1号(施設)指導教育責任者の知人ですが、
彼は70歳近いベテランで施設経験も豊富。
それ故に、他人の落ち度が許せないらしく
手厳しい指摘も珍しくありません。彼の
キャリアからすれば無理もない事でしょう。
僕は個人的に聞いていて指摘している事は
間違ってはいないのですが
あまりにも厳しいと、そういうお前は何だと
突っ込まれた時が心配でした。
その心配が現実になりました。詳しくは省略
しますが、報告書が出るミスでした。ただ後の
検証で、彼ばかり悪者にするのはおかしいと
言う声も出たのです。
「人の振り見て我が振り直せ」ということわざ
を地で行く事案となってしまったのか・・・
彼の凹みようは想像に難くありません。
他隊員の足らない所をツッコミまくって
いたのですから。
確かにベテラン隊員の指摘するところは
責任者たる隊長が指導すべきなのです。
彼のイラ立ちは隊長の指導力不足に対して
でもありました。
そして、そんな施設警備を知らない隊長を
現場に据えた会社の人事に対する不満も
あったのです。
この手のイライラは、パフォーマンスに
影響します。警備はコンディショニングで
結果が変わるスポーツに近いもの。
他人の芝居が下手に見える時は、自分が下手に
なっている時だと思え、という言葉もあります。
他人の足りない所ばかり目を付けるのではなく、
自分のパフォーマンスについても点検する心の
余裕を持ちたいものです。
メンタルな部分がパフォーマンスに出やすい
のが、警備という仕事で見落とされがちな
部分ではないでしょうか。
そしてメンタルが不安定になった隊員を
狙うように変なクレームや、不測の事案が
襲ってきたりするものです。
警備に限ったことではありませんが、他人の
仕事が雑に見える時は己の言動も点検する、
この一呼吸置いた余裕が必要でしょう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image