僕が警備員を辞めた理由

皆さんも聞いたことがあると思いますが、
労働者の給与の大半は、嫌なことの
忍耐料である、と。



昭和・平成の時代は当たり前のように
言われた常識？でしたが、これからも
そうなのか、が今回のテーマです。



ある人のSNSでの発言が発端でした。
嫌なことを我慢してやるから、お金が
もらえる。



というのが仕事と思っている人がいるけど
嫌なことをほとんどやらずにお金を稼いで
いる人は、いくらでもいる。



むしろ嫌なことをやらずにお金を稼げる
状態を作り出す努力こそが重要で



その状態になれば気分はいいし、生産性も
上がるし、好循環になる。
というものでした。



警備員が天職でないなら、もう少し
自分らしく生きれる仕事を捜しましょう。
これを提案するのが本ブログです。



究極は、嫌なことをしないでお金を稼げる
ようになる環境に身を置く事です。警備
からの転職は、通過点と思っています。



皆さんは仕事、警備業務に従事する際、
何が一番嫌ですか？



横柄な現場監督やクライアント、社会人
失格の隊長、マウント合戦に勤しむ同僚。
これらは人間関係。



安い給料や長時間労働、無理な応援でも
受けないと干されるプレッシャー。
これらは労務管理の問題。



あと警備員というだけで、見下される偏見。
警備の職責に理解がない人からの、理不尽
な風当たり。いわゆる社会的ステータス。



これらの嫌なことが、給与に化けているの
でしょうか。必ずしもそうでは
ありませんよね。



警備に限らず転職は、こういった嫌なこと
を改善するためにあります。なので何が一番
嫌で耐えがたいのか、はっきりしましょう。



どの職場にいっても、悩みはあるでしょう。
しかし、レベルの低い悩みからは解放され
るのでは？



嫌なことをしないでお金を稼いでいると、
こいつは楽をして・・・と蔑まれたり
するもの。



しかし、その気持ちこそが時代遅れになり
つつあるのでは、と感じます。



最近話題になっているＦＩＲＥ（Ｆinancial
Independence Retire Early)も一定の不労所得
を得て、好きな事をするのが基本思想。



上記実現のために、とりあえずの食い扶持と
して警備に従事する、というのも戦略的です。
投資で資産形成は必須ですが。



昭和の価値感と言えば、終身雇用・年功賃金
に裏打ちされた人事制度がベースにあり。



これは定年まであなたの人生の面倒を見て
あげるから、どんな人事命令でも聞いてね。
というものでした。



理不尽な配置転換も甘んじて受けなくては
いけない。自主退職に追い込む手段として
悪用する企業もあります。



この価値観が、給与は嫌なことへの忍耐料
と言われる所以でしょう。



すなわち、終身雇用・年功賃金が担保
されない環境では、成り立たない価値観
と言えます。



この「嫌なこと」が理不尽な人事命令ならば、
これを制限する方向に行かないと変ですよね。



最近の若い人は、理不尽な命令・人事権の
発動に対し、すぐ辞めてしまうと聞きます。



その嫌なことを我慢した延長に、何もない
と見抜いているからでしょう。



忍耐にも、将来に繋がる前向きなものと、
ただ我慢を強いる「忍従」があります。



忍従はもういやだ、する意義がないと
NOを突き付けた若者たち。



ジョブ型雇用に移行しつつある現状を
見ても、この流れは加速していきそう。



自分の夢や目標（上記FIREなど）を
達成する手段として、警備に従事して
いるなら、地味に凄い。



そんな人は、警備業に忍従するのでは
なく、自分が幸せになる手段として利用
しているのですから。



令和の時代は、嫌なことを出来るだけ
排除して、自分のパフォーマンスが
最高に発揮される状態でお金を稼ぐ。



組織にしがみついて、忍従することが
必ずしも自分や家族が豊かになることと
イコールではない。



こういった価値観が一般的になっていく
可能性があります。

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