<個人的な評価:10点中6.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
推理ミステリーサスペンスには色んなジャンルがあって、私も好き嫌いはある。
多々ある作品の中から、自分に合うものを選ぶ。個人的に、スリル満点で銃撃戦もあって、アクション満載でドタバタな作品が多いアメリカより、イギリスやヨーロッパや日本のミステリーサスペンスの方が好みだ。その中でも、特に、クローズドサークル系の作品、舞台が城や屋敷の作品、歴史上の人物をモチーフにしている作品、オカルト要素がある作品のが好物だ。
『The Crimson 』に出てくる事件には宗教、美術、悪魔、魔女といった、オカルト要素があるので面白い。しかし、主人公の相棒であるカミーユとかいう女刑事は、見た目も態度も性格も嫌いだ。初登場から、なんか生理的に無理だなと思ったが、性格もクソで貞操観念もない不倫女だった。主人公の老刑事、ピエール・ニーマンスは、普通かな。
ストーリーは、過去の事件から警察学校の教官職に追いやられていたピエール・ニーマンスは、OCCS(暴力犯罪中央局)からコンタクトを受け、現場に復帰する物語だ。教官時代の教え子であったカミーユ・クローネとコンビを組んだニーマンスは、各地で起きた奇妙で陰惨な殺人事件の解決に挑んでいく。
事件(1)華麗なる一族 / 最後の狩り
個人的な評価:7.5点
ニーマンスに対する私の好感度:5点
カミーユに対する私の好感度:2点
事件の真相は当てたか: 当たらなかった
真犯人は当てたか:半分は当たった
私の推理力: 4点
<内容>
バーデン=ヴュルテンベルク州のドイツ貴族が所有する森。この領地のフランス側地域で、当代伯爵ユルゲン・フォン・ガイヤースベルクの無残な遺体が発見された。ニーマンスとカミーユ、ドイツ警察のクライネルトは、殺害方法がストーキング猟のスタイルを模していることを突き止める。ユルゲンの妹ローラや叔父のフランクへの捜査を進める中、ローラが犬に襲われる事件が発生。この犬はナチスが飼育していたレートケン・ハウンドという犬種で、絶滅したとされていた。複雑にからみあっていく事件。犯人の目的はなんなのか。
ドイツ警察のクライネルトが、イケメン。既婚者で子持ちらしいが、カミーユとの唐突すぎる不倫はなんだったの?元々、カミーユは印象がよくなかったしはじめから好きになれなかったけど、あの不倫描写、必要だった?ただ不快度が上がっただけだわ。職務中なのに、カミーユの方から誘ったのもキモ過ぎる。身体だけの1回の関係なのかね。それにしても、カミーユ、クソビッチじゃん。
ニーマンスと、伯爵の妹ローラの、唐突なセックスシーンもマジで意味不明だったけどね。
あれも必要な描写じゃないでしょ笑。出会ったばかりの事件の重要人物と性的関係をもつのは、刑事失格でしょ。
主人公2人の行動が微妙とはいえ、殺人事件の内容はオカルトっぽくて面白かった。
今作のテーマは、『狩り』。
歴史上に実際にいたナチスの極悪人ディルレヴァンガーが絡んでくるネタがあったのでワクワクした。
ディルレヴァンガーについて調べると、色々と興味深い事が出てくるので、ちょっと歴史勉強にもなった。
犯人は想像通りだったが動機が思った以上に、えげつなかった。
外部による復讐でもなんでもなく、身内同士の殺し合い。
ローラが、実は実子じゃなくて、養子だったというどんでん返しも面白かった。
ローラの印象は、ミステリアスで冷たい印象。けど、独特でエキゾチックでミステリアスな魅力もある。第一印象からして、こいつ人殺しだな...と思ったけどね。想像通りだった。
♰ 事件(2)神の収穫者 / 灰の日
個人的な評価:6.5点
ニーマンスに対する私の好感度:5点
カミーユに対する私の好感度:5点
事件の真相は当てたか: 大体は当たった
真犯人は当てたか:当たった
私の推理力: 8点
<内容>
アルザス地方、ロスハイムのプロテスタント系カルト教団"神の収穫者"が所有する礼拝堂で、天井のフレスコ画の修復工事中、トスキ牧師が死亡した。地元警察は事故と結論づけ捜査を中止するが、ニーマンスは殺人と判断する。教団はブドウ畑とワイン醸造所を所有しており、カミーユはそこにブドウ収穫の季節労働者として潜入。崩落した天井の破片を教団が隠していることを発見したことから、トスキの死はフレスコ画と関連している可能性が浮上する。
今回のテーマはカルト教団。一見、平穏な教団でまわりには迷惑をかけてないが、秘密があった。殺人事件をキッカケに教団の秘密に迫っていく。肉体の純潔を崇拝しているこの教団は、近親相姦を繰り返したせいで、病気をもった子供たちが多く生まれていた。真相は、カルト教団の中にいた母親が、子供を愛するあまり、子供を救うために、自分の夫や教団の仲間を殺害。母親の愛による殺人だった。カルトだろうと近親相姦だろうと、母親の愛というものは理解できる。
カミーユは1話で印象がクソだったけど今作では大人しく潜入捜査をしていたね。
部下として、ちゃんとニーマンスの指示は守るし、部下としてなら、それなりに優秀かもしれないけど1話での意味不明な不倫描写や誘惑がウザすぎた。この2話では、そんな描写はないので印象は普通だ。
♰ 事件(3)夜明けの殺人者/ 少年十字軍
個人的な評価:7点
ニーマンスに対する私の好感度:5点
カミーユに対する私の好感度:3点
事件の真相は当てたか: 大体は当たった
真犯人は当てたか:当たった
私の推理力: 8点
<内容>
フランス北部、ベルギー国境に近い町ルーベで、切断された少年の手首が発見された。ニーマンスとカミーユが捜査のため派遣されるが、町では女性3人が無残に殺される連続殺人も起きていた。地元捜査当局から、そちらの事件には関与しないよう要請されるがニーマンスは独自に捜査を開始。手がかりを追ううちに聖ヴァンサンという社会福祉施設にたどり着く。1990年代に生徒への虐待事件が起きており、町では評判の悪い施設だった。何かを隠している関係者。はたして真相は。
今回は宗教やオカルトも絡んでない殺害の動機もわかりやすいものだった。過去に酷い虐待を受けた少年たちが少年十字軍として、加害者たちに復讐。とても理解できるし悲しい。加害者に女が複数人いたのもリアルだ。女の性的加害者は実際はけっこう多いし、拷問好きのサディスティックな女もいる。ターゲットはだいたいは自分より弱い子供。悪質度では男と同じぐらいだし、極悪さに性差は関係ない。極悪な人は男にも女にもいるんだよ。女の方が告発されにくいる理不尽な世の中だけどね。女の方が被害者ぶるの上手いし。
今回、カミーユの息子や過去の事も明らかになってきた。やっぱりカミーユは若い時からクソビッチだったな。1話目で出会ったばかりの男と不倫をした時からクソだなと思ってたし、淫乱で尻軽でモラルがないやつだなと思ってたが、若い時から淫乱クソビッチだった。15歳で出産。DVや性的虐待でもない限り、そもそもそんな年齢で妊娠して出産する女にろくな奴はいない。私は全くそういう女に同情しないどころか嫌悪感さえわいてくる。誰にも迷惑かけずに降ろすのならまだ責任感はあるだろう。もしくは大金持ちで自分で育てられるか自分の親が育てられるなら別に何歳で妊娠しようが人様の勝手だ。もしくは子供がほしい善良な夫婦に養子に出すのもいいだろう。一番クソなのは、降ろさないで生んで、まわりに迷惑かけて、税金を無駄にして、まともに育てられないで、施設に預けるか、子供を虐待する。そのパターンが多すぎる。
お察しの通り、カミーユは若い時は、不良娘だった。恋人(子供の父親)は薬の売人。カミーユが殺したらしい。そのクソ恋人を殺したのだけは正解だったなと思うが、自分は殺人犯になり、子供は施設へ....
そう、カミーユの子供は施設育ちなのだ。
そんなカミーユに同情したニーマンスは、カミーユをちゃんと高校に行かせて、カミーユもニーマンスを慕って警察になった。セカンドチャンスだ。
でも、やっぱり尻軽クズビッチはかわらないな。
1話で、勤務中に知り合ったばかりの妻子持ちの警官と不倫セックス。あの時点でクソだったが若い時からクソ。こんな女にセカンドチャンスなんか与えるべきではないだろう。
私はセカンドチャンスはあまり信用しない。たしかに更生する人もいるが、ほとんどは再犯するか、まともに生きているようになっても、不倫とか非モラルな事をする。
クズはそんなに簡単に治らないし根っから根性が腐っている人はどうしようもない。
カミーユも、どんなに警察として優秀でも、腐っている根性があるから不倫なんかする。しかも勤務中に。
カミーユの過去が明らかになったけど、同情は一切沸かないどころか嫌悪感が増しただけだな。
ただ、息子を守るために恋人を殺した(子供に薬を打とうとしたクズ男)。殺人だとしても、その点だけは誉めたい。しかし、もとはといえば、そんな男と付き合って子供まで生んだカミーユにも問題があるので、カミーユには全くもって一切同情の余地はない。
酷い環境の施設にも責任はあるが、責任感もなく、子供を産みまくるバカがいるのが一番の問題だ。
本当の意味で虐待を減らすためにも、親になるにはライセンスが必要とか、無責任なバカが子供を産まない世の中になればいい。日本は少子化ガーとうるさいが、私はこれ以上、地球の人口は増えてほしくないので、むしろ無責任な奴や犯罪者は子供を産ませるべきでない。出産を規制する法律を作るべきだ。
子供をおろす費用ぐらいは税金で出してもいいぐらいだね。
色々考えさせられる内容の話だった。生むだけの無責任な親。児童虐待。醜悪な環境の施設。真犯人のように、更生しても立派な警官になっても消えない過去の虐待の記憶。
♰ 事件(4)グイドの手/ 暗黒のメロディー
個人的な評価:5点
ニーマンスに対する私の好感度:4点
カミーユに対する私の好感度:3点
事件の真相は当てたか: 当たらなかった
真犯人は当てたか:当たらなかった
私の推理力: 3点
<内容>
リール近郊で、ニーマンスの旧友のギヨーム修道士が惨殺された。遺体は手にひどい火傷を負っていた。ギヨームの暮らしていた僧院は音楽の研究で有名であり、ニーマンスは研究と殺害動機の関連を疑う。
これは、何度も寝落ちしてしまった。寝落ちするたびに、巻き戻して観ているんだけど。犯人はバンドの奴だったようだけど、捻りも何もないな。悪魔崇拝者の集団による殺人事件か。理由もなく、血を抜かれて殺された少女、可哀想。ニーマンスの暴力刑事っぷりは相変わらず。犯人の悪魔崇拝者であるバンド男はクズの中のクズだけど、ニーマンスの暴力も、ちょっと引いたし、復讐された時は、おもわず、ざまあみろって思ったわ。ニーマンスもカミーユも、印象悪いんだよね。やっぱり、メインキャラが好きになれない。オカルト要素がある殺人事件ドラマだから観ているけど。つか、一歩遅ければ、ニーマンスは殺されただろうし、無駄に長い悪魔崇拝の儀式のおかげで、命が助かったな笑。ご都合主義だけどね。ニーマンスやカミーユのようさ捜査の仕方をしたら、命がいくつあっても足りないな。