カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社隊長についてです。
今回は、既得権益を乱用しすぎると恨み
を買い、業界内敵ばかりになって身動き
できなくなる、という話です。
過去記事「ヤクザの回状(前・後編)」
が元になっていますが、警備は堅気の
仕事なので、イメージ的にどうなのか。
そこで、リライトを兼ねて再編集した
ものです。
全国規模のビル管理会社であったB社。
警備は主に外資系保険会社ビル。
地元に警備現場は一つだけ。
本社は東京ですが、全国各ブロック
主要都市に支店があり、人事権を
持っているのは支店長。
地元の現場は、支店からも離れています。
事務所所長が唯一の窓口。
それ故、所長と結託しクライアント側の
権勢をバックにやりたい放題。所長とそり
の合わない前隊長を因縁をつけて解雇。
リーマンショック後、人員削減の大義名分
を以て、同じく隊長の気に入らない部下を
因縁をつけて解雇。これは禍根が残った。
カテゴリ「暗中模索編」にB社現場の結末(前・
後編)にあるように解雇になったと思われる
隊員の逆襲(告発)で組織転覆。
インターネット掲示板への書き込みが、
クライアント側の目に留まったそうです。
信用を失い、臨時入札でTHE END。
全員解雇(受付女性2人は残った模様)になり
元隊長は職業訓練に行った後、今度は地場中小
警備会社であるD社に入社。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
に紹介してありますが、僕は彼と入社時に
鉢合わせになるハプニングがあり。
しかし、彼はD社も約3か月で退社。
約1年後、地元中堅警備会社が警備する
商業施設に、彼が入社したという情報が
ありました。
その商業施設には知り合いの警備員が
勤務しており、聞けばパワハラと言って
3日で辞めたらしい。
自分が部下にやってきた事は何なんだよ。
もう彼は平隊員では勤まらないかも
知れませんね。
こんな形で警備業界を転々としている
のでしょうか。
別会社で彼の元上司であった
1号指導教育責任者の知り合いは、
その状況を聞いて言いました。
「こうなればヤクザの回状と同じだ」
彼の性格をよく知る1号指導教育責任者の
知り合いだからこそのコメントなのでしょう。
ここで言う回状とは、破門回状のことらしい。
他の組に入れないようお触れを回す通知。
まるで地元警備業界から爪はじきに合うような
処遇ですが、それだけ恨みを買ったという事か。
元上司であった知り合いはこう続けます。
彼は路頭に迷い、給料月10万ほどの
零細警備会社しか行く所はないだろう。
今思えば、気に入らない部下を強権発動で
排除したり、組織を私物化してきたツケが
回って来たのか?
部下や組織は子供のおもちゃではない、
小さな権力は大きな力で踏みつぶされる。
それも上司である所長と徒党を組んでの
所業でしたから・・・深いね、業が。
隊長のバックであった所長もB社退職後、
地元のビル管理会社に就職したようです。
社内の立場もおぼつかないようで、タワー
パーキングの管理人をしている模様。
元隊長も今どうしているかわかりません。
ただ警備は堅気とはいえ、板子一枚下は
何とやらの業界。
自分のやってきた事が、跳ね返ってきた。
因果応報といえばそれまででしょう。
こうなると、もはや警備業界には居場所
はなく、下方転職するしか道はない。
肌寒い想いがします。
これを読んでいる皆さんは、元隊長の
ようにはならないでしょうが、自分の
上司になる可能性はあります。
対抗策として、最低限の役割だけ果たし
平隊員でいるのが、最上の防御法。警備
なら可能でしょう。
下手に責任感を出して、活躍し直属の
部下になってしまうと、パワハラの
餌食になります。
自分が活躍できる組織は何か、見極め
ましょう。
組織としては、長くないでしょうから
次の就職先を模索しておくことです。
触らぬ(疫病)神に、たたりなし。
しじみエキスWのオルニチン
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