<個人的な評価:10点中8.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
これは、とっても面白かった。NIKEのエア・ジョーダンのバスケシューズ、バスケ部だった私は一時期、かなりハマってたな。小学生から高校まで、ずっとバスケ部だった私の彼も、エア・ジョーダンのファンで、マイケル・ジョーダンのファン!!
これは、そんなエア・ジョーダンが生まれた実話に基づいた映画だ。
ナイキが誇るバスケットボール・シューズ、“エア ジョーダン”の誕生に迫る物語。
一発逆転の勝負に出たナイキの社員たちの実話。Ben Affleckが、CEO役のフィルで出ていて、Matt
Damonが主人公のソニーを演じている。
あらすじ
1980年代、ナイキのバスケットボール・シューズは人気がなく、業績不振に陥っていた。CEOであるフィルからバスケットボール部門の立て直しを命じられた社員のソニーが目をつけたのは、新人バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン。のちに世界的スターとなるマイケルだったが、当時はNBAの試合に出たこともない新人で、さらに他社ブランド(Adidas)のファン。そんな不利な状況をもろともせず、ソニーは一発逆転の勝負に挑だ。
最近は、宣伝が微妙といえど(NIKEに限った話ではない)、NIKEは、常にスポーツ業界、特にバスケ業界のトップを牛耳る会社と思ってたから、まさか、こんな時代もあったのかとは知らなかった。勉強になった映画だ。Adidasが、ドイツの会社だって事を忘れてたが、そういえばドイツの会社だったな。作中では、かなりドイツの印象が強かった笑。
斬新で面白いなと思ったのは、肝心のマイケルジョーダンの顔が出なかったこと!!!
ところどころ、その場にいるという設定で登場しているんだけど、マイケルジョーダンというキャラの顔は見えないんだよ。全く正面の姿が映らない!!!
逆に、本物のマイケルジョーダンのニュースや新聞などが、出ている。
これ、あえて、正面から出さない事で、マイケルジョーダンのカリスマ性と凄さを醸し出しているね。
あと、私がこの世に産まれる前の、80年代の時代、日本にも昭和の時代というのがあるけど、アメリカにも、あの時代ならではの雰囲気があって、それが、ノスタルジックでいい味を出してた。
本当に知らない事が結構あって、勉強になったよ。実話に基づいた映画も良いね。
例えば、キング牧師のスピーチ原稿の話、作り話じゃなくて本当の話だったんだね。
最近のNIKEは、他のブランド同様に、時代に寄り添って、BLMだのWOKEだの、色々と黒人を全面にだしているが、この会社にいたっては、言われるがままにやっているというより、信念があると思う。当時の経営陣は、白人メインだったけど、それでも、黒人の活躍もあったし、まさに黒人というか、マイケル・ジョーダンのおかげで、さらに大きくなった会社。だからこそ、NIKEに関しては、黒人に対するリスペクトがあるのが自然。
ちなみに、斬新だなと思ったのは、ルール違反なのに、あえて、ルールを破って、赤色の多いデザインにしたのが凄い。ただ単にバカが反抗心の為に無責任に、やっているのではなく、勝てるという信念があったから。だからこそ、突き抜けた。その違反金を、被るのも、太っ腹。
その違反金を払っても、儲かるという算段があったからだろう。
そして、その前代未聞のシューズが、さらにマイケル・ジョーダンを目立たせるし、マイケルは勝てるという信念が、NIKE側もマイケルの母親もあったからね。
エア・ジョーダンの売り上げの何割かを、マイケルの取り分にしろっていうのも、金銭欲が意外とすごくて、がめついな...と思ったが、ビジネスといえばビジネスだし...
まあ、実際、それだけ、マイケルの母親も、マイケル自身も、自分の力に自信があったんだろうね。NIKEは、マイケルのスポンサーになったというより、マイケルと共同でビジネスをした感じだ。だからこそ、エア・ジョーダンは、一味違うし、斬新ですごい。
面白かった。