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老化の原因? 「ロコモ」撃退法

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10代なのに老化が始まる?!…脅しているわけではありませんが、若くても老化が始まっている人がいます。それが、「ロコモ」の恐ろしさ。10代といえば体のピークなのに、「老化」という現象がどうして起こるのでしょうか。


ロコモとは、正式にはロコモティブシンドローム(運動器症候群)といって、お年寄りに多く見られる運動機能の低下のこと。発症すると、筋力や骨、関節などが衰えて、歩行が困難になったり、日常の簡単な動作が難しくなったりします。歩幅が小さくなってくる、膝がまっすぐ伸びない、物を持つ手が震える…これらは全てロコモの症状。早い人では、小学生の頃から始まっていることが分かっています。


人間の体は動かすことで成長し、鍛えられます。特に、日本人は筋肉が少ない体質の人が多く、積極的に運動をしなければ発達を促せません。スレンダーさを維持するために、わざと運動をしない人もいますね。しかし、筋肉はエネルギーを作り出す大切な器官。

筋肉が少ない体は、ケガや病気をしやすくなります。人よりも疲れやすいという場合も、筋力の不足が考えられます。10代の老化とは、運動量が少なすぎることで起こるロコモティブシンドロームの、最初の兆候といえるのです。


10代の間は、ロコモを起こしていても気づきにくいものです。少しばかり人より運動能力が劣っていても、個人差だと受け止めていたり、他の面(例えば勉強)が優れていればそれで良い、と考えてしまうからです。そのため、ロコモ予防の対策を取らずに成長して、大人になってから体の衰えに悩まされるケースが多く見られます。

もしも、少し走っただけで息が切れたり、関節の柔軟性がなく体が硬すぎたりする場合は、ロコモを疑って運動する習慣をつけることをオススメします。


ロコモ予防は、難しいことをする必要はありません。簡単な運動を毎日少しずつ続けるだけで充分です。家の中でもできる運動能力回復法を3つ、ご紹介しましょう。

・膝の屈伸
・階段の昇降運動
・ウォーキング

いざ運動を始めようと思うと「めんどくさい」という気持ちになるかもしれませんが、この3つなら、日常の動作に少しプラスするだけで良いので簡単です。膝の屈伸はスペースがなくてもできますし、階段は学校や駅、色々なところにあるので、エレベーターやエスカレーターではなく階段を選ぶようにするだけで運動できます。ウォーキングは、いつも歩いている道を少し早めに歩いたり、距離を伸ばしたりするだけでもOK。


ロコモは主に下半身の衰えから始まり、足腰を中心に進行していきます。足腰が弱ってくると、歩いたり走ったりするのも避けるようになるため、心肺機能が下がって全身の老化を招きます。普段から「ほんの少し運動量をプラスする」ことを意識して、若いうちに「健康貯金」を作っておきましょう。



遺伝や、スポーツをやっていることで痩せている人と比べて、ダイエットで痩せた人の場合、ロコモになりやすい可能性があります。というのも、ダイエットで食事の量を減らすと栄養不足を招き、筋肉を作る成分が不足するからです。ダイエットをしたい時には、単純に食事の量を減らすのではなく、スナック菓子やファストフードといった食べ物を減らしましょう。「enJOY Complex」 でもオススメしている、健康的なダイエット方法を参考にしながら運動量を増やすと、体はぐっと引き締まりますよ。



暑がりの6大原因

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「暑い」と感じると通常、脳の一部である視床下部が、神経を通じてヒフに汗を出すよう信号を送ります。そして、かいた汗が蒸発することで体温が低下するのです。
異常なまでに、暑さに耐えられない! という人は、この体のシステムがうまく機能していな可能性が……。そんな暑がりの人に見られる6つの傾向を見ていきましょう。


その1:薬を服用している
アレルギーや血圧、鼻づまりの薬には、体温の調節機能を低下させる場合があります。例えばアレルギーの薬は、汗で体温を下げようとする機能を阻止したり、血圧と鼻づまりの薬は、ヒフの血流を低下させ、汗をうまくかけないようにする……など。さらに、鼻づまりの薬は筋肉の活動を亢進させて、体温を上昇させるケースもあります。つまり、これらの薬を服用している期間は、どうしても暑がりになりやすいのです。


その2:コーヒーやお茶の飲み過ぎ!?
コーヒーやお茶に含まれるカフェインには心拍と体の代謝を上げる働きが。それにより体温も上昇しやすくなります。暑がりの人は、カフェインの摂取はほどほどに。


その3:甲状腺の異常
甲状腺の機能が亢進し、甲状腺ホルモンの産生が増えすぎてしまうと代謝が上がり、体温も高くなります。この状態を引き起こす病気の代表格が「パセドウ病」(女性に多い病気)。
甲状腺の表面には、下垂体から産生される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の受容体が存在しているのですが、パセドウ病ではこの受容体を攻撃する抗体がうまれ、それにより甲状腺ホルモンが必要以上に産生されてしまいます。結果、体温調節機能にも異常が生じてしまうのです。



その4:多発性硬化症
この病気では、中枢神経を保護するミエリンという物質が攻撃されます。そのため神経がヒフへ送るはずの「汗を出せ!」という信号が阻害され、体温が上昇してしまうのです。



その5:更年期障害
さまざまな不定愁訴のある更年期障害。その代表的な症状に「のぼせ」があります。特徴は急なのぼせと、滝のような汗。


その6:無汗症
汗をなかなかかけない、という人は要注意。無汗症の場合があります。原因は神経系、もしくは汗腺の異常。
汗をかくことができなければ当然、体温の調節ができなくなるので暑さに弱くなります。
無汗症では、熱中症などの危険性も高くなるので、病院での検査と症状緩和の対策が必要になります。


ご自身の傾向をしっかり把握して、気になる症状がある方は早めに医療機関へ相談しましょう。






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