2020年09月26日
一日で300万円を得る仕事とは?
祝日も仏教に関係するお休みが多いです。
こちらでは出家者が在家の人々のためにお祈りをし、在家の人々がそれに対しお布施やお供えをするというシステムが出来上がっていますので、ミャンマー人にとってお坊さんへお布施をすることはごく当たり前の習慣なのです。
またさまざまなお布施のかたちがありますが、お坊さんへお布施をすることが功徳を得るには一番レベルが高いお布施となります。
それから、どのようなお布施をするかも関係があります。
例えば、苦労せずに得たものよりも、自分の力や努力によって得たものをお布施するときに一番功徳が得られます。
そのようなバックグラウンドがありますので、自分の町にお坊さんがお説教にいらっしゃるとなると人々は必ずお坊さんにお布施をするのです。
お坊さんが有名であればあるほど、多くの人々がお説教を聞きに集まります。
ミャンマーの中ではマンダレーが一番仏教が盛んでお坊さんの人数も多い都市として知られています。
通常お坊さんのお説教は夕方から夜の間に行われます。
所要時間としてはだいたい2時間ぐらいです。
この2時間の間に人々がお布施する金額はどれくらになるかと言いますと、有名なお坊さんの場合・・・300万円ぐらいになります。
マンダレーでお説教をする場合にはさらに金額が上がって、600万円〜1200万円にのぼることもあるそうです。
これは、お布施のお金だけでこれだけになるということですから驚きです!
また、他にお金持ちの人はお坊さんに車や電化製品なども寄付します。
ある人はお坊さんから病院に医療機器(X線やCTなど)が必要になっていると聞いたので、それらを病院に寄付したという話もあります。
お坊さんたちが高級車に乗っている理由は、そのような寄付があるからであり自分たちで購入しているのではないのです。
お坊さんは一切の生産活動を禁止されていますので、働いて収入を得ることはありません。
一生お布施だけで生きていく必要があるのです。
お坊さんが在家の人々へお祈りやお説教をすることを職業として行っていませんが、それが彼らのするべきこと(修行)の一つです。
ミャンマーではお坊さんに対する法律まで定められています。
お坊さんとしてふさわしくない(法律違反の)行動をとる場合は、お坊さんの地位を取り上げられる場合もあります。
また、お坊さんは将来有名になりたくて(お布施が多くもらいたくて)努力をしているわけではありません。
もし、そのような考えを持つ場合も仏教の教えに反することになります。
仏教は「欲」を失くすことが即ち「幸福」になることと教えているからです
その考え方は一般的には受け入れがたい思想ではあります。
けれども、ブッダの教えを知り自ら経験した時に気が付く人が多いのも事実です。
それが証拠にドイツの哲学者のニーチェは、「仏教は歴史的に見て、ただ一つのきちんと論理的にものを考える宗教と言っていいでしょう」と言ったそうです。
ただ現代の社会で生きていくには、全く欲をなくす生き方などできることではありません。
ですから仏教を取り入れた生き方というのは、調和を保つことだと考えます。
それは、例えば人に親切にすることだとか、人の幸せを願うことだとか、嘘をつかないとか、そういった道徳を実行しながら生きることです。
多くのことはできませんが、できることをできるだけやっていくだけでも何かが変わると思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も皆様の一日が幸せで満ちあふれますように・・・!
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