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2018年03月01日
HUNTER×HUNTER 〜 ハンター×ハンター 374話 『能力』

★ ハンゾーは、護衛を担当している第13王子のマラヤーム、その母、従者、全てが、1013号室からいなくなった事でクラピカに相談する。そこへ、1013号室からマラヤームの護衛ウェルゲーが電話をしてくる。
★ クラピカは、連絡が取れたウェルゲーと会話をするものの、ウェルゲーはかなり頑固で念に対しても無知。しかも彼はクラピカを疑っている為、クラピカの話を一切信用しない。本人は1013号室にいるとは言っているが、外の様子を確認する事を断固拒否している状態だ。
★ ハンゾーの話とあわせると、第13王子は部屋ごと、別の場所に念能力によって移動されていると予想するクラピカ。
★ クラピカ: 「どうか聞いてください!そこは既に何者かの念能力の影響下にあります!そちらの居住区全体が別の場所に転移させられていると考えられます。ハンター協会員の誰かに扉の外を確認させていただきたいのです!」
★ ウェルゲー: 「いいか、これ以上私を無視して荒唐無稽な主張を続けるなら宣戦布告とみなすぞ。私を甘く見ない事だな。防衛に関して君の助言は無用!」
★ クラピカ: 「・・・失礼しました・・・」
★ ウェルゲー: 「ふん ようやくこちらの要件を言えるな・・・聞きたい事は第12王子暗殺容疑者6名の現況だ。容疑者が全員上位王妃の所属ゆえ我々に情報が全く入ってこない・・・そこでだ。捜査の進展状況を報告してもらいたい。」
★ ウェルゲー: 「容疑者達よりも下位の王妃に所属しているという点は君達も我々と同じだが、当事者ではない分、腹芸は有効だろう?」
★ ウェルゲー: 「上手く関係者に取り入って有益な情報を我々に提供すれば、第12王子の警護を担当していた協会員をそちらに出向させてもいい。」
★ クラピカはウェルゲーの要求に答える。そして、すでに第12王子モモゼの暗殺実行犯を特定していると正直に話した。それに加え、現在は第3、第5、第9王子とも停戦協定を結んでいると話した。しかし、ウェルゲーは、一向に信用せず、さらにクラピカ達を怪しいと言う!!(←ダメだこいつ。何も信用できないくせに、なぜクラピカに電話するんだ笑。病的な頑固さと人間不信。しかしモモゼが殺されてるから不安になるのもわかるかも。)
★ そこでクラピカはさらに情報を譲渡する。クラピカは、第5王妃の所属兵タフディーが暗殺犯だということを教えた。そして、今後上位の王子達の手により、裁判も滞りなく進みタフディーが犯人として公表されるだろうと予想を伝えた。
★ しかし、ウェルゲーはまた疑ってきた。彼はそもそもハンター協会側を怪しんでいるのだ。ウェルディーはハンター協会員がカキン王国の内情を内側から崩そうとしていると言う。(←この人、本当にクラピカに何のために電話したんだよ。何を話しても無駄じゃん。全て信じてないじゃん。なのに情報をくれだと?情報あげても信じてない上にさらに疑うとは。)
★ 特に何も進展はないどころか、さらに疑われたままウェルゲーとの連絡は終わり、クラピカとハンゾーは今後どうするかを話し合う。また、クラピカは、今回の第13王子に関する念能力の持ち主は、放出系の能力者か具現化系の能力者であると予測する。
★ 深夜。第11王子フウゲツの寝室。フウゲツはベッドに横たわって、カチョウと一緒に撮った写真を見て涙を流していた。2人は本当に仲が良いみたいだ。(←悲しいですね。フウゲツは良い子です。そしてカチョウもきっと良い子。)
★ そんな時、フウゲツの前に不思議な扉が現れた!(←いかにもアリスっぽい。魔法の扉のようなファンタジーな扉です。)
★ フウゲツは、その扉に見覚えがある。幼少期にカチョウとよく一緒に遊んでいたアスレチック遊具の扉だ。その扉は魔法の抜け道(マジックワーム)という。
★ フウゲツは扉を開け、その魔法の抜け道(マジックワーム)をたどっていった。しばらく、進むとなんとカチョウの目の前についた!
★ カチョウも一人ベッドの上で、写真を観ながら涙をしていたのだった。フウゲツが現れるとカチョウは驚いた。フウゲツも驚いたが、カチョウは静かにするよう、戻るように、ジェスチャーで伝えた。
★ カチョウの鼓動の異変に気付いたセンリツは、急いでカチョウの部屋に入る。しかし、カチョウは何もないと言った。
★ センリツはカチョウと会話を試みる・・・そして念能力についても・・・
★ 場面場所が変わって第8王子サレサレの部屋。ベンジャミンの私設兵が監視をしながら、サレサレの念能力を分析していた。
★ そして第3王子のチョウライの部屋では、コインが落ちてきた。コインはチョウライの念獣が出したものですが、能力は不明。
カチョウフウゲツ姉妹は良い子達なんですよね。あまり酷い目にあわないといいんですが。
今週は以上です。
2018年02月11日
HUNTER×HUNTER 〜 ハンター×ハンター 372話『消失』
簡易に内容を書きます。
★ クラピカの念講義は、1230pmに終了。殺人犯はまだみつかっていない。
★ ハンゾーとビスケが担当をしている第13王子の念獣がどんどんデカくなっている。ハンゾーはモモゼを殺した殺人犯とケリをつけるために、夜に分身の術で、部屋を抜け出す。そして目星が既についている殺人犯を始末する。しましハンゾーが、1013号室に戻った時には、部屋はもぬけの殻!ビスケもハンゾーの本体もいなければ王子と王妃と他の召使もいない!!唯一いたのは、第13王子のさらにデカくなった攻撃的な念獣だけ!
★ 1002号質では、第2王子カーミラが、第1王子の私兵に喧嘩を売っている。
2018年01月31日
HUNTER×HUNTER 〜 ハンター×ハンター 371話『任務』

★ 扉絵はクラピカ。(←あいかわらず、クラピカが主人公ですね。)
★ セイコ王妃直属の次女ロベリー:「ちょっちょっと待ってよ!何で!?何でアタシが捕まるのよ!?」
★ 第3王子私設兵サカタ:「お前が皆の注意を引いた直後バリゲンは不意打ちに遭った」
★ ロベリー:「そんなっ」
★ サカタ:「こちら第3王子私設兵サカタ。バリゲン殺害共犯と第14皇子暗殺計画の容疑で第6王妃を提訴し控訴を要請する」
★ クレアバトロ最高裁判官:「要請は却下する」 (←クレオパトラのようなエジプト風のイケメン外見の人が登場。名前からしてたぶん男でしょう。)
★ サカタ:「!?何故です」
★ クレアバトロ:「状況証拠は意図的な偽造が容易であり王族特権の保護規定を超えない。以上!」
★ 出航から2日目、時間は9時45分
★ 1層の王子寝室1014室にて、クラピカ、念の講義中だったが・・・
★ クラピカ:「レッスンの間武器を渡すわけにはいかない」
★ ムシャホ:「しかし又似た様なケースが起こるかもだぞ」
★ サカタ:「それはこちらで対処出来ている」
★ クラピカ:「始めからそういう条件で集まってもらったはずだ。予定変更を検討するのは我々ではない」
★ クラピカ:「このまま続けるか否かを10時までに各々決めてくれ。それ以上遅れると二週間の約束を保証出来なくなる」
★ クラピカは講義の場を少し離れ、王妃の下へ。その後、ダイニングへ向かう。
★ 食事の用意をしているシマノ。そのシマノに、ダウジングチェーンと拳銃を突き付けるクラピカとビル。
★ シマノ:「ひゃっっな、何!?」 (←なんか怪しいんですよね。なにもないんだろうけど。)
★ クラピカ:「2つ質問する。答えてくれ」
★ クラピカ:「バリゲンを襲ったのは君か?」
★ シマノ:「バリゲン…!?さっき死んだ人?まさか!!私じゃない!!」
★ クラピカ:「…念能力は使えるか?」
★ シマノ:「とんでもない!!念って言葉すら昨日初めて聞いたのに!!」
★ シマノ:「なんであたしが……!!あたしだってこんな事になるなら……!!」 (←凄いムカついているような顔。)
★ クラピカ:「………すまなかった。前の事件と今回の事件に重なる人物は限られているのでな」
★ シマノ:「…それならビルだって…!」
★ クラピカ:「無論確認済みだ」
★ シマノ:「…失礼ながら第14王子の念獣の可能性は…?」
★ クラピカ:「それもない。タイプが違うんだ」
★ シマノ:「?」
★ クラピカ:「王子の念獣は全て儀式によって生まれた寄生型で普通の人間には視えない。対象者に憑依している霊みたいなイメージだ」
★ クラピカ:「一方今回のヘビはその場にいた全員が目撃している」
★ クラピカ:「具現化…つまり通常の物質の様なもので普通の人間にも視えている」
★ シマノ:「それ…は結局全く違う能力って事?」
★ ビル:「大きなくくりだと同じ念能力だ。簡単に言うと能力者のイメージやリスクの考え方が違うんだ。例えば具現化して普通の人間でも視える状態の蛇は見つかるリスクが高まるだろう?これが行動制約のリスクだ。難易度が上がる程能力の威力が増す。」
★ クラピカ:「逆に能力者にしか視えない寄生型は『普通の人には視えない状態』に多くのエネルギーを使うから別のリスクを負う必要がある」
★ クラピカ:「特に今回の継承戦の様に14人もの人間に違う念獣を寄生させるには莫大な…」
★ クラピカ:「……」
★ ビル:「どうしたクラピカ!?まさか例の頭痛か!?」
★ クラピカ:「いや…大丈夫だ。とにかくここにいる者はクリアだ」
★ クラピカ:「(そうか…もしかしたら…継承戦から誰か一人でも離脱する事が出来れば……制約と誓約が崩れ全員の念獣が消えるかも…!?)」
★ クラピカ:「機会を探り他の者も可能なら鎖で調べるが…君達もさり気なく周りの連中を観察してくれ」
★ 10時。講義に戻るクラピカ。
★ クラピカ:「棄権者は無しか」
★ 兵:「そりゃそうだろ。王子の命令だからな」
★ クラピカ:「では始めよう。まずは各自自由に自分の右手と左手をつないでみてくれ」
★ クラピカ:「できたか?この結び方で念を覚える際の傾向を大まかに分ける事が出来る」
★ クラピカ:「祈り(プレイ)型に属する者は〜」
★ 一方、オイト王妃の部屋では、オイトも念を習得しようとがんばってたが・・・女子トークに。
★ オイト:「シマヌ…なぜ残ってくれたの?」
★ オイト:「あなたの言う通りもう辞めても良かったはず…」
★ オイト:「対価に見合う状況では全然ないのだし」 (←これは、ただ純粋にオイトを気にかけての雑談なのか、クラピカにこういう会話をしろと言われたのか。実はクラピカとオイトは、シマノを怪しく思っているのでは?)
★ シマヌ:「大変申し訳ありません!!決してイヤイヤやっている訳では…」
★ オイト:「わかってるわ。むしろ感謝してるから知りたいの」
★ オイト:「ありがとう…残ってくれて」
★ シマヌ:「…私の家は代々王族に仕えております」
★ オイト:「…」
★ シマヌ:「祖父祖父母共に亡くなる寸前まで職務を全うしましたが父と母は病気でそれが叶いませんでした。両親はそれが無念だった様で、“あなたは死ぬまで王族に尽くしなさい”というのが2人の遺言でした。」
★ オイト:「いいのよ。兄弟はいるの?」
★ シマヌ:「いえ…一人っこです」
★ オイト:「そうなの…私5人兄弟の真ん中で兄姉妹弟全部いるわ」(←そういえばオイトは、妻ではあるけど、元は貧しかった。貧しいために教養も学歴もあるとは思えないが、見た目が美しいってだけで、王に媚をたくさんうって正妻になったんだろうな。でも、ぶっちゃけ愛人枠。イスラム教徒みたいに多妻でも問題ない王族たちのようだし、妻ではあるんだけど、いつでも、どこでも、多妻文化でも、側室の女は貧しい出で学歴が低くかったり王族にふさわしくない人がなる場合もある。どんなになり上がっても根が腐ってたりする人も多い。ただ、現在のオイトは、一癖ふた癖もある王族たちの中では、見た目も性格も、まともで優しい感じがする。オイトが成り上がったおかげで、貧しい家族も少しは金持ちになったのだろうか。しかし、やっぱり経歴やオイト自身の話から察すると、昔はかなりの金大好きの貧乏根性だったんだろうな。いつの時代でも、どんな理由や言い訳があろうとも、既に妻がいる男に媚を売ったり、そういう男相手に商売する女なんか全員ビッチなのが世の常。貧乏だからって性格まで貧乏になったらオシマイ。それでも、現在、このカキンの王族の中では、とりあえず、オイトは優しそうで、まともそうな女性なので、助かってほしいが・・・でも、どうなるんだろうか。)
★ シマヌ:「うらやましいです。私もお兄ちゃんほしかった」 (←世間話しているけど、この人あやしいんだよなあ・・・見た目で判断したくないけど、顔や表情が怪しい。)
★ オイト:「全然よ!小さい頃はずっとこき使われてたわよ」 (←今は良いご身分になったけど、王様に見初められなかったら、王族直属の使用人のシマヌより下の地位でしょう。でもこの継承戦の運命を知って後悔してたけど。恐ろしい王家に嫁いできたものです。)
★ シマヌ:「そうなんですか」 (←この一連の雑談に何か意味があるのか、ただの雑談なのか、ちょっと勘ぐってしまいます。シマヌの不細工感と不安を煽るような今までの発言が妙にリアルで怖い。)
★ クラピカは、まだ念の講習をしている・・・
★ その頃、5層大食堂連絡通路では・・・(←絵から察するに不衛生極まりない場所ですね。貧困街のようです。これで渡航って・・・問題がたくさんおきるわけだ)
★ 早速問題発生!
★ モブ@:「5千ジェニー!?」
★ モブA:「ただ通るだけでそんな…!!」
★ チンピラモブ@:「いやなら別の道を行けよ」
★ チンピラモブA:「ここはぶおーる一家の特別警戒区域に指定されてましてねェ〜〜」 (←でた〜!!私が一番嫌いな人種!出た〜!!!漫画では笑えるけど、こういう社会のゴミは○んでいいと、いつも思ってる。特に個人的なうらみはないけど。なんか生理的に存在が許せない笑。)
★ モブ@:「しかし食堂はここからしか…」
★ モブA:「くそ…性質が悪いな。何とかならないのか」
★ モブ@:「軍の担当兵を買収してるんだ。やりたい放題さ」
★ チンピラモブA:「便利な回数券もありますぜ。何ならローンの相談にも乗れますし」 (←ローン笑。)
★ チンピラモブB:「食堂まで行かなくとも我々の店で缶詰やレトルト食品も買えますぜェ?」 (←いくらだオイ)
★ モブ@:「くっ…」
★ 旅団のフィンクス、フェイタン、ノブナガ、フランクリン登場!
★ フィンクス:「どけ」 (←旅団きたあああああああ!!!死んでなかったんですね。全滅ではないようで良かった)
★ チンピラモブ@:「ああ〜?」
★ チンピラモブA:「誰に口きいてっかわかってんのか!?ああコラ!?」 (←チンピラモブのテンプレきたああああ!!!笑)
★ チンピラモブB:「オレ達ゃ泣く子も黙る」
★ 旅団にボコボコにされたテンプレのチンピラモブたち。そして、食堂で、旅団の前に正座させられるチンピラモブ3名。
★ チンピラモブ@:「ブオール一家は選挙に例えると泡沫候補でしていわば屁みたいなもんでございやす」
★ チンピラモブA:「新大陸での縄張りを決めるためカキン系の3大マフィアがこの船に乗り込んでいやす」
★ チンピラモブB:「それぞれが王子と各自のパイプを持っていて組長連中は1層のVIP待遇」
★ チンピラモブ@:「下層の兵隊は上陸までの間、いかに敵の戦力を削るか画策中って状態でやす」
★ フィンクス:「お前達はどこに属してるんだ?」
★ チンピラモブA:「オレらはフリーのチンピラでさぁ」 (←チンピラと認めた笑。素直でよろしい。チンピラ世界のフリーターですね)
★ チンピラモブ@:「抗争(リスク)がない分しのぎの9割はそいつらにピンハネされますけど」
★ チンピラモブA:「第3王子シュウ=ウ一家、第4王子エイ=イ一家、第7王子シャ=ア一家のケツモチしていやす」(←凄い重要な事を話してますよ!3大マフィア!)
★ チンピラモブB:「どこかと盃を交わした瞬間、残りの2つが仇敵ですからね…」
★ チンピラモブ@:「組に居る連中は肝が据わっているかイカレてるかのどっちかでさァ」
★ ノブナガ:「(まぁこいつらに聞いても無駄だろうが…)」
★ ノブナガ:「2層より上にはどうやって行くんだ?」
★ チンピラモブA:「いや無理ですよ。船内放送でも言ってましたが上と下とは行き来が基本不可能でやす」
★ フィンクス:「幹部と兵隊の間を仕切ってる奴が下層にいるはずだ」
★ フィンクス:「御目付役無しで動く程血の気の多い若い衆は従順でも利口でもないからな」
★ ノブナガ:「そいつを見つけ出して上との橋渡しを“お願い”するか」
★ フランクリン:「てっとり早く3つとも敵に回す手もあるぜ。一番勢力の強い組は?」
★ チンピラモブB:「資金力と数でいうとシュウ=ウ一家でげすが…ちょっちょっ一体何の話してんすか!?」
★ チンピラモブ@:「勘弁して下さいよ。我々どの組にも楯突く気はないんでげすから!!」
★ フランクリン:「シノギを受け取りにくる奴がいるんだろ?そいつここに呼び出せ」
★ チンピラモブA:「いやいや無理!!無理ですって!!」
★ チンピラモブB:「あっちが一方的に期日を決めてやって来るんす!」
★ ノブナガ:「いつだ?」
★ チンピラモブ@:「次は…土曜日です」
★ ノブナガ:「んじゃお宝の方はそれでいいや」
★ チンピラモブA:「お宝……?」
★ フィンクス:「うるせーな。聞いてんじゃねェぞ。だがこれから言う事はよく聞け」
★ フィンクス:「身長が190以上あるヤツ見つけて全員の部屋番控えて教えろ。今からそれがお前等の任務
だ」(←ヒソカを探せって事かな?)
★ 5層の市場のような場所。たくさんの人でガヤガヤ賑わっている。(←船内なのに、本当に市場のような雰囲気です。)
★ クロロとマチが再会。(←マチはヒソカのガムから自力で逃げてきたのかな)
★ マチ:「ヒソカ(アイツ)はあたしが殺る」
★ クロロ:「……早い者勝ちだ。見つけた者が殺る」
★ マチ:「無理だね」
★ クロロ:「駄目だ」
★ マチ:「それじゃコインで決めようよ」
★ クロロ:「それこそ無理だ」
★ マチ:「何故!?」
★ クロロ:「コインは一対一で揉めた時。今回は全員が自ら殺りたがってる」
★ クロロ:「無論オレも含めてな」
★ クロロ:「見つけることだ。ヒソカは必ず船内にいる…!」
★ どこかの儀式用のような巨大な空間。カプセルが13つ。そのカプセルの1つにきれいに寝ているかのように横たわっているモモゼの遺体。(←SFのような空間です。そしてモモゼは、やはり美しいです。)
★ 部下:「心よりお悔みを申し上げます」
★ ホイコーロ:「…悲しむ事ではないホ」
★ ホイコーロ:「娘はカキン大樹の礎となり生前よりも力強く輝き息づいているホ」
★ ホイコーロ:「娘は今も生きているホ」
今週はこれで終わり。
連載再会1週目なのに、すごいボリュームと情報!!!
さすがハンターハンター!すばらしいです。
面白い!!!!!
2017年07月01日
362話 決意
血塗られし航路!!
クラピカとビルとオイトが話している
ビル「寄生型の厄介な特徴として・・・・・・
「行動が読めない」点がある
寄生型には誰かの 残留思念が宿主に憑き
宿主の力を借りて 具現化するものが多い
そのせいで宿主の 性格や感情の動きが
寄生側に少なからず 影響を与える
そもそも人間自体が 一貫性からは程遠い生き物なのに
寄生型は誰かの思いと 宿主の思いとが交錯して 生まれ育ち
よりややこしい存在となるわけだ」
オイト「・・・・・・」
オイト「王子の性格によっては争いに 参加しない事も考えられると・・・?
オイト「もちろん争いを好まない性格の 王子も何人かいます
ただ 上から5番目までの王子は・・・自ら身を引く様な性格ではありません。」
クラピカ「本当の戦いは
全ての王子が セレモニーから戻った後か・・・!」
パーティー会場では多くの人で賑わっている
ワインを飲む2人。
ツベッパ「共闘しない? 貴方と私で」
ツェーリドニヒ「担当直入だね」
ツベッパ「単純明快だから
第6王子・第7王子 第8王子には 志が無いし
第9王子は不参加
第10王子以下は幼くて武力も 政治力もない
実質は 上位5人のサバイバル・・・! そして
上の3にんは醜悪過ぎる
驕り
貧り
奢侈を尽くす」
けわしい顔で言い放つ???
ツベッパ「粛清すべきよ」
ツェーリドニヒ「それには 頗る同感だね」
ツベッパ「それじゃ 次の日曜に」
ツェーリドニヒ「ああ」
(お前が 生きてればな・・・・・・)
ズズ・・ ズズ・・
守護霊獣を連れて去っていく2人。
ゲゴ・・
ブルルル
カキン王(同じ壺から生まれた 守護霊獣には本能があるホ・・・!!
@霊獣同士は殺し合わない
A霊獣の憑いた人間を 直接攻撃しない
未来の王を護る念獣に 必要な自性的本能・・・!
爪と牙しかもたない獣は 遠からず滅びるホイな
それは人間も同じ!! 政治・軍事の計画には
間接的行程が重要・・・! 搦手の見えぬ将は凡将ホ!!
群雄割拠の時代!!いつ隣国に 吸収されても不思議でない小国の
長だった先祖が壺を創出し
自国を器に見立て子等に 統一を争わせた結果
現在の大国となる礎を 築いたホイ!!
後方支援に長け霊獣が 深謀遠慮の才溢れる王に憑く事で
灼たかとなるホイコーロ一族の運命!!
20万の贄積む箱舟で 存分に切り拓くが良いホ!!)
チョーライ
カミーラ
(祝福の一人御子となるまで・・・・・・!!!)
話し合うテータとサルコフ
テータ「ツェリードニヒに何て説明する?」
サルコフ「普通の人間には視えない幻獣が 徘徊してるから部屋を出るな・・・・・・でいいんじゃね?」
テータ「NGワードだらけよ 「普通」とか王子に一番言っちゃいけない言葉
「視えない」っていうのも 王子には出来ないって ニュアンス含むからダメ!!
「幻獣」は王子の 好奇心をMAXに刺激するし
「部屋から出るな」は「出ろ」って言うのと同じ!」
サルコフ「・・・・・・ 無理だ
もう お前に任せるわ」
テータ「説明すれば必ず 念能力について聞かれるわね
問題は能力について 正直に話してしまうと 王子は必ず修得したがるって事・・・」
サルコフ「念を使えるのは 私設兵の中で オレ達2人だけだし 生まれつきの 能力だって言っときゃいいんじゃねーの?」
テータ「・・・・・・」
サルコフ「何だよ?」
ハ〜〜〜〜〜〜・・
テータ「うらやましい・・・・・・・・・」
サルコフ「オイ! いくらおれでも馬鹿にされてるってわかるぞ」
テータ「緊急チャンネル全王子の 護衛全員が「寄生型の念獣」 という言葉を聞いちゃってるのよ?
王子にその話を しない訳にはいかないでしょ!?」
サルコフ「あ? だからその時に念能力は 持って生まれた 特殊なモンだと」
憤慨するテータ
テータ「全王子!!
全部の王子の 護衛があんたみたいに 適当な説明すると 思ってんの!?
ツェリード様にしてみたら 全く未知の能力なんだから
全力で情報収集に当たるハズよ! 他の王子にもね
下手なウソなんか すぐばれてとり返しのつかない事になるって 気付いてね!」
サルコフ「つまり 結局王子が 念能力を欲しがるトコまでは避けられねーって話か」
テータ「そうよッ!!」
サルコフ「何怒ってんだよ」
テータ「早くそこから先の話をしたいからよっっ
(それアンタがバカな茶々いれるから!!)
サルコフ「それじゃ お前が念を教えてやれよ
したらお前が色々サジ加減出来るし」
テータ「!」
サルコフ「お前が心配してんのは 何つーの? 王子の悪のポテンシャルだろ
アイツ・・・あ失礼 内緒な・・・に念能力なんか持たせたら一体
どうなっちゃうの? ってゆーね」
アナウンス「王子 退席します」
サルコフ「王子の年取得が不可避ならさ それじゃもう
例えば真逆の 系統修行するとか 無駄な能力覚えさすとかして
王子の念容量 地味に削るしか 方法ねんじゃね?」
護衛「その話 詳しく聞きたいな
とりあえず 護衛全員集めてくれる?」
護衛「はい」
サルコフ「この後王子は護衛に 「念能力使える奴いるか?」
ってゼッタイ聞くよな
その時はお前が 手を上げりゃ自然に その流れになるじゃん」
アナウンス「護衛全員 第4エリア口前へ集合」
サルコフ「お 早速来たぜ?
オレの例えは 極端だけど お前なら上手くやれるだろ
修行効率を何割か下げれば 時間稼ぎにもなるしな」
テータ「・・・・・・・」
サルコフ「それがベストだと お前が思ってねーのはわかってる
だが現状では ベターだって事もわかってんだろ
王子が別の誰かに 師事するくらいなら お前が教えるべきだ
お前が王子を 誘導し教育し 少しでも良い方向へ変えるんだ
俺が保証するよ この船でそれが出来るのは テータ お前だけだ」
テータ「・・・・・・・・・ズルイわね」
サルコフ「だってお前さ オレにそれ出来ると思うか?」
テータ「はーーーーーーーー ホンっっとに うらやましい」
サルコフ「お 今のは本音が出ただろ」
テータ「うるさい!」
サルコフ「ハイ 了解〜〜」
テータ(でも サルコフの言う通りだ・・・・・私がやるしかない
邪念はより邪悪な 念を生む・・・!
他の王子が先に念を 覚えてその能力で
ツェーリード様を攻撃した結果 能力に目覚める・・・
そんな経緯でツェリード様が 念能力を身に付けたら・・・
考えただけで肌が粟立つ
止められるのは 私だけ・・・・!!)
前方に何かが・・・
サルコフ「テータ 見るな・・・・・!」
グルル・・
サルコフ「テータ!!」
目を見開くテータ
場面は変わりー
ルズールス「成る程 オレの背後にも守護霊獣がいて オレの味方ではあるが・・・
直接命令する事は 出来ない・・・と
その念能力ってのも習得に 時間がかかるんだな?
協会員「はい 目安として「視える」様になるのに一年・・・・・・」
ルズールス「それじゃあ意味ねエな
当初の予定通り まずは第5王子についとく
妙な能力が 入り込んだ事で膠着するかもな
上に連中と その兵隊にネンについての知識がなけりゃ
俄然優位に立てる
お前ら協会員は 交代制でずっと オレの側にいろ
他の念獣が 姿を現したら 動向を全て報告だ
協会員「は!!」
タイソン「誓いの儀式が原因なら 全ての王子に念獣が
憑いてるって事ね?
アタシの念獣は 天使に似ていると思うけれど どうかしら?」
護衛「あ〜〜・・・ どちらというと・・・ 妖精・・・寄りですね」
タイソン「ヤダーーーーーー! 妖精って手があったーーーー!!
死角ゥー♡ 確かに妖精の方がアタシ的ーーーーーーーー?」
護衛「・・・・・・・」
(そいつを産んでる・・・後ろのアレは・・・一体何だ・・・?
タイソン(きっと アタシの妖精達が この船を愛で満たすワ・・・
ーその頃
音楽が鳴り響き、水着の女性達が踊っている
サレサレ「ひゃははははは いーーーーね いーーーーね
今日皆ノリ いいね!! ハイ?ハイ? ハイハイハイハイ
継承戦とかくそくらえーーーーーーーーエエ!!!
イエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
その頃ハルケンブルグが護衛が全滅しているのを発見するー
「な・・・ な・・・ 何なんだ これは!?」
ー場面は戻り テータの目の前には
ドヒュッ
グルルルル
テータにせまる念獣
ツェリードニヒ「よーーーーーーォ 切り札の登場だ
さっき 緊急チャンネル 聞いただろ?
この中の誰も ネンジュウってワード知らないんだ
お前等 何か知ってるか?」
パカ。
口を開ける念獣
ゴルルルル・・・
テータ(私は・・・ 甘かった
彼は決して 決して念など 会得してはいけない人間)
清らかなまでの。悪!!
テータ「はい・・・ ある特殊な 能力に関係する言葉です」
ツェリードニヒ「おっ流石 テータちゃんだね
もしかしてそのチカラ 使えたりする?」
テータ(私が やるしかない・・・・・・!!)
「はい 使えます」
2017年06月22日
タイトルは『死闘』
以下本編。
■船は行く――混沌の海を
カラーページ:
クラピカの背後に蠱虫卵の儀で使われた壺、壺の周りにホイコーロと王子たちの顔
■襲い来る凶刃
サイールドが奇声を上げつつクラピカに突進
クラピカは『導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)』を使ってサイールドの腕を拘束し、地面に叩き伏せる。
クラピカ「ビル、さっき話した3つの方法…」
「継承戦からの離脱にこいつは必要か?」
ビル「…必要だったのはカートンの方だ…具現化系で最大5人乗せることが可能な船か車に『変身』できた」
「ジョイント型で他人のオーラが必要だったが…」
サイールドに話しかけるクラピカ「お前の系統と能力は?」
サイールド「ヒマだったから…頼まれたから!」
ビルに視線を送るクラピカ
ビル「彼の了解を得ずに俺が勝手に彼の能力を教えるわけには…」
クラピカ「この危機的状況を早急に解決するため必要な確認だ!」
「王と王妃の安全が最優先だという言葉は偽りか?」
ビル「サイールドは放出系能力者だが…使う能力は操作系よりだな…」
「念をボール状に飛ばし 捕えた虫を操るっていう」
クラピカ「なるほど。使えるかもしれない」
人差し指の鎖を具現化するクラピカ。
鎖の先端には注射器が付いている。
【クラピカ回想】
修業中のクラピカ。
イズナビ「1つは残しておけ」
クラピカ「残す?
「なぜだ?」
イズナビ「様々な能力を指ごとに使い分ける鎖のアイディアには基本賛成だが…」
「どうもお前はその鎖を『一人で戦い抜くため』だけに使いそうな気がする」
クラピカ「…何が悪い?」
イズナビ「念の戦闘は相手が複数ならこっちも複数が大原則だ」
「それ程に能力の相性やコンビでの攻撃は個人の力を凌駕しやすい」
「戦ってみればわかる…と言いたいとこだがそれだと手遅れだからこうして忠告してる訳だ」
クラピカ「……」
イズナビ「ま、お前は納得しないよな」
「だから折衷案だ」
「実際に戦ってみて何が足りないかを実感したら それを補う能力を加えることを勧める」
「目的を誤るなよ?」
「お前は『自分の気が済む様にやれれば失敗しても満足』ってタマじゃない」
「目的達成の為にならあらゆるものを二の次にしたい類の人間だろ?」
「A級首の集団と戦争する気なら 私情を捨てて仲間を募れ」
クラピカ「…仲間といいながら都合のいい捨て駒を集めろと言う事か?」
イズナビ「…そうはならないさ」
「それも仲間と共に闘えばわかる」
【回想おわり】
クラピカ(確かに…お前の言う通りだったよ)
(シンプルに事が進む程簡単ではなかった)
(だが…! それでも…! だからこそ!!)
(一人で戦い抜く力が欲しい!!)
クラピカの脳裏にゴンやキルア、レオリオ、それにワブルの姿が浮かぶ。
『奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)!!』
注射器がサイールドに刺さる。
ビル「な、一体何を…!?」
クラピカ「一時的にだがサイールドの念能力を預かる」
「こうして注射器でオーラを吸い続けると『絶』と同じ状態にも出来る」
「『念獣』が宿主のオーラを必要とする寄生型ならば その念獣がサイールドに憑けているモノも寄生型かも知れない」
ビル「!?」
「…もし! 出ていかなかったら!」
「絶状態で悪意ある念にさらされ続けたらサイールドの心身はすぐに壊れるぞ!」
クラピカ「王妃と王子の安全が最優先…!」
「その危惧が現実になったらその情報を基に次の対策を立てられるだろう?」
「もしもこの後私がやられたらそれを君が考えるんだぞ? ビル…!」
ビル「…」
クラピカ「無論、君が別の念獣にやられたら私は新たな情報を得るために同じことをする」
サイールドの耳から"顔が熊のぬいぐるみになっている蜘蛛"が出てくる
目が緋色に染まるクラピカ
這い出てきた蜘蛛が逃げ出す
クラピカ(人差し指のエンペラータイム!!)
注射器からイルカの模型のようなものが飛び出す。
イルカの外見はイルカの形をしたアンティークな小物って感じ
全体的に花柄模様で胸ビレの先に注射器が付いている
クラピカ「奪った能力をセット!」
イルカ「セット完了! 解析します!」
「奪ったのは能力名『裏窓(リトルアイ)』」
「実際の小動物をボール型の念で捕まえそれを操る能力」
「ただし念で具現化された生き物はその範疇に含まれません」
クラピカ(敵の能力を逆操作するものではなかったか…)
排気口の中に逃げ込む蜘蛛
(今の念獣…『ヒマ』というキーワードをきっかけに人を操る能力か…!?)
(しかし…『念獣の声が聞こえる事』が発動の条件なら)
(王子達をはじめ能力者でない者には効かない能力…!?)
イルカ「リトルアイの対象となる小動物を探してください!」
「能力を発動し ワタシが解除しない限りエンペラータイムは強制的に続きます!」
「エンペラータイムが発動している間は…」
クラピカ「わかってる。しばらく待機だ」
イルカ「了解」
クラピカ「ビル。もう大丈夫だと思うがサイールドをイスに拘束してくれ」
拘束されたサイールドは正気に戻っている。
サイールド「その…でかいヌイグルミみたいな奴と話した後にその…」
「小さなヤツがまとわりついてずっと俺に聞くんだ」
「ヒマか?って…」
「なぜかそいつはカートンにさえ見えないらしくて『ヒマじゃない消えろ!』って何度言っても全然聞かないから…つい…」
「その途端…体が自由に動かなくなって…あとは…」
やって来たカキン軍が死体を運んでいく
「殺害犯は?カキン軍が拘束聴取するのでお引渡し願う」
サイールド「俺の能力はどうなってる…?」
注射器を取り出すクラピカ「まだ中だ」
サイールド「ならあんたがずっと持っててくれていい」
クラピカ「そうしたいのはやまやまだが 一度使うと自動的に本人へ能力が戻る縛りだ」
サイールド「そうか…一応もう少し説明しておく」
「俺の能力で操れるのは最大でハムスターくらいの小さな生き物だ」
「その生き物が見聞きしている情報を離れた場所にいても入手できる」
「ハエや蚊だと目立たなくていいが 天敵にやられたり殺虫剤で死ぬこともある」
「あんたの言ってる一回にもしかしたら捕獲失敗も含まれるかもしれないから注意してくれ」
「すばしっこいヤツは俺でも捕まえ損ねる事が時々あるからな」
「うまく使ってくれ。そいつで真犯人をみつけてくれよ」
そう言い残してカキン軍に連行されるサイールド。
女中「あの…もう…私共もこれ以上耐えられません」
「軍に拘束されても追放でも構いませんのでやめさせて下さい」
クラピカ(出航してまだ…わずか2時間)
(11人の護衛が2人に…!)
クラピカ「話の途中だったな。方法の残り2つはカートンがいなくとも可能なのか?」
ビル「ああ…だが1つはパリストンの協力が必要で難易度は高い」
「もう1つはビヨンド氏の協力が必要で難易度はもっと高い」
【王子居住区エリア12区】
護衛「本当に…モモゼ王子も警護はいいのですか?」
セヴァンチ「しつこいわね! 警護兵が6人もいれば十分よ!」
「この子の方が怖がってるの! 安心させてあげたいのよ!」
「マラヤームの警護の方が重要だから! 早く来て!」
ハンゾー(いいのか?本人に聞こえてるぞ?)
護衛「しかし我々はモモゼ王子との契約で…」
セヴァンチ「いいのよ! マー君の為に私が契約したの! ちゃんとお金は払うわ」
従者「私共も…移動してよろしいのですか?」
セヴァンチ「そうよ! モモゼは自分の世話は自分で出来るわよね!?」
モモゼ「はいお母様。心配いりませんわ」
椅子に腰掛け編み物を始めるモモゼ
モモゼ「あなた方も隣の部屋で寛いで下さいな」
護衛「お心遣い有難うございます。ですが任務ですのでどうかお構いなく…」
モモゼ「そうですかご苦労様」
(お母様。マラヤーム。お可哀想に)
(王の器でない者はあんなにも怯えふためくのですね)
モモゼの背後に巨大なヌイグルミ型の念獣(おヒマ?のドーモ君で確定)
モモゼ(何故かしら?何もしてないのに今日は疲れたわ)
護衛(王子の料理は…)
護衛2(俺たちが作るしかないんじゃないか…?)
【パーティー会場】
ハルケンブルグがVIPと談笑している。
執事「ハルケンブルグ様。御退席の御時間です」
ハルケンブルグ「ん。それでは失礼いたします」
VIP「次の晩餐会も楽しみにしているよ」
出口ではない別の方へ歩き出すハルケンブルグ
執事「ハルケンブルグ様?」
ハルケンブルグ「父に挨拶するだけだ」
ハルケンブルグの視線に気付いたホイコーロはVIPを遠ざける
ホイコーロ「スマンが息子が秘密の相談らしいホイ」
VIP「それでは又、あらためまして投資の相談を…」
ホイコーロ「どうしたホイな?」
ハルケンブルグ「僕は継承戦を辞退するよ」
ハルケンブルグの背後に禍々しい単眼の鬼の姿をした念獣(初出)
参考画像:既出の念獣一覧(ハルケンの念獣はおらず、一番右のドーモ君がモモゼ)
壺虫卵の儀、蟲毒
ハルケンブルグ「セレモニーに参加したのは父の顔を立てる為…血塗られた王位などいらない」
ホイコーロ「ホッホッホ。好きにするといいホイな」
■渦中――望もうが望むまいが。
次週へ
次週予告:次号、混迷極まる継承戦!王子達の思惑や如何に!?
巻末予告(362話):船内でのサスペンス!渦巻く陰謀。クラピカが次に取る行動は…!?
作者巻末コメント
ご多忙の中、素敵な色紙を有難うございます。机に飾り、励みにしております。<義博>
2016年07月01日
感想が遅くなってしまい申し訳ございません。
さて、HUNTERxHUNTERが連載再開してから10回目の連載。
今週号も面白いです!
しかし、そろそろ富樫先生特有の、仕事しない病がはじまりそうな予感・・・
では早速以下、詳細です。
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HUNTERxHUNTER 〜 ハンターxハンター 359話
タイトル: 出航

★ いよいよ出航!ボオオオオオと汽笛が鳴り響く。鳴らしているのは第一層の船。それ自体が巨大豪華客船の大きさ。
★ 実況: 「ご乗船の皆様!! B・Wは無事大海原へ旅立ちました!! これから船は2ヶ月かけて暗黒大陸を目指します!!」
★ 2層シアター会場では、壇上の大型スクリーンにこれからの予定航路が表示されている。(←2層もみるからに、作りが豪華ですね。私が乗るなら2層に乗りたいな。)
★ 司会の女性が説明。
★ 司会: 「まず3週間程で人類が通常の航行・漁業等を行っている領海域を出ます。ここで一度給油を行い船体の最終チェックをします。未開海域で怖いのは海より空です!! 激しい嵐や竜巻・雷雨等の厳しい気候変動に加え 様々な飛行生物が縄張り争いや生存競争を繰り広げており、空路は非常に危険で船体上部のドームも閉めざるを得ません!! 残念! そしてそこからおよそ5週間!! 荒波に揺られますとォォ、いよいよ暗黒大陸に到着でーす!!」
★ 会場から大きな拍手と歓声。
★ ここまでが、市民への表向きの説明。3層一等客室では、十二支んが、会議中。
★ 表向きの航海では、新大陸という仮の大陸までが行く。カキンの王族と一般の渡航者はこの大陸でゴールだ。この仮の新大陸は、未開海域ではあるが、暗黒海域ではない。十二支ん達は、仮の新大陸からモラウの船に移り、門番の待つ門(ゲート)へ向かう予定との事。そこから暗黒海域に入り暗黒大陸を目指すのだ。
★ 一方、ビヨンドは一層の拘束質で拘束されている模様。大人しく読書をしている。檻の前で監視しているカンザイ、サッチョウ、サイユウの3人。(←サイユウがビヨンド側のスパイなんだよね。)
★ カンザイ: 「監視に3人も置く必要本当にあんのかよ?絶対人材のムダ使いだとおもうがなー」
★ サイユウ: 「お前抜けろよ 無能(マイナス)がいなくなりゃその分プラスになるからな」
★ カンザイ: 「ははは そっくりそのまま返すわ」
★ サッチョウ: 「(有事の為に1・2層にも十二支ん(メンバー)を複数置きたいのだろうが…船上での脱走には何のメリットも無い ビヨンドの監視に3人は多いな)」
★ サッチョウ: 「ローテーションを決めて一人は国王軍のサポート任務が出来る様ミザイに進言してみよう」
★ 場面変わって、どこかの狭い相部屋の客室では、例の真面目なメガネ君(特別渡航局の新人)が新世界紀行を読書中。たくさんの付箋が張られている。同僚達は危機感が全くない。(←見た目と言動からして、同僚達、死亡フラグがプンプンしてきますね。)
★ BW内のいろいろな場面が・・・レオリオも医療業務で超忙しそう。そして、BWの中には、裁判所まである。本当に1つの街のようだ。(←1ヶ月ぐらいなら、こういう閉鎖された場所で住みたいかも。2層、最低でも3層に限るけど・・・)
★ そして、1層男子トイレの個室で、殺人事件発生!!全身の血液を抜かれて干からびた死体が・・・クラピカと複数の黒服達が発見する。以下、台詞。
★ 黒服: 「ウッディーだな」
★ 黒服: 「全身の血を抜かれてる 定時報告がないから様子を見に来たらこの状態だった」
★ 黒服: 「カギは掛かっていなかったが小便だけならオレもわざわざカギはしないな」
★ 黒服: 「死亡時刻は12時15分から30分までの15分間」
★ クラピカ: 「侵入者の形跡は見つかっていないんだな?」
★ 黒服: 「ああ全く無い 残念だが容疑者はこのエリアの中の誰かだ」
★ クラピカ: 「そうとも限らない」
★ 黒服: 「?」
★ クラピカは、ウッディーの死体を抱き、首筋に空いた穴を確認。
★ クラピカ: 「服を脱がせるぞ」
★ 死体のスーツを脱がせると、全身に無数の穴が。(←グロい・・・さすがハンターハンター)
★ 黒服: 「うおっ…」
★ クラピカ: 「状況から見て念による攻撃と考えるのが妥当だろう 今後のために全員正直に答えてくれ。犯人は外部の念能力者である可能性が高い この中に念を使える者がいたら名乗り出てくれ」
★ 黒服: 「ネン…?それは超能力なのか?」
★ 黒服: 「使えるも何もそんな能力初耳だ。何か得体の知れない生物とかじゃなく!?」
★ クラピカ: 「(思ったよりも状況は悪いな…ここで鎖を使うのもリスキーだし、王族側の護衛が白を切るのはまだわかるが、ハンター達の態度が解せない…! 彼らが率先して協力姿勢を示せば王族側の対応も違ってくるだろうに…)」
★ その後、クラピカ達は、ひとまずウッディーの遺体を王立軍に引き渡す。
★ クラピカ: 「もうすぐセレモニー会場から御二人をお迎えする時間だ。遺体は今すぐ軍に引き渡し これからは必ず複数人での行動を心掛けてくれ」
★ そこでクラピカの背後にハンター達がやってくる。背中越しに声をかけるクラピカ。
★ クラピカ: 「何故名乗り出なかった?確かに協会にとって念は最大の守秘事項だが 今はそれを上回る非常事態だという事はわかるだろう。機敏に対応しないとこの先乗り切れないぞ」
★ ハンターA: 「…逆にこちらが聞きたい。何故あの場面で念の事をもち出したんだ?」
★ クラピカ: 「何だと?」
★ ハンターA: 「我々の任務は王妃と王子のガードに限定されている」
★ ハンターB: 「あれは完全にカキン軍の内紛だろう?」
★ クラピカ: 「(? まさか…)」
★ ハンターA: 「軍人の中に念能力者がいるなら我々が名乗り出るのは逆効果だ。カキンの内輪もめにわざわざ首を突っ込むぞと宣言するようなものだ。こちらが任務に集中していれば巻き込む事はしないだろう」
★ クラピカ: 「(継承戦の事を…知らされてないのか…!!)」
★ クラピカ: 「君達は…カキンの公式サイトから応募したんじゃないのか?」
★ ハンター: 「ん? もちろんサイトを通じてエントリーした」
★ クラピカ: 「ならばその後王妃に会っただろう?」
★ ハンターB: 「面会の項目だな 我々は免除されている。我々は君と違い渡航の発表直後にはカキンと接触していてエントリーはあくまで形式上のものだ。だから王族や軍の複雑な事情も君よりよく知っている! 王妃に気に入られている様だが少し自重してくれないか?」(←優顔で若い王妃に気に入られているからって調子にのっている若造って思われてそうなクラピカ・・・笑)
★ クラピカ: 「(パリストン経由…継承戦の事は知らされていない…というよりパリストンさえ知らないと考えた方が自然だ。事情を知った上で募集に応じたのはオレ一人…!)
★ 現状を知り、冷や汗のクラピカ。
★ 場面変わって、1層セレモニー会場。セレモニーが終わった様子。それぞれの王妃や王子達が別々の時間に退室する。第14王子を抱いているオイト王妃御退室の時間がきた。護衛に囲まれ、退出していくオイトを見ているベンジャミン。
★ ベンジャミン: 「(結局出航セレモニーも全員参加…14人によるバトルロイヤルか。王と王立軍の監視があったとは言え…なめられたものだな。第一王子のオレ様を押しのけて王になろうなどという愚挙!! 極刑に値する!!! もしも他の王子に〇されたならば 幸運に思え!! オレ様はただでは〇さぬ!!)」
★ 禍々しいオーラを発するベンジャミン。(←この継承線もおそろしいな。普通に一番上の王妃が生んだ子供達だけでやればいいのに。)
★ ベンジャミンの背後には、一段高くなった王座に座ったホイコーロー。視線はツェリードニヒに注がれていた。
★ その後、第12王子モモゼ姫、第13王子マラヤームと、次々に退席していく。(←王子の中でモモゼが一番可愛いと思うけど、モモゼの本性を知りたい。マラヤームは、同じ母親の弟なんだよね。母親との仲、弟との仲はどうだろう。弟を可愛がっているような雰囲気はあるけど、そのような描写はまだないし。何歳なのかな。)
★ その後、今週号の見所ともいえる、カチョウフウゲツ姉妹。
★ 第10王子カチョウの退室時間になる。カチョウはフウゲツと一緒に退室しようとするが、一命ずつの退席という決まりだからと、黒服に言われる。カチョウは 連絡通路から扉まで見送ってもらうだけだから、別にいいじゃないって言う。その後、二人で連絡通路から扉まで一緒に・・・
★ VIP客: 「ホホホ御二人は本当に仲がよろしいのねー」
★ VIP客: 「2人の国王なんて事もあるかもな」
★ 表向き仲良し姉妹のカチョウとフウゲツ。二人になった時、小声で会話。以下台詞。
★ フウゲツ: 「カーちんあの…あたしね今回の継承戦……」
★ フウゲツに小声で、耳打ちするカチョウ。
★ カチョウ: 「気安く呼ぶんじゃねーよバカが!! よく聞きな 二人で協力して他の連中殺ってくよ!!」
★ 青ざめるフウゲツ。
★ カチョウ: 「上手く2人だけが残ったらあたしからパパにお前が死なずにすむ様、頼んであげる。護衛に共闘するよう話つけとけ。わかったか!? 笑えよボケ!! カメラに映ってんだよ!!」
★ ぎこちなく笑うフウゲツ。
★ カチョウ: 「じゃーねフーちん
約束よ!!!」
★ センリツ: 「(聞いちゃった……コワ〜)」
★ センリツは耳が良いので、どんな小声の会話でも筒抜け。
★ カチョウ: 「RG財団のジジイ、パパに言って席離してよ!! あたしの事すごいエロイ目で見てきてキモイ!!」
★ 不細工な護衛: 「はい」
★ 顔で護衛を選ぶという評判のカチョウだが、周囲を囲むのは選りすぐりのブサメン護衛たちだった!!(←確かにイケメン好きとは言われていない。顔で選ぶんだから、あえて不細工を選んでいる可能性もあるし、ただのブサ専の可能性もある。センリツが選ばれたのも納得といったところ・・・そういえば、自分がさらに輝けるから不細工としか友達にならないし、不細工としか付き合わないという自己中心的なクラスメートが過去にいた。かなり美人な子だったけど性格は意地悪だったな。あまり関わらなかったけど。)
★ 護衛になおも怒鳴りつけるカチョウの横で、はっとした表情のセンリツ。センリツは、カチョウについて何か気づいたようだ。
★ センリツ: 「(このコ…自分を偽ってる…!?) 」(←なんですと!?どういう風に偽っているのだろう。)
★ 場面変わってクラピカ。オイトを引き連れて戻ったクラピカ達だが、居室では4人の護衛が、先ほどのように血を吸われて倒れていた。全員干からびていて、死んでいる。
★ クラピカ: 「一体何があったんだ!?」
★ 使用人: 「わかりません 私達はそれぞれ調理や開梱をしていました!!」
★ クラピカ: 「最後に彼らを見たのは!?」
★ 黒服: 「15分前の定時報告だ!! 見たわけじゃないが異常なしと報告があった」
★ ついに、鎖を具現化するクラピカ。左手には拳銃。
★ クラピカ: 「王妃、私の後ろへ」
★ クラピカは、ハンター達に拳銃を突きつける。
★ クラピカ: 「お前たちはリビングへ行け」
★ 両手をあげるハンターたち。
★ クラピカ: 「これから私の知っている事を全て話す。その上でいくつか質問する。嘘をつけば鎖が回る。回れば撃つ…!」
クラピカはついに念能力を出して対応をするが・・・
さあ、どうなる!?