読むとしあわせになるブログ

昨年、人生で一番辛かったと言えるほど厳しい病気になりました　
蚊から媒介する「チクングニア熱」です。

「デング熱」や「マラリア」はよく知られているのですが、「チクングニア熱」はあまり聞いたことが無い人が多いのではないでしょうか。

まさか、自分が得体のしれない病気にかかるなんて・・・少しは想像はできました。

なぜならミャンマーですから、何をもらってもおかしくありません。
発展途上の国で生活していると覚悟を決めなくてはならないのはその部分です。
特に衛生面のインフラはまだまだです。

もちろん、自宅は日本と同じような水準で住むことは可能です。
しかし家を一歩外にでると、日本と同じような環境は期待できません。
町はそれなりに掃除もしているのですが、まだまだゴミをポイ捨てする人は多いですし、清潔を維持させようという取り組みが少ないのが現状のようです。

そうは言いましても、一生何の病気にもかからない人もいるので、今回「チクングニア熱」をもらったのは定めでしょう。
受け入れるしかありません。

この病気になると辛いことは、なんと言っても発病してから回復までのなんとまぁ長いこと、なのです。
私の場合は丸一年かかりました

そして、この病気の辛いことの二つ目は体にはしる「痛み」です。
人により痛みが出るところが違いますが、私の場合は肩と腕でした。

病気の間はとにかく腕が全く上がらないのです。
腕をそーっと上げていきますと、「ズッキィィーン！」とまるで針を刺したかのような痛みが生じます。
上手く表現できませんが、自分がモラルある大人であることを忘れてしまいその場で泣きじゃくるくらいの痛さです。
腕の角度が痛みの境界に入ってしまったら最後です。
泣くしかありません。

何度もクリニックに足を運び、超音波をあててもらったり、また自分で動かない腕を少しずつ動かす運動をしました。
「動かないのにどうやってエクササイズするのか？！」って思いましたが、先生から言われる通りにやるしかないと思い頑張りました。

驚いたことに、運動を始めて3か月ぐらいたったころでしょうか、痛みが少しずつ消えてきたのです。
同時に腕も少しずつあがるようになりました。

この体験を通して学んだことは、「健康があれば何もいらない」ということでした　

「幸せ」というのはそんなことなんですね。
当たり前のように食べて、寝て、仕事をして、生活ができることが「幸せ」なのです。

これからも健康でいられることに感謝しながら生きていきたいと思います。

今日も皆様の一日が幸せで満ちあふれますように・・・！

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