僕が警備員を辞めた理由

昨日の記事で、一矢報いる意味について
紹介しました。やられっぱなしにならず、
精神的な健康状態を守る。



これは、警備に限らず労働者にとって重要
な事なのです。一矢報いるのは、これまでの
落とし前を付けることでもあります。



カテゴリ「番外編〜僕が警備員をはじめた理由」
の最終章で、半導体工場の作業員として出張を
命じられた時の事でした。



半導体工場という密室の中では、いじめが横行
します。素人の応援者に対しては特にそうです。
これが原因でUターン後の就職が遅れました。



この時一矢報いていれば、もっとましな展開
になりやしなかったか。



具体的には、辞める時に半導体工場時代の
上司（課長）に対し、いじめの実態を告発
すべきだったのです。



〇〇と△△から理不尽な対応を受けた、など
必ずしも実名を挙げる必要はありませんが、
半導体工場への応援が退職の引き金になったと
告発します。



さらに許し難いのであれば内容証明郵便で送る
のも手です。



こんな事をしても何になる、と思われるかも
知れません。謝罪をゲットするとか、いじめた
人間の処分を期待するものではありません。



しかし、この告発を行った事実が次に繋がる。
辞めた職場に影響はなくても、こうして
落とし前を付ける事に意味があるのです。



一矢報いるのは、屈辱を受けて人を恨んだり、
精神が荒廃することによって、人生の損失が
起こる。これを緩和する意味もあったりします。



こうして、辞める時に落とし前を付けていれば
、自分より強い相手と渡り合う術が身について
きます。



こいつは一筋縄ではいかないぞ、といった
雰囲気をまとうようになっていくようです。



カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
で僕がD社を辞めた時は、相手の出方を読んで
先手を打つ（退職届を出す）戦略でした。



当時の係長は驚いたそうです。僕を捕縛しようと
躍起になっていた部長も同じでした。これで
一矢報いたと言えます。



ブラック企業で虐待を受けていたのなら、
上記のような落とし前の付け方は厳しい
かもしれません。



辞めるのが精一杯、離職票を辛うじて
ゲットした。



そんな自己都合退職であっても、
長時間労働の記録を取り、ハローワークで
異議申立てを行いましょう。



会社都合退職にすれば十分一矢報いたと
言えます。大戦果です。



会社都合退職関連の記事については、カテゴリ
「警備員を辞めたい人へ」を参照願います。



僕は警備員になってからも、理不尽な扱いや
搾取といった屈辱を受けてきました。



そんな環境でもやられっぱなしにならないぞ、
というメンタリティを身につけて、知恵を使い
始めたのです。



A社〜D社まで、辞める時にそれなりの落とし前
を付けて来たからこそ、警備業界を脱出できたと
回想します。

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