僕が警備員を辞めた理由

今回は過去記事「職場の卒業試験」の
続編と言うか、補足になります。



今の職場を卒業して、転職しようと
決断する、目安となるものが欲しい。



例えばこの業務がつつがなく遂行
出来たら卒業試験合格だ、などの
目安を提唱するものでした。



今回は、その目安において「運」という
要素を深堀りしてみます。



お断りしておきますが、以下に示す目安
は、僕の経験則から見出したもの。



故に僕の示す目安は絶対ではありません。
参考程度にしてもらい、実際に転職する
際は、自己責任でお願いします。



さて、運と言いましたがどこで測るのか。



上記で僕は業務がつつがなく遂行できれば
合格、と一つの目安を言いましたが
自分の業務範囲だけではないのです。



例えば交通誘導警備で、規制区間内で
工事業者が、重い資材をトラックから
降ろし損ねて大けがをした。



または国道沿いの試掘で、水道管本管を
ユンボで破ってしまい、派手な道路出水
で大騒ぎになった。（これは実話です）



どちらも警備の責任ではありません。
しかしながら僕的には卒業試験合格とは
言えない。



その理由は、とばっちりであっても
アクシデントが起こる現場に
居合わせる事自体、運がないから。



その日の現場を卒業試験と設定したから
には、警備の所掌外であっても起こった
事に意味がある。



要するに、転職に足る運が合格点に達して
いない、と観ます。少なくとも青信号では
ないでしょう。



以前僕は、どんなに周到に準備して
戦略的に動いても、転職に運の要素は
排除できないと言いました。



運気の悪い状態で動いても、ろくな結果に
ならないと思いませんか？



自分の今の状態を点検する事が、行動を
起こす前に必要なのです。



さらに、転職には想定外が付きものです。
いい方の想定外もたまにはありますが、
悪い方の想定外に見舞われる方が多い。



運気が悪いと、悪い方の想定外にアクセス
しやすくなっている。こんなはずじゃ、と
後悔するわけです。



加えて言うならば、仕事とは家を出てから
無事に帰ってくるまでと考えます。



それで行くと、通勤中のアクシデントも
看過できません。



バイクで通勤していて、怪我をせずとも
転倒してしまうのは黄信号と観ます。



自分で卒業試験と設定した以上、起こる
事はすべて自己責任と考える。



業務外であっても、現場をハンドリング
するくらいの気持ちで臨みましょう。



そのくらいの運気の後押しがあってこそ、
転職は上手くいくものではないでしょうか。



もちろん資格や経験など、市場価値も
大事ですが、タイミングや運が悪ければ
意味がない。



ここで大事なのは、自分で決めた事に
対して、何が起こったかで未来を予測
するということ。



いわば、転職の前哨戦と位置づけて
いいと思います。志した時から転職は
始まっている。



卒業試験と自分で設定するのは、実力と
運が十字に組んで、分相応な環境に
アクセスできるかを見極めるため。



最後に、今回は運と言う抽象的な話に
なりましたが、現実的に運を上げる
方法はないものでしょうか。



感謝とか、他人の悪口を言わないなど
昔ながらのものもあります。以前記事に
した事もありました。



さらに言えば自分は強運だ、恵まれていると
口に出すのも効果的です。これで差をつける
事も可能ですね。



ちなみに、メジャーリーグ大谷選手が
高校生時代作成したマンダラチャートを
見たことがある人もいると思います。



「大谷マンダラチャート」で検索。
いわゆる目標達成シートですね。
運と言う項目もあります。



運気やその他の要素が不十分でも、
面接慣れしていたり、要領が良ければ
採用される事もあるでしょう。



しかし、それでは転職した後に苦しむ
ことになる。環境とのミスマッチが
起きる可能性大です。



運とは、自分が活躍できる環境に
アクセスするために必要なのです。

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