今回は警備であっても、どういう評価の仕組み
なら有望なのか、ヒントのような記事です。
タイトルにあるように、人によって成果が違う
仕事が、有為な人材を集めていく。
例えば、販売や営業職でこの人なら売り上げが
上がる、仕事を取ってきてくれる人材は重宝されます。
今でもそうですが、今後はその差がさらに大きく
なると予想されるのです。
翻って警備はどうなのか。
僕はかつて「ナイトマネージャー」と呼ばれて
いました。本来はホテルの夜間時間帯の責任者を
指すようです。
警備の夜勤時に、トラブルが少なかったから。
他の夜勤帯の責任者に比べて、です。
警備における最上の成果は「トラブルがないこと」
これに貢献しても、賃金は上がらない現実。
こう言うと、もう警備業界はダメなんじゃないか
と思われるかもしれません。
確かに僕は警備業界を去りました。
転職もやぶさかではありませんが、今から言う
環境が整備される職場ならば、望みはあります。
警備員の成果に報いうる一つの目安は資格です。
設備管理の仕事のように、資格手当の拡充を
する職場なら、成果にある程度報いてくれて
いるでしょう。
ただ検定や指導教育責任者などの資格を持って
いても実務で使えない人もいます。
そこで資格+リーダーシップを評価する
仕組みが要る。
前述のように夜勤帯でトラブルが少なかった
のはリーダーシップの軽い一例です。
もっと掘り下げれば、警備隊の責任者として
部下を指導し、検定合格者を何人出したかを
評価する。
トラブルが少ないに加え、検定合格者という
成果を出した。これを評価しない会社はどうか
してる。
警備業界はリーダーシップに対する手当も
しょぼいもの。代わりに現場でマイルール乱用
させる権限?を与える会社もあります。
「君に期待している」「君は会社をしょって立つ
隊員だ」といくら口で言っても、評価が賃金に
つながらなければ辞めていきます。
警備で部下を指導するのは、大変なのです。
施設警備で言えば、大体どの警備隊にも
お荷物的な隊員が一人はいる。
その隊員の尻拭いをして、業務を遂行する。
指導といっても、お荷物隊員のフォローで
終わったりします。ヘロヘロです。
もし責任者が、お荷物隊員にフォローまで
手が回らず、トラブルが頻発するように
なって、会社は腰を上げます。
使う側としては、小さなトラブルはあっても
業務として回ればそれでいい、という考え。
それが大トラブルに発展して、警備契約を途中
解除される憂き目にあったケースを知っています。
有為な責任者を粗末にした結果なのです。
トラブルを未然に防ぐため、必死に従事する
隊員は、評価しなければならない。
そのための仕組みが要る。
どこの業界もそうでしょうが、有為な従業員は
全体の2割。彼らが業務を回しています。
一方、有為でない隊員が不当に多額の手当てを
もらっているケースもありました。この業界では
少なくない闇です。既得権益の一種ですよね。
以前勤めた警備会社で、隊長の業務はどんなに
大変か、僕ら部下に通達したことがありました。
隊長手当を5万ももらっているのに?警備業界
では超破格の待遇です。
5万もらって大変なら、隊長辞めて平隊員に
なれば。そう思ったものです。
その待遇だと、警備員の模範となるのは言うに
及ばず、社会人としても全うであるべき。
それなのに、彼の勤務態度はお粗末なものでした。
上司より部下が仕事をしているのに評価されない。
この不公平感が、退職につながる。
さらに言えば、上司が部下の成果を搾取されて
いると感づかれれば、禍根が残ります。
もはや堅気の仕事なのか分かりませんね。
結論として、公平な評価の仕組みがない組織では
前に出すぎないのが、身を守る術の一つです。
ブラック企業の可能性も。
資格+リーダーシップを評価する仕組みがある
または整備する組織が、警備であっても
伸びていくでしょう。
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