『CATS』(キャッツ)
<個人的な評価:10点中5点>
観ました!
劇場版は観てないですね。なかなか機会がなくて。
でも映画はもっと気軽に観れるから前から観ようと思ってたんですよね。
それなのに、すごいアメリカで批判されてて失笑。
まあ、感想なんか人それぞれなのに、まるで自分の声が正しいかのように偉そうに評論家している映画評論家は私はぶっちゃけ好きじゃないし、あいつらの意見はあまりあてにならないんですよ、結局は私自身の好みですからね。ただ今回の批判は暴言のようなものが結構多くって、逆に気になって、よし観てやるわ!って思いました笑。
まあ、ぶっちゃけ、つまらなかったです笑。
私、元々、音楽が多いミュージカル映画とか苦手で(嫌いじゃないけど)、FROZENも音楽の部分は興味なかったし。ただ!!たまーーにすっごくいい音楽に出会えた時は涙が出るほど感動する!
今回のCATSは、もうずーーーーーーっと音楽と踊り。でも寝なかったです。
ちゃんと最後まで目をあけて、しっかり見たよ!!
正直、ダンスの部分は、ちょっときもかったけど。バレエなのはわかるんですが、なんというか、猫の着ぐるみをきた人間だし、バレエ特有の動きなのはわかるけど、妙に生々しくって笑。
我慢ならない!というわけではないけど、生理的にちょっと気持ち悪いなと思いました。けど、まあビジュアルはあまり気にせず、ミュージカルとして何とか楽しもうと思いましたね。
それで音楽にフォーカスしてみると、まあ、けっこういい歌もあるんですが、長い。
でも、MEMORYはすっごく良かった。
なんだろう、あの曲は。
聞いたことがある曲ですが。
なんだか、凄く美して悲しくて切なくて、最高な曲。
心が解き放たれるような曲。
本当に感動した。
あの曲がなかったら、この映画は、2.5点か3点でしょうね。
あの曲があったからこそ、5点にしました。10点中5点。
だから、ぶっちゃけ、総合的にみて、普通という感想。
他の部分は、微妙だけど、MEMORYという曲が良かったし役者さんの合唱力もすごかった。
だから、この映画は総合的にみて、悪くないね!と思いました。
このMEMORYをうたっていたのは、Jennifer Hudsonという役者さん。グリザベラという悲しい老いた猫の役でした。けっこういいキャラしてました。
むしろ、このグリザベラを主人公にした方が面白かったんじゃないの?と思いましたね。
主人公のヴィクトリアは正直、最初微妙だった。性格的になんだか。
映画の後半からよくなってたけど。
でもヴィクトリアって子猫って設定なのに、妙に生々しい『雌』という演技のようだった。猫特融の甘えのものなのか、雌特融の媚びなのがわからず、雄ネコたちにチヤホヤされてるのも、うーん、子猫という印象がしなかった。あ、子猫って設定だったんだって感じ。
まあ、後半から、オールドデュトロノミーや、グリザベラとかかわって、キャラがしっかりしてきたのは良いけど。
でも、やっぱり、この映画は、グリザベラを主人公にした方が面白かったのかも、と思いました。
グリザベラの転落ぶりに興味あるし。一時期は一番美しいゴージャスな猫だったのに、転落していった、酒場を漁るホームレスになった。その哀しみっぷりを、映画でやったら、もっと面白かったと思うんだけどな。
私は、完璧な美しい女性の中の、欲や哀しみを見るのが好きだから、そういうキャラに惹かれる。転落していってもね。金髪美女は金髪美女でも、DISNEYのシンデレラとかは嫌いだけど、Game of ThronesのCerseiは大好きだし。
とにかく影がある人に惹かれます。
で、話ぶっとぶけど、最後に、グルザベラが選ばれたわけだけど、どこにいったんだ笑。
新しい人生を歩むのはわかったけど。でも、どこか別の地で生きるのかな?
舞台みてないから、よくわかりません。
あと、双子の猫だかカップルの猫だか知らないけど、マンゴジェリー&ランペルティーザのコンビが好き。
一応カップルって設定だけど、なんか似てるから双子や兄妹にみえますね。
悪戯のちょっと悪い猫コンビ、かわいいし、けっこう好きです。
ボンバルリーナは、猫でも、セクシーな感じなのはわかる。
マキャヴィティは、なかなか癖があって面白いですね。
猫のそれぞれのキャラは個性的でいいと思うんですが、もっと映画ならではに活かせればいいかなと思いました。
あと、タップダンスの場面はよかったです。
鉄道猫のタップダンスと、ロンドンの鉄道とロンドンの風景が見る描写。
劇場ならではの臨場感!!その場面は良かったですね。
まあ、とりあえず良い部分だけをのべました。
他に色々つっこみどころあるけど。まあ、ストーリー性とか中身とかね。
ま、ミュージカル映画だし。しょうがないですね。音楽とダンスがメインですからね。