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posted by fanblog
2015年06月21日

見てるだけで楽しい!ウズベキスタンのケーキの世界

色々な国を旅している時、ショーウィンドウに並んだケーキを見ると、世界には色々なケーキがあり、それぞれのお国柄が見えてきてとても面白い。ウズベキスタンのケーキはどのようなものか見てみよう。


ウズベキスタンのケーキ.JPG

ウズベキスタンに年末訪れた際、新年のお祝い用のケーキを買う時期だったため、町のあちこちでケーキが売られているのを見かけた。ウズベキスタンでは、新年の料理は基本的に家で作るが、ケーキは買ったものを食べることが多いようだ。(もちろん家で手作りする人も多い)


グローバリゼーションが進んだ現在、世界のどこのケーキも変わらないと思う人も多いかもしれないが、私はケーキにはお国柄があり、それぞれ個性があると思っている。




イギリスのケーキ




アフタヌーンティー.JPG

私は幼少期をイギリスで過ごしたため、私とケーキの思い出が始まったのはイギリスだった。ティータイムの時間には、ヴィクトリアケーキやキャロットケーキ、クリスマスにはクリスマスプディング、ミンスパイなど。イギリスには定番ケーキがあり、そのケーキを食べる伝統が親から子へと代々守られていると感じた。


誕生日にはマジパンと着色料を使って派手に装飾を施したケーキを食べた。その当時は普通に食べていたが、今思うと結構甘かった。












日本のケーキ




ショートケーキ.JPG

イギリスから日本に渡り、一番驚いたのは、ショートケーキと呼ばれるケーキに対する日本人の並々ならぬ愛着であった。このショートケーキというケーキは、スポンジ生地に生クリームを塗りいちごをのせたケーキで、全く短くない。


日本人は誕生日には「お誕生日おめでとう」という飾りをつけたショートケーキを食べ、クリスマスには「メリークリスマス」という飾りに変えただけのショートケーキを食べ、年がら年中短くないショートケーキを食べていた。イギリスのケーキはいつも同じようなケーキのローテーションであったが、日本のショートケーキはそれ以上だった。著名な雑誌には、「ショートケーキのいちごを最初に食べるか、最後に食べるか」で論争が取り上げられ、日本人を2分する激論となった。日本にはもちろんチョコレートケーキやチーズケーキなど、他のケーキがあるが、ショートケーキはどこのケーキ屋さんにも必ずあった。




ウズベキスタンのケーキ




ウズベキスタンのケーキ_1.JPG

ウズベキスタンのケーキを食べ尽くした訳ではないので、私の見解に間違いがあるかもしれないが、私なりに感じたウズベキスタンのケーキの特徴をあげてみた。


デコレーションが派手でカラフル


ウズベキスタンのケーキ_0.JPG

ウズベキスタンのケーキ屋さんを見かけると、つい足をとめて見入ってしまうほど、ケーキがとってもカラフル!同系色で無難にまとめた日本のケーキとは大違いの色の取り合わせで、それはウズベキスタンの伝統織物のアトラスを思わせる。原色に別の原色を組み合わせたりしているのだ。デコレーションも日本人にはない芸術的センスが光る。


中はシンプル


ウズベキスタンのケーキ.JPG

ウズベキスタンの美しいデコレーションケーキを切ると、中は意外とシンプル。スポンジ部分が大部分を占め、間にクリームが塗られている。外観は甘そうに見えるが、中身がシンプルなのでウズベキスタンのケーキは意外と甘さ控えめだ。


一方、日本のケーキは中に色々なクリームやムースが詰めてあったり、フルーツが入っていたりするが、何が入っているかは外からは見えない。それはまるで、着物の裏地が見えないのに、見せない部分でお金をかけてオシャレをする江戸っ子の「粋」を思わせる。


ケーキのサイズが大きい


ウズベキスタンのケーキ_3.JPG

ウズベキスタンはとにかく大家族。お客さんも良く訪ねてくるので、ケーキは大きいサイズのものが多い。大きくないと、足りなくなってしまうからだ。写真は切り分けてもらったウズベキスタンのケーキだが、ホールケーキのサイズが大きいため、皿からケーキがはみ出してしまっている。


日本のケーキは小人用のケーキか?と思うほど小さいものが多く、最近では2人用のホールケーキまであるから、そのサイズに見慣れてからウズベキスタンのケーキを見ると巨大に見える。


果物が少ない


果物.JPG

ウズベキスタンで私が食べたケーキは意外にも果物がたっぷり入っていることはなかった。ウズベキスタンでは果物は“日常食”であり、普段から果物をよく食べているから、あえてケーキにはあまり使わないのかもしれない。ウズベキスタンの民家で食事をした時は、食後に必ず色々な果物を食べた。油っこい料理を食べた後、消化の助けになるからだ。


一方、伝統的な日本食では果物はほとんど使われないので、日本の果物の消費量は、消費量の多い欧州・北米・中東諸国等に比べて1/2から1/3程度らしい。しかし、日本のケーキを見てみるとフルーツをふんだんに使っていたり、カットしたフルーツをやたらにトッピングしたケーキが目立つ。日本人にとってフルーツは“嗜好品”であり、ウズベキスタンとは果物の位置づけが全く違うのだ。


以上、私の独断と偏見のウズベキスタンのケーキのまとめだ。百聞は一食に如かず?ウズベキスタンに行ったら、ケーキを一度食べてみよう!










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Asalhon(アサルホン) 日本人。 学生時代にウズベキスタンを旅行し、その料理に魅了されたのをきっかけにウズベク料理のブログを始める。 Facebookグループ「中央アジアの料理が好きじゃー!」の管理人。
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