今回は、警備員からの転職で躓きやすい
点について、留意事項として挙げます。
結論はタイトルにある通りです。特に口が
立ち、要領良く生きてきた人が陥りやすい。
まず、議論と論破は別のものです。
自分の意見を手段を問わず押し通すの
は議論とは言いません。
ところが、警備では相手を力で抑えた
者勝ち、になりがちです。
そんな人が警備以外に転職したら
どうなるか。
自分の正義ばかり主張し、論破の為の
論破。
または議論の前提から外れているのに、
生産性のない議論に熱くなる。自分の
意見に酔っている事に気づかない。
そんな人は遠からず孤立していきます。
自分よりレベルの高い環境に行った、
という認識がないのです。
前職(警備を含む)の観念で語っている。
警備員の議論力なんて、大したことはない
のに。
こうなる第一の原因は、警備を「卒業」
して転職していないから。
もっと言えば、転職先に相応しい
自分になるための修業が足りない。
警備で同僚または部下から大きな
恨みを買っていなかったか。
警備員で敵が多かった人は、転職先でも
敵に恵まれやすい傾向があります。
それを防ぐには、天狗の鼻を折られるが
ごとく、痛い目に遭うこと。まさに僕が
そうでした。
もちろん、社会人として全うで周囲から
「君は警備以外の仕事をすべきだ」
と言われるレベルなら問題ありません。
なぜ論破がいけないか。僕は正論を
言っているはずなのに。
正しい間違いという次元ではないのです。
それは、相手のメンツを潰したり
恥をかかせたりする行為だからです。
逆に、上記に配慮した
大人の議論なら合格でしょう。
警備なら、いくら論破しようが力関係
で抑え込むことができます。
しかし、警備以外でそれが可能
でしょうか。
抑え込む力がなくなれば、反撃される
には目に見えています。無駄に敵を
増やした結果です。
人は強者側に立った時、
人間性が試されるといわれます。
反撃までされなくても、いざという時
力になってくれなかったり、同僚に
足を引っ張られてみたり。
これまで要領良くやってきたけれど、
新しい職場では、通用しないと謙虚に
構えた方がいい。
この辺は、警察官や自衛隊などの公安系
公務員が、警備で活躍するか使えないかの
両極端になりがちなのに似ています。
前職の誇りを持つことは悪くはありません
が、まったく別の環境なのです。
この点に留意し、虚心坦懐(先入観を捨て
素直な心で臨むこと)に取り組む姿勢を
見せれば、変な角は立たないでしょう。
警備は白黒つけるのがかっこいいと
思われがちで、現場で論破した側の
意見が通りやすい。
こうして現場で主導権を握った者が
美味しい思いをする傾向に。
これは管理者の問題でもあり、
恥をかかせたり、メンツを潰す行動は
社会人として不適切だ、と注意すべき。
しかし、現場にそこまで介入してくる
上司はなかなかいないのが現実ですね。
最後に、メンツを潰したり恥をかかせ
たりする以外に、やってはいけない
行為は恩を仇で返すこと。
これは、僕も身につまされ耳の痛い事
なのですが、論破の過程でやってしまう
可能性があります。
論破もそうですが、お世話になっている
体制側への批判も該当するでしょう。
批判のための批判はするけれど、力の
ある人に対しては、おとなしくなって
しまう。
そんな見え透いた要領なんて、上司は
とっくに見抜いています。
総じて言えるのは「口は災いの元」
いい年して自分が見えていない人が
良くやりますね。僕に対する自戒も
込めて。
何をしゃべるかは知性、何をしゃべらない
かは品性と言われます。
いくら弁が立ち、知性を見せても
品性下劣ならば、知性も否定されます。
警備を続けるにしても、品性は大事です。
むしろ品性の方が大事かも知れません。
こいつは品性下劣だから、警備員しか
できないんだ、なんてクライアント側を
含めた周囲に思われないようにしましょう。
【ファンケル】通販限定!4週間分でお試し1,000円!
↑詳細はクリック
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image