なり、雇用にも暗い影を落としています。
施設警備に従事していても、人員削減が
あるのではないか、と不安は尽きません。
交通誘導警備でも、工事が減れば待機状態
で収入は減っていきます。
大手以外の警備会社は、日給月給制が多く
休めばその分給料が減ります。これは
非正規雇用の労働者も同じでしょう。
得体のしれない不安にさいなまれている
時こそ、提案があります。
「在職中にハローワークに行くこと」
冗談じゃない、失業もしていないのに
なんでハローワークに行かなきゃ
いけないんだ、という声が聞こえそう。
在職中にハローワークに行く意味は以下の
２点。
・失業給付の資格の確認
・職業訓練のリサーチ
失業給付は生活費を得る命綱になります。
この受給資格の確認です。
まともな会社なら、１年以上勤めていれば
受給資格が発生します。
但しブラック企業なんかだと、雇用保険に
未加入の可能性もあります。
後に述べる職業訓練も、失業給付の資格が
あってこそなのです。もし未加入なら
ハローワークに相談しましょう。
会社の経営悪化で、ストレートに解雇なら
そのまま会社都合の退職になりますが、
警備業界は少し事情が違います。
仕事がありませんと待機を命じ続けます。
いわゆる干すという行為です。交通誘導
警備でよくある話です。
仕事がなければ収入がなくなり、隊員側を
兵糧攻めにして、辞表を出すのを待つ戦略。
こんなケースでの退職を想定して、
ハローワークに聞くのも意義があります。
例え自己都合退職であっても、会社都合の
退職と申し立てれば、認められるケース
があります。
従来の給料よりも８５％未満に減額された
とき、または業務時間の短縮で８５％未満
にまで落ち込んだとき。
給料の減額という項目ですが、申し立てる
にあたり証拠が要ります。給与明細が該当
するでしょう。
前にも書きましたが、自己都合退職と会社
都合退職では、失業給付において大きく
差が出てきます。
どっちみち退職するなら、会社都合退職
（特定受給資格者）を勝ち取った方が
いいに決まっています。
事前にハローワーク職員と相談する事を
勧めます。変な会社だと、隊員が勝手に
休んだからなどと因縁をつける可能性も。
ハローワークへ辞める前に行くのは、
退職した後の戦略を練るためのもの。
辞めなくて済むならそれに越したことは
ありませんが、退職前に心構えがあれば
もしもの時に精神的な余裕が違います。
事前に何をすればよいか分かっていれば、
他の事に知恵を回す事も可能です。
参考までに厚労省HPのリンクを貼りますので
良ければ参照願います。
次の記事では２点目の職業訓練のリサーチ
について、少し深堀りしていきます。
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