2015年06月15日
野菜は生で食べてばかりじゃもったいない!
ダイエット中、野菜サラダに野菜ディップとお手軽ローカロリーな生野菜を多く取りがちでは?でも、加熱することで吸収できる栄養素がアップする野菜も一杯!植物に含まれる栄養素は、動物性の食品に比べて消化に良い状態のものが少ないことなどから、英バーミンガム・シティ大学で講師も務める栄養の専門家、Mel Wakeman氏が野菜の加熱のススメを説いています...!
同氏によると、特にトマト、ほうれん草、人参、アスパラガス、そしてキノコは、加熱して食べた時の方が栄養的にはるかに優れているとのこと。「野菜に含まれる食物繊維は特にミネラルと結合するため、ミネラルが体内に吸収されるのを妨げることになります」と説明。
でも、加熱することによって食物繊維がミネラルの一部を放すため、加熱調理した野菜から吸収できるミネラルは増えることになる、と話しています。
トマトは加熱することにより、様々な健康効果が確認されている栄養素であるリコピンの量が増えるのだそう。ただ一方で、豊富に含むビタミンCは加熱により壊れてしまうという欠点があるため、「加熱、非加熱のトマト両方を食べましょう」(Fino氏)とのこと。
ほうれん草もまた、含まれるシュウ酸塩が鉄分やカルシウムといったミネラルと結合してしまうため、豊富に含む鉄分も実際に吸収できるのは約5%位になってしまうのだそう。火を通す時にはゆがくと水の中に栄養が抜け出てしまうので、軽く炒めるなどに留めておきましょう。
また、人参は加熱することで抗酸化物質であるカルテノイドが、アスパラガスも栄養の生体利用効率が上がるほか、こちらも強力な抗酸化物質であるポリフェノールの量がアップします。きのこもビタミンやミネラルを豊富に含み、加熱の恩恵を受けるものの、「油をスポンジのように吸収しやすいので加熱時に使う油の量には注意を」(Fino氏)する必要がある、としています。
レンジでできるお手軽調理器具も増えてきている今日この頃、いつも生野菜に使っているドレッシングで、今日は温野菜サラダにしてみてはいかがでしょうか...?
Why eating food raw is WRONG: The vegetables that see nutritional values rise when cooked revealed
http://www.dailymail.co.uk/femail/food/article-2990004/Five-vegetables-benefit-cooked.html