辿り着いた地場警備会社D社。
僕はここでも、翻弄される日々だったの
です。
詳しくはカテゴリ「エピローグ〜さらば
警備業界編」をどうぞ。
事務所スタッフから「あなたは幹部の
手のひらで泳がされている」と聞かされ
ました。
屈辱的ですが、今回はここからでも突破
できる、という話をします。
海千山千の警備会社幹部(警察OB含む)を
相手に、中年の一兵卒は無力に近いです。
こいつは、警備しかできないだろう。
それでも、僕は絶対に警備業界から脱出
する!といった情熱が勝ったのです。
当時の僕は、警備業界以外の知り合いが
いませんでした。地方で求人も少なく
ハローワーク頼み。
設備管理の仕事を目指し、職業訓練で
関連資格も取りましたが、いかんせん
求人がない。
その設備管理もビルメンテナンス業界の
中では、警備と同じカテゴリです。
「どこに逃げても、お前は詰みだ。
わっはっはっはー」というD社幹部の
笑い声が聞こえてきそうです。
それでも僕は、警備いやビルメンテナンス
業界から、縁を切る事に成功しました。
その辿ったプロセスはどういったものか。
まず最初に、自分が支配されている事を
受け入れる事。上記D社幹部の笑い声
然りです。
海千山千の戦略に首まで使って、虎視眈々と
逆転の機会をうかがう。プロレスで相手の
技を受けながら、カウンターを狙うが如し。
どんな優秀な相手でも、ミスはあります。
そのミスを逃さず付け込むのです。
D社幹部のミスは、僕を青果市場に異動させ
た事。変則勤務になった事で、ハローワーク
へ行く時間を与えてしまいます。
もう一つのミスは、僕に指導教育責任者の
受験を強要したこと。これから逆算して
退職日が決まりました。
警察OBであった部長の強引な人事から、
就職後1年経てば、指導教育責任者の受験を
勝手に申し込むに違いないと推測。
支配されている以上抗えません。
そうなる前に手を打つべし。
自分より優秀で、海千山千の強い相手の
手のひらで踊らされながら、スキを
伺う。必ず見つけられると信じて。
または、体制上スキが生じる機会があります。
組織とは矛盾に満ちたものです。
D社での1年は、ぼくが最初に勤めたA社の
5年分に相当する内容の濃さでした。
警備業の集大成?といえる1年でした。
まさにラスボスと対峙したようなもの。
経験値を積んで来たからこそ、ラスボス
に相まみえた訳です。
経験値が一定に達していれば、自然と道は
開けてきます。
逆に言えば、警備業界の脱出にはD社を経由
する事が、必要だったのでしょう。
結論としてまとめると
・絶対にあきらめない
・自分のできる範囲でもがく
自分を受け入れてくれる職場があると信じて、
求職活動を辞めない事。疲れたら少し休んで
も構いませんが。
相手の動きを見切り、相手がどう出てくるか
予想して、行動する。どんなに優秀であっても
必ずスキ(矛盾)がある。
相手より少しでも勝る部分は無いか探してみる。
知識だけでなく、人間関係も含みます。優秀で
あっても偏っている場合もあるのです。
僕がD社を辞めた時、ギリギリの「辛勝」
でした。次の仕事が決まったとはいえ
アルバイト扱い。
だけれどもそれが今の仕事に繋がった訳で
すから、辛勝でもいいのです。時間をかけ
勝利を大きくしてもいいのですから。
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