいう僕も、上記カテゴリで理不尽な目に
散々あって、搾取の構造を垣間見た訳です。



今思えば僕の暗黒時代だったのでしょう。
しかし、その体験があるからこそ労働者
の権利について考えることができました。



これを読んでいる皆さんは、そんな目に
遭わなくても、パソコンやスマホで情報を
得ることが出来ます。権利意識の高い人の
意見に触れましょう。



ここで留意したいのは、疑問に思ったら
周りに聞く前に自分で調べるという事。



権利意識の低い職場だと、ろくな答えが
返ってきません。逆にdisられて終わり、
になる可能性大です。



自分のいる環境があまりにも不満なら、
転職もやむを得ませんが、労働者としての
権利意識を高めてからでも遅くありません。



まずは労使紛争解決実績のあるユニオン
のHPにアクセスするなどして、権利を
守ったり勝ち取って来た人たちの交渉
経過を見るのも勉強になります。



労働問題に無関心や人任せといった、
権利意識の低さは転職時のハンデとなる
恐れが。



これからは自分で調べ、比較するスキル
を身に付けたいものです。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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