2016年08月02日
トマトを食べると【日焼け防止】になるって本当?
ナスやオクラなどとともに、夏野菜の代表的な存在であるトマト。外が暑くなってくると、店頭に並ぶ露地物のみずみずしい赤いトマトは夏の風物詩と言えますね。がん予防や、美肌効果などでも注目されているこのトマト、実は日焼けを予防する効果まであるといわれていることをご存知でしたか?
今回はそんなトマトの美容効果について医師に解説していただきました!
■ トマトと日焼けの関係!気になる実験結果は?
まだ、海外での報告段階のお話しなのですが、12週間毎日トマトペーストとオリーブオイルを食べ続けた女性のグループと、そうでなかった女性のグループにそれぞれ紫外線を浴びてもらったところ、トマトペーストとオリーブオイルを食べたグループでは、日焼けによる赤みが何と33%も少ないという結果が出たようです。
また、トマトペーストを12週間摂取したグループでは、調査前と比べてお肌のプロコラーゲンと呼ばれるコラーゲンになる前の段階の物質が増加し、お肌が若返ってもいたことが調査結果として発表されています。
■ トマトのリコピンは食べる美容液!
ではなぜ、トマトを摂取すると日焼けが少なくなるのでしょうか。
よくトマトの有効成分として話題になることの多い抗酸化物質「リコピン」は太陽光の紫外線によるダメージからお肌を守ってくれる効果があるためではないか、と考えられています。口から摂取したトマトが、ここまでお肌を保護してくれるとしたら、なかなかすごい効果だと思いませんか?まさにトマトは食べる美容液といえるかもしれません。
■ 生 or 加熱、どちらがより効果的!?
日本ではやはりトマトをくし形切りにしてマヨネーズをつけたり、ドレッシングをかけて冷やしトマトとして生で食べることが多いかと思います。しかし実はリコピンを効果的に吸収するためには生で食べるよりも、トマトジュースやケチャップ、スパゲッティなどのトマトソースとして食べたほうがよいのだそうです。
生野菜サラダの美容効果が取りざたされることが多い中、ちょっと意外な気がしますよね。ミートソースやラザニア、トマト入りの夏野菜カレーなど、トマトは調理しても魅力的な料理がたくさんありますね。
今年の夏は、きりっと冷やしたトマトジュースを飲み、日焼け止めもきちんと塗った上で美肌を保って過ごせたら最高ですね。