僕が警備員を辞めた理由

皆さんは、警備に従事していて理不尽に
叱責されたり、結果を出しているのに
叩かれたりする事はありませんか？



今回は、そんな体験も無駄じゃない事
さらに、どういった方向へ活かせば
いいのかを深堀りしていきます。



どんな仕事にもプライドは必要です。
誇りと言い換えてもいいでしょう。



自己肯定感低くして、プライドを持つ
ことは難しい。



自分はお客様のお役にたっている。
ましてや警備は、お客様の生命と
安全を守る仕事。



プライドが無い方が変ですよね。



ただそのプライド、もっと高い次元から
見てみたらどうか？



これが今回の記事の核心です。



カテゴリ「施設警備２〜市役所迷走編」で
僕は一定の成功を収めました。



ボロボロの市役所警備隊を形にし、施設
警備２級検定を取り、クライアント側からも
認められている。



僕は誇りを持って警備に従事していました。
但しそのデメリットに気付いていなかった。



僕は会社やクライアント側の体制不備を
批判し始めたのです。



無理も無いことです。当時の警備員の扱いは
今なら許されなかったでしょう。



しかし、それを吹聴するような態度で周りに
言っていた。



言っている事が、正しくても逆に角が
立つもの。そこへの配慮がありません。



全員で無いにしろクライアント（市役所職員）
側からは「鼻持ちならない奴」と思われて
いたでしょう。



その天狗の鼻を
次カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」で
粉砕されるのです。



僕が警備員になる前は、仕事ができるのに
嫌われる人間の気持ちがわかりませんでした。



能力が高いと、低い人間にマウントを取り
たがるもの。



それがより高い次元、立場から見たらどう
映るか。傲慢にしか見えません。



今いる立場でのプライドは、より高い次元から
見たら傲慢ということだった。



その傲慢は、一旦叩かれて天狗に鼻を折られる
修行を経て、より高い環境でのプライドとなる。



もちろん自分を客観視できるなら、
そんな修業は不要です。



ただいい年してもそれができない人が
多いんですよね。僕もそうですが。



「鶏口となるも牛後となるなかれ」という
ことわざがあります。



警備で成功を収めれば、鶏口となります。
優越感を感じることができ、現場で部下を
抑えて、主導権を握る事も可能でしょう。



僕もそんな警備員さんを見てきました。
この時思ったのは、尊大な態度の人、
もう警備しか出来ないだろうな。



警備以外の職場では総スカンを食うだろう。
牛後になることすらできない。



と言うのは、自分が角を立てているという
自覚がない。いい年して自分が見えていない
のが原因です。



僕のように、警備からちょっとマシな
条件の仕事に就く為には、叩かれるという
プロセスが必要なのでした。



結論として、能力はあるのに理不尽に
叩かれるのは、別の環境を目指せと
いうことかもしれません。



もう中年でいい年だから、警備でお山の
大将か、一兵卒でぼちぼち行ければ十分。
そう考えるのも一つの生き方です。



もう年金までカウントダウンの歳ならば、
守りに入るのも無理はありません。



あまり痛い目に逢わずに、平常運転できる
なら、その道を選ぶのが無難でしょう。



ただ、それが許されないならば新天地を
目指すのも、もう一つの生き方。



より高いプライドで働く為に、今の低い
プライド、すなわち傲慢を叩かれる。



この修行は、若い内はともかく歳を
取るにつれ、きつくなっていく。
なので守りに入るのも、無理はない。



それでも挑戦する、という気概が転職に
おける原動力となるのでしょう。



能力を認められているのに、行き詰まるのは
別の生き方を示唆されている可能性が。



転職は、これまでの生き様を一旦リセットして
新たな生き様をインストールするようなもの。



その際に従来のプライドは役に立たない。
もちろん、業務で培った知識や経験は役に
立ちます。



高次でのプライドを再構築ができる人が、
警備員に限らず、転職に成功する精神性
なのです。

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