実際この待遇では生活できないと辞めた隊員が
多数います。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」に
ふさわしい?会社でしたが、悪い面ばかりでは
なかったようです。
D社現場にあった、職場の報告書ファイルに
ある顛末書を見つけました。
それは某施設警備隊員が、警戒棒を紛失した
事案でした。警戒棒等の護身用具は地元公安
委員会への登録が必要です。
それを紛失する・・・よく顛末書で済んだと
感心しました。最低でも始末書、カテゴリ
「施設警備3〜ブラック企業編」のB社なら
即クビもあり得たでしょう。
D社はこのような会社の信用にかかわるミス
をする隊員も排除しようとムキになりません。
その点B社とは対照的です。
上記の隊員が他の警備会社でも勤まるか、と
言えばクエスチョンが付きます。
そんな隊員でも、なんとか使おうとするのが
D社のいい所なのでしょう。現場で面倒を見る
責任者や同僚はたまりませんが・・・
上記の人事に耐えかねた隊員が騒ぎ、僕を強引
に青果市場に異動させた事が、D社を去る契機
となりました。
組織の理不尽さや不備を突いて脱出しました
が、使う側の戦略も完璧ではありません。
命令に従いながら虎視眈々とチャンスを待つ
したたかさ、カッコつけて言うなら
「警備制服の下で牙を研げ」ですね。
エーハチネット
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