今回は過去記事「美しい警備」に
関連して、警備に限らず仕事のできる
人の特徴について観ていきます。
上記記事で、人間関係に亀裂を生じ
生産性を下げる要因として、言葉使い
を挙げました。
それをもっと広げ、大きな視点での
生産性について、語ります。
まず、仕事ができるという事はどういう
ことでしょうか。
ここでは、生き残るという結果を出した
人、そう定義します。
警備なら、入札に負けても別の受け皿が
用意されている。または、別会社に移籍
することができた。
どんなに警備隊で主導権を握ろうとも、
クライアントから評価されていようと、
お払い箱になってはいけない。
使う側から見て、生産性がなかった
という結果に他なりません。
厳しい事を偉そうに言ってしまい
ましたが、かつての僕もそうだった
のです。
このように、やるべき事(巡回など)を
するのは最低限の仕事ですが、それ以外の
業務も積極的にこなしている。
それなのに、働きの割に報われないという
人、いませんか。
第一の原因として、人間関係の構築
特に上司と上手くいっていない。
カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」
の最後から「施設警備3〜ブラック企業編」
の冒頭で紹介しましたが
僕は直属のY課長と上手くいっておらず
入札に負け、Y課長の敗戦処理で干され
警備会社A社を退職する事になります。
要領良く立ち回っていた隊員は、既に別の
受け皿(施設)を用意されていたのに。
A社退職を伝えたところ、Y課長の行いを
知らなかった社長は驚き、慰留されましたが
B社からのオファーが来ていたので、お断り
しました。Y課長の敗戦処理の失敗でした。
Y課長といい関係を築けなかった、お前の
要領が悪いだろうと言われるかもしれません。
その通りです。
上司との関係悪化、特に感情的に対立して
しまうと、僕のように干されるリスクが
上がります。
入札に負ければ干されるな、と予測できる
なら、転職に向け動き出した方がよさげ
ですね。
第二に、発するところ(こころ)が貧乏
だと、貧乏くじを引き寄せやすい。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社で、僕の他にもう一人、当務時の
責任者(班長)がいました。
彼は責任感も強く、やることもマメで
書類作成も手抜かりがありません。
仮眠時間さえ削って行いました。
他隊員の足りないところの指摘も鋭く、
指導も細かい。
だけどここ一番のセンスがないというか、
会社が出資して特別講習まで受けさせた
雑踏警備2級に落ちてしまいます。
今思えば、彼は別の仕事をすれば
よかったのでは。
生産性を左右する、発するところ
(こころ)については、過去記事
「自分はどうしたいのか」を参考に。
まとめると、仕事ができる人をざっくり
言えば、一連の所作が美しい。
その人が仕事をすると、時間が美しく
流れていき、変な角が立たない。
それは人間関係の角が立たぬよう
根回しをしており、余計なことを
しないから。
これと逆なのが、積極的に動いても
どこかギクシャクする。
センスがないと言えばそうかも
知れませんが、自分がどんな結果を
創り出したいのか。
動く理由が、他人を抑えてマウントを
取ってやろうとか、クライアントに対し
自分だけええかっこしいをしたいとか。
そんなスケベ心(笑)が根底にあれば、
結果もいやらしいものになりますよ。
使う側もバカじゃない。
職場でどんなに目立っていても、最後に
貧乏くじを引くのはこのパターンでしょう。
そんなことをするくらいなら、淡々と
業務遂行をするほうがまだましです。
自分は仕事をしている。組織に貢献して
いる。と自負していても、いらぬ所で
角を立てて生産性を下げていたり。
仕事(ビジネスではなく)は究極自己満足
なんだけれど
自己満足が、使う側の「他者満足」と
すり合わせを行わないと
この人は、仕事の割には貧乏くじを
引いているね、という結果になる可能性
が高くなります。
美しく業務遂行するには、個人の努力
だけではなく、環境も大事。
個人の努力でどうにもならない環境なら
自己責任で新天地を目指すのも一考です。
アンケートでおこづかい稼ぎ
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