僕が警備員を辞めた理由

本ブログは、警備員からの転職について
が大きなテーマになっていますが、今回
は逆説的な記事になります。



自由が欲しければ警備員がお勧め。
但し、条件があります。



まず、大手警備会社はお勧めできません。
その理由は、安定した給料を得られる
代わりに、厳しい管理下に置かれてしまう。



７０代になりますが、現役で準大手
警備会社に勤めている知人がいます。
指導教育責任者（施設）資格を所持。



彼曰く「給料はそれなりにいいけれど、
若い人は続かないだろう」



現場仕事の厳しさもさることながら、
厳しい管理下に置かれる事ではないか。



自由が欲しければ、大手警備会社は
ＮＧ。そこで中小警備会社に焦点が
当たってくる。



中小警備会社と言っても、どこでも
いいわけではありません。



労務管理がしっかりしていることが
条件。



３６協定すら結んでいなかったりと
労基法を蔑ろにする会社は論外です。
最低賃金を割り込んでいるかも。



日給月給制であっても、年休が取れる
（年間最低５日）くらいの労務管理は
あってしかるべき。



コンプライアンスを遵守していれば、
中小でもしっかりしていると思います。



この、自由を求める生き方は
高給＆安定給与とトレードオフ
なのです。



どちらかと言えば、警備員になる人は
自由が欲しい人が多いのではないか。



知人に、こういう人がいます。
産廃業者の運転手として働いていたが
平日パチンコに行きたい。



そこで、地元中小警備会社に転職した。
彼は平日パチンコに行く自由を得て、
満足しているようです。



中小警備会社で自由にやるには、
さらに条件があります。



それは、過度に期待されないこと。



期待されれば、ゆくゆくは幹部にと
いう話を持ち掛け、拘束しようと
します。



現場のリーダーになれ、指導教育
責任者の資格を取れと、キャリア
アップにフォーカス。



そうなると、自由が奪われてしまう。



中小警備会社では、幹部になるのは
ほぼ出来レースで決まっているもの。



自由を得るには、現場の一兵卒として
働かしてくれるのが条件。



産廃業者から警備員に転職した彼は、
交通誘導２級資格は持っていたよう
です。



主に駐車場警備など、交通誘導と施設
の間のような現場が得意のようでした。



会社としても、それ以上の期待はして
いないようです。



無理やり幹部にと、捕縛してくるような
会社は、人手不足であり人材育成にも
力を入れていない。



それでいて、自分たちは一流といった
勘違いがあります。



待遇は中小、期待だけは大手。
そんな環境は離職者の多さに見て
取れます。避けましょう。



警備員が嫌になるのは、給与の安さ
だったり、拘束時間の長さだったり、
社会的ステータスだったり。



それらと引き換えであっても、自由が
欲しい。平日パチンコに行く自由も
そうですね。



この、自由な生き方を実現する一手段が
しっかりした中小警備会社で働くという
ことなのです。向き不向きはあります。



待遇はともかく自由が欲しい労働者側と、
それでいいよと言う使う側の思惑が一致
すれば、WIN-WINの関係になれます。



長く続く職場は大抵このパターン
でしょう。それが崩れた時に
退職となる。



一定の経験と資格があれば、自由を求め
警備会社を渡り歩く事も可能です。



または、入札に負けて現場を他の
警備会社に取られても、制服だけ
変わって居続けるという技も。



警備では、会社以上に現場が大事な
事も少なくありません。自分が
居心地がいい現場（職場）。



自分の自由を実現する、ライフスタイル
を維持するには、この現場が最適という
事もあり得ます。



言い換えれば、職場でのリソース消耗が
最低限な環境なら、自分のやりたい事が
楽しめる。



労働者として、不届きなという声も
あるかもしれませんが、それも一つの
生き方です。



自由な生き方を実現する手段として、
警備員を選択する。上手くやっていける
なら、それも悪くはありません。

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