2015年07月20日
カルシウム不足を一瞬でチェックするスゴ技
カルシウムが不足すると骨が弱くなる。これは誰もが知っているはずです。しかし、血管の老化を早めるということはあまり知られていないのではないでしょうか。ほかにも、脳の神経細胞の働きを低下させたり、細胞の免疫力を低下させるなど、カルシウム不足にはさまざまな問題があると言われています。
しかし、豊かな食生活を謳歌する日本においてなお、カルシウムはいまだ不足し続けている栄養素でもあるのです。
そこで今回は、簡単にカルシウム不足をチェックする方法を伝授!
その前に、まずはカルシウムが足りなくなると体内では具体的にどんなことが起きるのか簡単に説明しますね。
じつは骨には、ゆがみのない正しい骨格の状態を保つという役割のほか、カルシウムを貯蔵しておくという役割があります。
カルシウムには先に述べたように神経細胞に関わります。興奮を鎮めたり筋肉の収縮などをコントロールしているのですが、血中にカルシウムが不足すると、カルシウム貯蔵庫でもある骨から(カルシウムが)溶け出してカバーするようになっているのです。
こうしてカルシウム不足の状態が長く続くと、やがてスカスカの骨になってしまいます。つまり、血管や脳神経へのカルシウム供給もできなくなってしまうという危機的状況に陥るわけです。
カルシウムが不足すると、まぶたがピクピク痙攣する、足がつる、イライラする、物忘れしやすい、といった症状があらわれますが、今すぐに簡単にできるチェック方法があるのでご紹介しましょう。
まずは、煮干しの粉かカルシウムのサプリメントを用意してください。
次に前屈してみましょう。どこまで曲がるかを覚えていてください。
ここで、先に用意した煮干しの粉かカルシウムのサプリメントなどを舌下に含みます。
3を含んだ状態で再度前屈します。
もし、最初の前屈より体が曲がるようであればカルシウム不足である可能性大です!
これは、カルシウムが血中に入ることで体の筋肉がやわらかくなった証拠で、要は、カルシウム不足の人が、体に素早く吸収されやすい部位である舌下にカルシウムを含むことで、カルシウムがチャージされ良く曲がるようになったということに他なりません。
カルシウムを摂取するには、小魚類、豆類と豆製品、緑色野菜などがありますが、カルシウムは体に吸収されにくい栄養素でもあります。
効率よく摂取するにはビタミンDが必要不可欠。多く含まれる食材は青魚類やキノコ類などです。また、日光にあたることにより体内で生成されるので、紫外線対策といって敬遠するばかりでなく、1日10分程でいいので散歩やガーデニングがてら日光に当たるようにしましょう。
逆に、塩分のとり過ぎ、アルコール、リン(インスタント食品や清涼飲料水などに多く含まれています)の摂取はカルシウムの働きや吸収を阻害してしまいます。
ただし、言うまでもなく、健康な体を作るには他にもさまざまなミネラル、ビタミンが必要です。カルシウム不足の判定だった人は、カルシウムにプラスして、あくまでもバランスの良い食事を心がけましょう。