2021年01月09日
体験することが大事
私がお釈迦様の教えに親しみを覚えるのは、「自分で実際にやってみて発見してください」とおっしゃるからです。
英語だと「Come and see 」という感じになります。
それが、他の宗教と仏教が大きく異なるところです。
つまり、「幸せになりたいのであれば自分でつかみ取るしかありません。」とはっきりと断言しています。
そういう意味で、仏教は厳しい教えだと言われています。
それがよく分かるお釈迦様の言葉を紹介します。
「自分自身を島とし、自分自身を拠り所として生きよ。
それ以外のものを拠り所にしてはならない。
ブッダの教え(法)を島とし、ブッダの教えを拠り所として生きよ。
それ以外のものを拠り所にしてはならない。」
これはお釈迦様が涅槃(※)に入る前に弟子たちに言った言葉とのことです。
(※涅槃「ねはん」とは一切の苦しみから解き放たれた最上の幸福のこと。解脱とも言います。仏教徒にとっては涅槃がゴールになります。)
お釈迦様の言葉はほとんどが出家者(弟子)に向けて言われているので、在家者にとって厳しく感じるのは当たり前かもしれません。
しかし、お釈迦様はご生存中はどんな人々にも差別することなく、あらゆる相談にのったりアドバイスをあげたりと活動していたようです。
現代で言えば、お釈迦様はカウンセラーやコーチングのようなことをしていたようなイメージです。
それを2500年以上も前に行っていたのですから、人々の悩みや苦しみというのは昔も今も変わらないのかもしれませんね。
お釈迦様が悟った(ブッダとなった)のは35歳の時だと言われています。
そして、誰に頼ることもなく自分の力で悟りを開きました。
お釈迦様の教えはとても現実的です。
幸せになりたいのであれば、善い行いをすること、規則正しく生活すること、嘘をつかないこと、盗まないこと、など当たり前のようなことを言っています。
仏教徒ではなくても、そのようなことは人として道徳的な行動なので誰にでも受け入れられる教えです。
それも仏教に親しみを感じる理由です。
お釈迦様の教えの中で一番難しいのは、正しい精神統一(瞑想)をすることです。
瞑想ができるようになると智慧が身について、自分の身に何が降りかかってきても動じることなく、いつも穏やかな心をつくることができるそうです。
そうなれたら本当に幸せでしょうね。
幸せになるための修行はまだまだ続きます。
明日も皆様の一日が幸せで満ちあふれますように・・・
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