<個人的な評価:10点中9.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
先日、ついに観に行った!!RRR!期待通りに熱かった、面白かった。
こういう王道で熱い真っ直ぐなスーパーヒーローアクション映画は待ってたんだよ。
私もラーマ&ビームの熱い友情に痺れた1人。
シータは健気でかわいいだけじゃなく本当に一途で機転が効いて賢い女性。大好き。
ジェニーも優しい美人だよね。
ポリコレとか変な配慮がない、真っすぐな熱血ヒーロー映画。
アメリカも、見習えよ... と思う。
あと、IMAX で見たけど全然混んでなかったわ。
予想通り、春休み終わった平日を待って行ったのが良かった。
1人で邪魔されずゆっくり観たいし。
私の列には誰もいなかったし、1人客が多くて迷惑な連中はいなかった。
経験上、一人客は映画好きしかいないのか、迷惑な客は見た事がない。マナー悪いのは、デートできているであろう、大体は若いDQNカップル。老夫婦とかは逆に落ち着いていてマナーが良い。
だけど、平日のレイトショーは、本当に静かな客や一人客が良いので、おススメ。
ちなみに私の中では、『RRR』がアカデミー賞を受賞していいと思った。
3時間だったので、一番大きいサイズのポップコーンを食べたけど、尿意は全然大丈夫だったわ。
思いのほか、3時間があっという間で時間を忘れるぐらいに熱くて面白かった。
アクション映画が、苦手な私でも、かなり楽しめたし、今年、観た映画の中では、トップ1。
だから、個人的な評価は、9.5点だな。
巷で少し話題になっている暴力描写だが、アクション映画+独立戦争を扱ったものなら、こんなものでしょ。
小さい子供向けではないと思うから、12PGにした方が良いと思うけど、そこらへんは、家族それぞれの判断だよね。なにがOKでなにがダメか、家族によって違うし。
私の場合は、8歳ぐらいの頃から、普通に、暴力ありの映画やアニメを親と一緒に観てたし、慣れている。
逆に、私の母親は、暴力描写に関しては緩いが、性描写&恋愛描写には厳しいので、そういうのがある恋愛系の映画は、子供の頃は、一切禁止だった。まあ、ぶっちゃけ興味もないけど。少年漫画は読んでもいいけど、少女漫画はダメってタイプ。
この作品は、インドの独立戦争をテーマに描いているけど、フィクションだね。
私は、あくまでも、フィクションとして楽しんだ。とはいえ、当時のインドの背景を少し知る事も、できた。
イギリス統治下にあった当時のインドは、恩赦を受けてたインド人もいれば、制圧された生活を強いられたインド人もいた。そして、やっぱり後者の方が多かったんだろうね。
この映画に出てた、インド総督スコット・バクストン夫妻は、典型的な差別主義者の害悪クズキャラだけどね。人の国で、ほんとうに好き放題やるなー。許せん。
ただ、夫の方より、妻の方が、サイコパス臭がして、暴力好きで、ヤバかった。
クズ夫婦だけど、そんな妻を、スコットは、それなりに愛していたから、愛妻家ではあるんだよね。
それとも、クズ同士と似たもの夫婦だから、おしどり夫婦なのか。
ひっそりと謙虚に暮らしているゴーンド族の村を訪れ、村人たちに、とてもよくしてもらったのに、総督夫人は、芸術の才能を持つ少女マッリを、強引に連れ去ってしまうのか涙。
母親の事は殺したのかな、酷すぎ!!とずっと思って観てた。
けど、最後、母親も生きているらしく、怪我も治っていて、マッリと再会できた。
あれ、結局、殺さなかったのか。殺す価値もなかったという事なんだろうけど。
マッリは、ふだんは、大きな屋敷で、監禁されていて、たまに、総督夫人のパーティーで、芸術と披露するような生活をしていた。精神的虐待ではあるけど、肉体的虐待とかされていないので、ひとまず、体は健康。
しかし、幼き仲間を連れ去られたゴーンド族は許さん!って事で、そこで立ち上がるのが、ビーム。
そして、エリート警察官のラーマ。
ビームとラーマの出会い。唯一無二の親友になる。
すっごく王道だけど、こういう友情が大好き。
総督の姪っ子ジェニー&ビームの、仲を取り持とうとするラーマ。
のちに、命の恩人のシータの為に、親友ラーマの為に、ラーマを救うビーム。
欧米映画にありがちな、1人のヒロインを取り合う兄弟とか男同士とか、そういうのは一切ないからこそ、ラーマ&ビームの、友情は、まっすぐで熱いし、思いやりであふれているし、大好きだし、応援したくなるんだよね。
育った環境も違うし、歩んだ道も違う、ラーマ&ビーム。
でも、出会った時から、二人の志は同じだった。
命がけで、幼い少年を救ったラーマ&ビーム。
そこで、もう同じ価値観を共有しているとわかるし、だからこそ二人は親友になった。
色々とあったけど、最後はやっぱり、同じ志を目指すものとして共闘した。
最後、ラーマは、「お礼に、君の願いを叶えさせて欲しい」とビームに語りかけ、ビームは「読み書きを教えて欲しい」と返答したのが、最高にいい。
森で育ったビームは、自分に学がないがゆえに、短縮的な思考で、唯一無二である親友ラーマを見殺ししそうになった。ラーマは、賢く、全体像をみて、将来のために、国の為に、行動する男だった。
天の導きのおかげで、シータと出会い、ラーマの本当の目的を知る事になったけど、もし知る事がなかったら、仲違いしたままだった。
ビームは、ラーマと力をあわせて、インドを独立に導きたい。
そういう想いがあったからこそ、「読み書きを教えて欲しい」を言ったのだろう、
ラーマが、ビームに、総督にトドメをさせって指示したのも、ビームと志を共通しているとわかってたから。
ビームは、ラーマと出会う事で、森で生きる屈強だが、世間知らずの男から、国の為に戦う戦士になった。
ラーマは、ビームと出会う事で、志の為に国の為に、心を押し殺して、翻弄してきて、心を失いそうになったが、原点に戻る事ができた。
この2人が協力したら、インドも最高な国になるだろうなという、希望が、最後の場面であった。
もっと色々と、感想を言いたいけど、とりあえず、ここまで。
観て損はなかったし、暑かった。
あと、Naatu Naatu !!!
この映画を観る前までは、Naatu Naatu のダンスしか知らなかった笑。
あのキレキッレの熱すぎるダンスが面白すぎるから、正直、ちょっとギャグが入っている映画?という面白い先入観があったが、全然違ったし、思いのほか、シリアスだったよ。笑える描写は少しあったけどね。
Naatu Naatu のダンスの場面は楽しいし!
ちなみに、ビーム&ラーマも、熱すぎる最高キャラ達なんだけど、インド人って濃いなと改めておもった。
性格も濃いが、見た目も濃いよ笑。
個人的に、ヒゲ男&濃すぎる男は苦手なのもあって、そういう理由で、インド映画も避けてたんだけど。
白人でも、ヒゲがある男は苦手。剃ったらイケメンなのに、綺麗な顔が、もったいないと毎回、思ってしまう。ちなみに、ラーマも、ヒゲを剃ったらイケメンだと思うんだがね。
まあ、男達の見た目は、ともかく、そんな私でも、RRRは、すごく楽しめた。
内容がすっごく良かったからね。
逆に、ジェニー&シータは、見た目も性格も良くて、こういう女キャラ、好きだな〜と思ったし、欧米の作品で、こんな感じの女キャラって少ないよな... と思ったり。
特に、シータは、可愛いだけじゃなく、賢く機転がきくし、頭がいいし、勇敢。彼女も彼女なりに戦っているのだなと思う描写もあった。なにより、一途に健気に、幼馴染で許嫁のラーマを想っているのが最高に萌える。信頼関係がないとできない。。
幸せになってほしい。こういうカップル大好きだから、応援したい。幼馴染最高。
逆に、ジェニー&ビームは大丈夫だろうか?全然、バックグランドが違うんだけど。
森で育ったビームと、おそらく貴族階級のイギリス人のジェニー。
この2人に未来はあるのか?幸せになってほしいが、二人の恋愛は、前途多難だなと思う。
総督の事は好きではなかったとはいえ、総督はジェニーの叔父だし。
叔父を殺した相手と、恋愛関係になれるのか?とちょっと、心配。
RRR 2って、あるのかな。
続編があれば、観たい。
今年に入って、映画館で観た映画(2023年1月〜現在まで)は、5作。
好きな順番に...
(1)『RRR (2022)』全体評価:9.5点
(2)『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves (2023)』全体評価:9点
(3)『Orphan: First Kill (2022)』全体評価:8.5点
(4)『Babylon (2022)』全体評価:8.5点
(5)『Everything Everywhere All at Once (2022)』全体評価:8点