2024東京都知事選で2位となり、
話題をかもした石丸伸二氏。その立ち
振る舞いが話題になっています。
今回は、石丸氏のパフォーマンスを
鑑み、論破だけでは仕事にならないと
言うテーマで話します。
石丸氏が、なぜ嫌われたか。
理由は明快。
石丸伸二がキャリアを積んだ
社会人から心底嫌われる理由は
この人は仕事を遂行する気がない、
できない、と思われることに集約される。
高齢な地方議員らを喝破して、時に
地元マスコミをも論破して強めの言葉で
なじる姿は、映像系SNSで拡散された。
旧態依然とした地方議員と戦い、激しく
対立してでも頑張っている市長、という
印象を持ったでありましょう。
ところが選挙後のインタビューでボロが
出てしまった。
テレビ局司会者等の質問に対して
非常に悪い態度で振る舞いごまかし、
質問に回答せずにわけのわからない論法で
話すインタビュー動画により、一夜にして
強烈な石丸伸二叩きが始まった。
石丸構文と言われる所以ですね。
パワハラ上司にやられた人なら、
嫌悪感を感じるのではないでしょうか。
余計なお世話ながら、安芸高田市の
秘書課職員さんは、メンタルやられて
いないか懸念されます。
石丸氏は、主にネット配信を武器として
戦ってきた。ただそれは加工された
コンテンツであったこと。
それがメディアの生インタビューで、
ボロが出てしまった。これは今後大きな
教訓になるでしょう。
彼が仕事ができない、遂行する気がないと
思われたのは
人を動かすためには論破や恫喝を
するのではなく、人に気持ちよく、
時に緊張感をもって働いてもらうために
時には下手に出て、時には強くはっきり言う。
正論だけで人は動かない。という事を理解して
いなかった点でしょう。
社会人の仕事は何でも、より高度な仕事に
なればなるほど、一人だけで実現できる
仕事などありません。
さらに人間関係やコネクション、時に
したたかに動くことが大切になってくる
わけです。
どれだけ人を動かしたか、仕事の成果は
それに比例します。
なぜ僕はこんな話題をピックアップした
かと言えば、警備に限らず正論で論破する
事が、成果と思っている人がいる。
成果であっても、所詮は警備室や詰所の
中での雄叫びであり、どれだけの人を
動かしたのか。
その場で、相手を論破すればいいなんて
思っていると、もっと大きな成果を出す
人に、やられてしまう。
というか、正義の雄叫びの割には
大したことはない、という評価になる
でしょうね。
その場の主張で、評価されるには
積み上げてきたものが要る。
人間関係の拡がりですね。
業務時間以外でも、仕事関係の人と
付き合って、気に入られ、他にも仕事の
機会を与えられたり情報を得ていく。
関係者を巻き込んで、仕事をこなしていく力を
つけて、大きな仕事もできるようになっていく。
人脈作りとは、コストがかかるものなのです。
それでもコストを凌駕する、リターンがある。
そういった実力もないのに、一見立派な
理屈で、他人を魅了し、支配しようする
人のやり口が、一つ可視化された。
石丸氏の件は、いくらでも加工できる
ネットのパフォーマンスだけを見ていては
ダメ、という教訓であったのでしょう。
奇しくもメディアのインタビューという
「生の声」が、大衆に気づかせるきっかけ
になった。
中年以降は、言っている理屈よりも
どれだけ人を動かしてきたか、この
結果・実績が、基準になる。
この人は、職場を長期的に良くしたい
のか、それとも他人を抑えて場を支配
したいだけなのか。
いくらええかっこしいしても、石丸氏の
インタビューよろしく、実力がなければ
ボロが出る。
警備なら、要領よく立ち回っている
ようでも、ここ一番で大きな失敗を
してしまう。
皆さんの周りに、そんな人
いませんか?
人間は実力通り、分相応になっていく
ものなのです。最大瞬間風速ばかりを
注目するのは危険です。
アンケートサイト i-Say
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