ある花火大会で物議をかもした一件が
ありました。以下がその報道です。
今年は有料の観覧席が設置された会場の
周辺約2キロにわたって目隠しとなる
フェンスが設置され、
それに反対する地元の自治連合会が
“開催反対”を求める決議文を提出するなど、
地元が“歓迎しない”中での開催となりました。
これに対するSNSでのコメント。
「庶民は花火大会も見れないのか」って
言われているけどそうだぞ。
花火大会はずっと無料でやってたけど、
企業からの協賛金が集まらなくなって
きたから有料にした。
花火をあげるのにも金がかかる。
タダで見れてた今までが異常であった。
これに対する反論もありました。
皆さん、どう思いますか?
もちろん雑踏警備を担当する方は
大変です。警備を手配するのにも
金がかかる。
現場で警備にあたる隊員にとっても
責任の割に報酬の低い仕事です。
マナーを守らない観衆や、クレームへの
対応、それでいてお客様の安全を守ら
なければならない。
このような背景から、警備が手配できず
中止になる花火大会も増えてきました。
過去記事でも紹介しています。
要するに、金がない。社会の衰退を
認めろということなのでしょうか。
これまで無料だったサービスが有料に
なったものは少なくない。
行政・財界のトップが発展・進歩・向上
を喧伝してきましたが、建前と裏腹に
現実は厳しかった。
消費者側も、過剰なサービスは辞退する
位の態度でないといけないのか。
便利で楽しいといったサービスの裏側で
働いている人達の労務管理について、
想いを馳せてみる。これが鍵です。
この品質やサービスを提供するのに、
どれだけに負荷があったのだろう。
無理をしていたんだろう。
こういった消費者側の少しの想像力が、
過剰な品質やサービス提供に対する、
ストッパーになりうるかもしれない。
金がない、衰退する社会を認めた上で
お互いにギスギスしない道を探すのも、
コミュニティ維持には必要でしょう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image