今回は、中年になって転職する時に
わらしべ長者戦略を持って臨む姿勢が
有効、という話をします。
わらしべ長者戦略とは
「50歳から花開く人、50歳で止まる人」
(有川真由美著)からの提言です。
価格:1,485円 |
わらしべ長者については、かいつまんで
言えば以下のようになります。詳細は
上記リンクを参照願います。
ある一人の貧乏人が最初に持っていたワラを
物々交換を経ていくにつれて、最後には
大金持ちになる話である。
今では、わずかな物から物々交換を経ていき
最後に高価な物を手に入れることに対する
比喩表現としても使われる。
なお原話(今昔物語集)の結末は馬と田を
交換して地道に農作物の収益で豊かになる
と言うものである。
新しい事を一から始めるのではなく、
すでに自分の持っている価値をもとに
して新たな価値を生み出す。
わらしべ長者戦略のポイントは、
相手のニーズに応えるということ。
警備のスキルって、ニーズはあるのか?
と思われるかもしれません。
危機を未然に防ぎ、顧客の生命と財産を
守る、安心を売るのが警備の仕事。
僕の見つけた地元求人では、油槽所の
夜間当直の仕事がありました。
夜間の監視業務に精通した、施設警備
の経験が活きてきます。その他セルフ
スタンドの監視業務もあり。
但しどちらも、危険物取扱者(乙四)は
要るようです。
駐車場警備の経験があれば、駐車場管理
の仕事もあったりします。
警備員としてではなく、管理人としての
業務。待遇は雇い主次第です。
いわゆる同職異業に近い転職ですが、
これで経験値を積んだり、人脈を作れば
新たなニーズに対応する事も可能です。
同職異業の転職と言いましたが、警備と
少し違う仕事に就いて、そこで培った
経験なり、スキルを活用する。
そうして、もう少し違う仕事に就くこと
ができるようになる。
その中に、警備ではなかった待遇や
福利厚生に恵まれた職場に巡り合う
ことも。
ここで、警備なんて仕事じゃないから
そんなに上手くいかない、という人の
意見は無視しましょう。
そういう人は、警備という仕事を見下し
真剣勝負してこなかった人です。年金を
貰うまで、警備に居続けるでしょう。
警備であっても、検定資格を取り部下を
指導する人もいるのです。マネジメント
能力が鍛えられます。
施設警備などで、チームを組んで行う
仕事では、使えない問題隊員の面倒も
見たりすることも珍しくない。
大変な事です。自分もシフトに入れば
プレイングマネージャーと同じ。
責任者に就いたことがあるなら、職務
経歴書などでアピールをしましょう。
中年以降は、体力も落ち新たな世界へ
飛び込んでいくのはためらうもの。
だからこそ、今ある価値を元に少し
違う世界へ移動する。そこで経験値を
積んで、また少し違う世界へ移動。
警備の仕事を粗末にせず、忠実に仕え
そんな自分の価値を必要としてくれる
人がいるか、アンテナを高くする。
求人検索サイトを閲覧したり、登録する
ことで、情報網を張っておく。
また過去記事で、何度も勧めていますが
職業訓練に行くのもいい。
前出の危険物取扱者の資格ですが、僕は
職業訓練に行っている時に取りました。
「自分の価値を高める」「自分の価値
に対するニーズを捜す」は両輪ですね。
僕も警備業界から転職できたのは、
苦し紛れに応募した児童福祉施設の
求人でした。
時間が短く、給料もそれなりだったので
最初はスルーしようと思いましたが
その施設直雇用の守衛職でありました。
警備業務という求人票の文言がヒットし、
文字通り藁をもつかむ思いで応募。
警備の経験が買われて、採用されました。
警備とは別業界に踏み出せた一歩でした。
まさに転職で0→1を達成したのです。
非正規であっても、大きな組織に勤める
のは、人脈ができるというメリットが
あります。
これまで、地場中小警備会社がメインで
働いてきた僕にとっては、画期的なこと
だったのです。
仕事的には、似たようなものであっても
働く組織(環境)が違えば、キャリアに
与えるインパクトは大きいものです。
アンケートサイト i-Say
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