今回は、前回記事の続きです。
リーダーに求められるものは何かに
ついて深堀りします。
前回記事では以下のアンケートについて
の意見を紹介しました。
警備検定2級者に求められる、リーダー
としての資質は何だと思いますか?と
いうもの、選択肢は以下4つ。
@人格(性格、協調性等)
A技術(誘導技術、業務知識等)
B指導力(経験の浅い人を任せられる)
Cその他
アンケートの結果は、@がぶっちぎりで
過半数。ABは2割程度でCは一ケタ。
先日、上記のアンケートを知人警備員に
聴いてみました。複数の現場の生の声です。
やはり回答は@。その理由とは?
ABは必ずしもリーダーが担当しなくても
よい。得意な人が教えればよい。
それをまとめるリーダーは、やはり人格
が大事。いわゆる隊員の精神的な支柱と
いった役割を期待されているようです。
話は逸れますが、僕はかつてある高校
サッカー監督の講演会に行ったことが
あります。
名門校で、全国優勝を果たし
Jリーガーを多数輩出し、日本代表を
務めた選手もいます。
時期はW杯フランス大会への予選を
戦っていた頃。
日本が最初のW杯へ出れるかどうか。
公演の中で、当時日本代表で主将を務めて
いた、井原選手の話になりました。
彼はサッカー選手として、技術的に
うまい方ではない。
しかし、皆の精神的な支えになるから
主将をやっているんだ、との事。
蛇足ながら、小野選手の台頭を予言して
いました。
リーダーは役割であって、すべてに
おいて優れているとは限らない。
極端な話、こいつが現場にいれば
なんとかなる、変なトラブルは起きない
といった、安心感のようなもの。
それをバックアップするのが人格なの
でしょう。
前出の警備員さんによれば、こいつが
いれば現場が締まる、という隊員がいる
そうです。
技術や知識も大事ですが、その人の持つ
人格の奥にある「徳」のようなものも、
無視はできない、という事でしょうね。
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