今回は、警備に限らずセキュリティ関係
の現場を、責任者としてハンドリングする
コツについて語ります。
仕事現場は、刻々と状況が変わります。
施設警備もそうですが、交通誘導や
雑踏警備も状況の変化が激しい。
過去記事で記したように、最初の青写真を
描いておく、というのも重要ですが
それだけでは、何が起こる分からないと
言った不安は払しょくできません。特に
経験値が少ない時はそうです。
ここで役に立ちそうなのが、臨済禅師の
教え。
随所に主となる、言い換えれば自分が
主体となって現場をコントロールして
いる、そう思う。
そんな事を言っても、自分の権限の及ぶ
範囲は限られている。完全にコントロール
(ハンドリング)するのは不可能だ。
そういった声が聞こえてきそうです。
僕が言いたいのは、現実のコントロール
術というよりも、マインドセット。
自分の心をコントロールする。
例えば、ジェットコースター。
恐怖心を減らす方法があります。
それは、自分がジェットコースターを
操縦していると思い込むこと。実際は
コントロールできませんが。
そう思う事で、状況に心を乱される事が
少なくなる。もちろん事前準備、想定
される状況には準備が要ります。
自分が現場をハンドリングしている。
事実とは違うのであっても、気持ち
だけはそう思う。
そうやって経験値が増えて来れば、
自信が醸成されていきます。
もう一つ、リーダーのマインドセットで
起こった事について、大したことないんだ
と思う。
生命や財産など、取り返しのつかない
事ならともかく、それ以外の事は大抵
何とかなるものです。
但し、これは自分自身に言い聞かせる
言葉であって、他人に言う言葉としては
適さない。
それでも、起きたミスについて苛烈に
責められたら、転職と言う形でその職場
を清算するのも一手。
僕個人も環境を変えて、後で思い返して
見れば大したことなかったと、思える事も
しばしばです。
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