僕が警備員を辞めた理由

過去記事「恥を捨てれば」で、屈辱を
バネにして、敗者復活しましょうと
いう記事を書きました。



今回は、受けた屈辱の元を取る考え方と
行動について語ります。



背景となっているのは、僕が警備に就く
前に、東京からUターンしてきて長期間
定職に就けなかった事。



履歴書を見れば一目瞭然です。消えない
人生の汚点。



当時はそう思いました。だけれども人生
ではなく、労働者としての汚点なのです。



これを施設警備２級の合格申請に行った時
味わう羽目になった。詳しくは上記記事の
リンクを参照下さい。



新卒で一括採用し、定年まで年功賃金で
暮らす。このモデル上の汚点。



旧態依然とした環境に居るほど、上記の
観念に縛られるもの。大企業やお役所など
はその筆頭。



当初僕は、警備業界からの脱出を志し
ました。警察の下請け業務のような
仕事から去ればいい。



屈辱と引き換えに貰った？施設警備２級
の資格を使い倒す。警備以外の仕事で。



ちなみに警備検定は国家資格なので、
履歴書に書きましょう。警備以外の
仕事を志すのであっても、です。



この資格、警備業界内でしか使えない
と思っている人がいるかも知れません。



警備以外の仕事でも、施設の管理業務
いわゆる守衛や管理人でも活きてきます。



それどころか、他の資格と組み合わせる
ことで、仕事の幅が拡がります。



以前紹介しましたが、地元油槽所の夜間
当直の求人がありました。危険物取扱者
乙四が要ります。



それに加えて施設警備検定資格があったら
どうでしょう。もっと有利になると思い
ませんか。



警備の資格を使って、警備業界外の仕事に
就く。これが屈辱の元を取ることなのです。



こうしてみると、屈辱への個人的なリベンジ
に聞こえるかもしれません。そこで僕が
目指すのは、その先があります。



警備からもう少しましな仕事を目指すのは、
（自由な）時間を作るため。警備業の宿命
である、長時間拘束を改善する。



作った時間で、新たな生き方の実験が可能
となるのです。これは警備業界にない醍醐味。



究極的には、自分の好きな仕事をする。
収入や勤務地を自分で選べる状況が理想。



旧態依然とした労働から自由になるのが
究極の目標。すべり台社会に対する反目
と言えるでしょう。



すべり台社会とは、僕のように一旦ドロップ
アウトした労働者が、二度と這い上がれず、
貧困に滑り落ちていくばかりの構造のこと。



これを読んでいる皆さんも、警備において
屈辱に塗れた経験があるはずです。屈辱を
タダでは済まさず、元を取りましょう。



受けた屈辱に比例して、情熱は大きく
なります。逆に言えば、屈辱を受ける
ほど真剣勝負してきたという事です。



警備だと、真剣勝負とはほど遠い
振る舞いでも、勤まる人もいます。
要領はいいのでしょうが。



僕がより良い生き方にチャレンジして数回
失敗し、痛い目に逢っても諦めなかったのは、
屈辱の元を取る考えがあったから。



警備で受けた屈辱は、警備に返せ。
警備業界から去って、より幸せになる
のが、最高のリベンジです。



ここに来ている皆さんは、出来ると思います。
検定資格が無くても、責任者の立場で仕事を
したことがなくても。



ここで一つポイントを言えば、検定資格や
責任者という肩書が無くても、影の責任者の
働きをしている事をアピールできればＯＫ。



警備のリーダーは社会人として痛い人も
少なくありません。そんな人を支える
のも立派な役割です。



警備という仕事を客観視する為にも、
別の仕事に就く事は意義があります。
比較する対象があるのは強みです。



もう自分は歳だから、といって諦め
たりしていませんか？確かに高望みは
危険だし、転職は自己責任です。



仕事を捜すのではなく、「居場所」を
捜すのです。これは中年以降の転職に
おいて最重要となります。



自分が低ストレスで働ける居場所が
見つかれば、幸福度は高くなります。
これは健康面でも大いにプラスです。

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