会社員は自分の肩を持ってくれる
人を増やすゲームだ、と聞いた事が
あります。
今回は、他人の力を借りる事に
よって、仕事や転職もそうですが
生きやすくなるヒントを語ります。
ここで強調したいのは「巻き込み力」
周囲を巻き込んで、成果を出す。
自分個人の能力はあまり関係ない。
この巻き込み力に長けていると、
成果を出しやすい。コラボレーション
で成果を出す。
その為には、誰が何が得意で
今何に従事しているか。
リアルタイムで知っておく。
助けが来て欲しい時に来てくれる
のは、普段からの配慮が功を奏した
結果なのです。
間違っても、自分の私利私欲で仲間や
同僚を攻撃してはいけない。禍根が
残る。
自分がミスをした時に、庇うどころか
煽って傷口を広げられる恐れも。
巻き込み力って、コミュニケーション
能力なんですよね。上司まで巻き込めば
完璧。
それでは、口が立ち要領よく立ち回る
人が、巻き込み力に長けているので
しょうか。
必ずしもそうとはいえない。なぜなら
前出のように、自分の私利私欲で仲間を
粗末にする輩がいるから。
転職の際は、これまでの生き様が
顔に出ていると思ったほうがいい。
この人は、味方より敵が多かったの
だろうか。男の顔は履歴書。
ところで、自分はコミュニケーション
能力が低いから、巻き込み力で勝負
できない、といった人もいるでしょう。
僕もそうです。
しかし、ある事に留意すれば
人柄を認められ、そこから巻き込み
力を発揮できたりします。
それは、他人の陰口を言わない事。
お世話になっている人や組織の批判を
しないこと。
これ、職場で特に留意したいもの。
但し、職場に関係のない人間関係で
愚痴をこぼすくらいならOKです。
そして警備なら、警備仕様書や
マニュアルを遵守し、見せる警備を
励行する。
コイツは要領は悪いけれど、変な事は
しないといった、信頼関係の獲得も
あり得ます。
過去、そういった隊員がいました。
病院警備でしたが、足の悪い彼は勤務
時間中も、整形外科を受診してよいと
クライアント側から許可を得ていた。
人は正しさだけでは動きません。
信頼関係があってこそ。
それを築く方が先なのです。
さてこの巻き込み力、転職の際に
どうアピールするのか。職務経歴書に
落とし込むことになります。
警備なら、どんな成果を出したかを
記述することになるでしょうが
その時に、クライアント側と協働して
という類の文言を盛り込む。独りよがり
の正義では、周りは動きません。
結局、仕事の成果とはどれだけ
人や組織を動かしたかなんですよね。
巻き込み力を駆使して、人や組織を
動かした。スタンドプレーではない
チームプレー。
他人を頼るのが上手くなり、成果を
出していると、今度は自分が頼られる
側になることがあります。
リーダーシップの発露ですね。これまで
力を借りていた人たちに対し、恩を返す
チャンスが巡ってくる。
恩を回すと言った方が正確かもしれない。
過去記事「恩は回していこう」をどうぞ。
末端の労働者として、できることは
限られています。
自分の職掌の範囲内で、いかに大きな
成果を出すか。人や組織を動かすか。
分不相応な振る舞いで、成果を出したと
吹聴する人がいますが、必ず反動が来て
痛い目に逢う。
身の程をわきまえることを知らないと
組織内で、裸の王様になって
しまいます。
いい歳こいて、自分のことが見えて
いない人は、痛いだけ。
他人を巻き込める人は、自分のことが
見えていて、分相応をわきまえている。
仕事で成果を出したいなら、まず
他人を頼る力を身に着けるのが肝要。
その為には、まず言われたことを
忠実に職務遂行することです。以外に
できている人は少ないもの。
ただ人間関係が殺伐として、巻き込み力
どころではない職場なら、別の職場に
移ることを考えましょう。
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