血塗られし航路!!
クラピカとビルとオイトが話している
ビル「寄生型の厄介な特徴として・・・・・・
「行動が読めない」点がある
寄生型には誰かの 残留思念が宿主に憑き
宿主の力を借りて 具現化するものが多い
そのせいで宿主の 性格や感情の動きが
寄生側に少なからず 影響を与える
そもそも人間自体が 一貫性からは程遠い生き物なのに
寄生型は誰かの思いと 宿主の思いとが交錯して 生まれ育ち
よりややこしい存在となるわけだ」
オイト「・・・・・・」
オイト「王子の性格によっては争いに 参加しない事も考えられると・・・?
オイト「もちろん争いを好まない性格の 王子も何人かいます
ただ 上から5番目までの王子は・・・自ら身を引く様な性格ではありません。」
クラピカ「本当の戦いは
全ての王子が セレモニーから戻った後か・・・!」
パーティー会場では多くの人で賑わっている
ワインを飲む2人。
ツベッパ「共闘しない? 貴方と私で」
ツェーリドニヒ「担当直入だね」
ツベッパ「単純明快だから
第6王子・第7王子 第8王子には 志が無いし
第9王子は不参加
第10王子以下は幼くて武力も 政治力もない
実質は 上位5人のサバイバル・・・! そして
上の3にんは醜悪過ぎる
驕り
貧り
奢侈を尽くす」
けわしい顔で言い放つ???
ツベッパ「粛清すべきよ」
ツェーリドニヒ「それには 頗る同感だね」
ツベッパ「それじゃ 次の日曜に」
ツェーリドニヒ「ああ」
(お前が 生きてればな・・・・・・)
ズズ・・ ズズ・・
守護霊獣を連れて去っていく2人。
ゲゴ・・
ブルルル
カキン王(同じ壺から生まれた 守護霊獣には本能があるホ・・・!!
@霊獣同士は殺し合わない
A霊獣の憑いた人間を 直接攻撃しない
未来の王を護る念獣に 必要な自性的本能・・・!
爪と牙しかもたない獣は 遠からず滅びるホイな
それは人間も同じ!! 政治・軍事の計画には
間接的行程が重要・・・! 搦手の見えぬ将は凡将ホ!!
群雄割拠の時代!!いつ隣国に 吸収されても不思議でない小国の
長だった先祖が壺を創出し
自国を器に見立て子等に 統一を争わせた結果
現在の大国となる礎を 築いたホイ!!
後方支援に長け霊獣が 深謀遠慮の才溢れる王に憑く事で
灼たかとなるホイコーロ一族の運命!!
20万の贄積む箱舟で 存分に切り拓くが良いホ!!)
チョーライ
カミーラ
(祝福の一人御子となるまで・・・・・・!!!)
話し合うテータとサルコフ
テータ「ツェリードニヒに何て説明する?」
サルコフ「普通の人間には視えない幻獣が 徘徊してるから部屋を出るな・・・・・・でいいんじゃね?」
テータ「NGワードだらけよ 「普通」とか王子に一番言っちゃいけない言葉
「視えない」っていうのも 王子には出来ないって ニュアンス含むからダメ!!
「幻獣」は王子の 好奇心をMAXに刺激するし
「部屋から出るな」は「出ろ」って言うのと同じ!」
サルコフ「・・・・・・ 無理だ
もう お前に任せるわ」
テータ「説明すれば必ず 念能力について聞かれるわね
問題は能力について 正直に話してしまうと 王子は必ず修得したがるって事・・・」
サルコフ「念を使えるのは 私設兵の中で オレ達2人だけだし 生まれつきの 能力だって言っときゃいいんじゃねーの?」
テータ「・・・・・・」
サルコフ「何だよ?」
ハ〜〜〜〜〜〜・・
テータ「うらやましい・・・・・・・・・」
サルコフ「オイ! いくらおれでも馬鹿にされてるってわかるぞ」
テータ「緊急チャンネル全王子の 護衛全員が「寄生型の念獣」 という言葉を聞いちゃってるのよ?
王子にその話を しない訳にはいかないでしょ!?」
サルコフ「あ? だからその時に念能力は 持って生まれた 特殊なモンだと」
憤慨するテータ
テータ「全王子!!
全部の王子の 護衛があんたみたいに 適当な説明すると 思ってんの!?
ツェリード様にしてみたら 全く未知の能力なんだから
全力で情報収集に当たるハズよ! 他の王子にもね
下手なウソなんか すぐばれてとり返しのつかない事になるって 気付いてね!」
サルコフ「つまり 結局王子が 念能力を欲しがるトコまでは避けられねーって話か」
テータ「そうよッ!!」
サルコフ「何怒ってんだよ」
テータ「早くそこから先の話をしたいからよっっ
(それアンタがバカな茶々いれるから!!)
サルコフ「それじゃ お前が念を教えてやれよ
したらお前が色々サジ加減出来るし」
テータ「!」
サルコフ「お前が心配してんのは 何つーの? 王子の悪のポテンシャルだろ
アイツ・・・あ失礼 内緒な・・・に念能力なんか持たせたら一体
どうなっちゃうの? ってゆーね」
アナウンス「王子 退席します」
サルコフ「王子の年取得が不可避ならさ それじゃもう
例えば真逆の 系統修行するとか 無駄な能力覚えさすとかして
王子の念容量 地味に削るしか 方法ねんじゃね?」
護衛「その話 詳しく聞きたいな
とりあえず 護衛全員集めてくれる?」
護衛「はい」
サルコフ「この後王子は護衛に 「念能力使える奴いるか?」
ってゼッタイ聞くよな
その時はお前が 手を上げりゃ自然に その流れになるじゃん」
アナウンス「護衛全員 第4エリア口前へ集合」
サルコフ「お 早速来たぜ?
オレの例えは 極端だけど お前なら上手くやれるだろ
修行効率を何割か下げれば 時間稼ぎにもなるしな」
テータ「・・・・・・・」
サルコフ「それがベストだと お前が思ってねーのはわかってる
だが現状では ベターだって事もわかってんだろ
王子が別の誰かに 師事するくらいなら お前が教えるべきだ
お前が王子を 誘導し教育し 少しでも良い方向へ変えるんだ
俺が保証するよ この船でそれが出来るのは テータ お前だけだ」
テータ「・・・・・・・・・ズルイわね」
サルコフ「だってお前さ オレにそれ出来ると思うか?」
テータ「はーーーーーーーー ホンっっとに うらやましい」
サルコフ「お 今のは本音が出ただろ」
テータ「うるさい!」
サルコフ「ハイ 了解〜〜」
テータ(でも サルコフの言う通りだ・・・・・私がやるしかない
邪念はより邪悪な 念を生む・・・!
他の王子が先に念を 覚えてその能力で
ツェーリード様を攻撃した結果 能力に目覚める・・・
そんな経緯でツェリード様が 念能力を身に付けたら・・・
考えただけで肌が粟立つ
止められるのは 私だけ・・・・!!)
前方に何かが・・・
サルコフ「テータ 見るな・・・・・!」
グルル・・
サルコフ「テータ!!」
目を見開くテータ
場面は変わりー
ルズールス「成る程 オレの背後にも守護霊獣がいて オレの味方ではあるが・・・
直接命令する事は 出来ない・・・と
その念能力ってのも習得に 時間がかかるんだな?
協会員「はい 目安として「視える」様になるのに一年・・・・・・」
ルズールス「それじゃあ意味ねエな
当初の予定通り まずは第5王子についとく
妙な能力が 入り込んだ事で膠着するかもな
上に連中と その兵隊にネンについての知識がなけりゃ
俄然優位に立てる
お前ら協会員は 交代制でずっと オレの側にいろ
他の念獣が 姿を現したら 動向を全て報告だ
協会員「は!!」
タイソン「誓いの儀式が原因なら 全ての王子に念獣が
憑いてるって事ね?
アタシの念獣は 天使に似ていると思うけれど どうかしら?」
護衛「あ〜〜・・・ どちらというと・・・ 妖精・・・寄りですね」
タイソン「ヤダーーーーーー! 妖精って手があったーーーー!!
死角ゥー♡ 確かに妖精の方がアタシ的ーーーーーーーー?」
護衛「・・・・・・・」
(そいつを産んでる・・・後ろのアレは・・・一体何だ・・・?
タイソン(きっと アタシの妖精達が この船を愛で満たすワ・・・
ーその頃
音楽が鳴り響き、水着の女性達が踊っている
サレサレ「ひゃははははは いーーーーね いーーーーね
今日皆ノリ いいね!! ハイ?ハイ? ハイハイハイハイ
継承戦とかくそくらえーーーーーーーーエエ!!!
イエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
その頃ハルケンブルグが護衛が全滅しているのを発見するー
「な・・・ な・・・ 何なんだ これは!?」
ー場面は戻り テータの目の前には
ドヒュッ
グルルルル
テータにせまる念獣
ツェリードニヒ「よーーーーーーォ 切り札の登場だ
さっき 緊急チャンネル 聞いただろ?
この中の誰も ネンジュウってワード知らないんだ
お前等 何か知ってるか?」
パカ。
口を開ける念獣
ゴルルルル・・・
テータ(私は・・・ 甘かった
彼は決して 決して念など 会得してはいけない人間)
清らかなまでの。悪!!
テータ「はい・・・ ある特殊な 能力に関係する言葉です」
ツェリードニヒ「おっ流石 テータちゃんだね
もしかしてそのチカラ 使えたりする?」
テータ(私が やるしかない・・・・・・!!)
「はい 使えます」
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
でも、しばらくはドロドロ熱い展開だよ
ハンタ終了は何年先かな
終わらないなw