エピソードですが、嘱託職員さんの話題。
僕ら警備員は市の正規職員よりも
非正規(嘱託)職員と話しやすく、
たまに情報も入手できました。
当時嘱託職員も活躍しており、多くは女性です。
市役所警備も5年程経った頃、30代の
嘱託女性と話す機会がありました。
僕らが市役所に来た頃より、
状況が変わったと
その女性は嘆いていたのです。
その女性曰く「かつて嘱託職員は市の花形で、
正規職員の男性と結婚する女の子も多かった」
しかし今は嘱託を減らし、
臨時職員(いわゆるアルバイト)が
メインになっていると語ったのです。
これは経費削減で、1〜2か月の短期雇用を
1か月間をあけてくり返す事により、社会保険
加入を免れる雇用形態でした。
それで安定した仕事の価値がなくなり、パートと
して収入の足しにする人しか来なくなります。
誰でもできる訳ではありませんが市と県の
アルバイトを1か月交代で
交互に行うという荒技もありました。
財政状況の厳しさから、経費減を実践し続け
なければならない自治体は、立場の弱い所
から削らざるを得ないのでしょうが
僕ら委託業者も含め、官製ワーキングプアが
社会問題となり、貧困のスパイラルから
抜け出す方法はないものでしょうか。
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