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ない!米トレーナー指摘「その運動では痩せない理由」

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ぐぅの音も出ない!米トレーナー指摘「その運動では痩せない理由」4つ「どれだけ頑張っても、なかなか痩せない……」。ダイエットの経験がある人なら、一度はそんな思いをしたことがはるはず。

しかし痩せるためには、努力だけではなく、きちんとしたコツも重要。頑張っても痩せない時には、もしかしたらその方法が間違っているのかもしれません。

そこで今回は、美容サイト『BYRDIE』で紹介された米有名トレーナー、Dolvett Quince氏の記事を基に、ダイエット時にやりがちなNG項目をお伝えします。



■1:フォームが間違っている

Dolvett氏曰く、多くの人がやってしまう間違いは「フォームにある」とのこと。実際、運動を行っている際は身体を動かせばいい、とただ動かすことに集中しがちになります。しかし間違ったフォームで行っていれば、効果は激減、しかも怪我につながってしまうこともあります。

特に間違いやすいのが、スクワット。ただヒザを曲げるのではなく、ヒザの角度や向きにも気を配りましょう。



■2:運動ばかりで食事には気を遣わない

運動したからといって、ピザやアイスクリームなどを好きなだけ食べても太らないというワケではありません。痩せるためには運動、そして食事制限も必要です。

特に重要なのがプロテインの摂り方。筋肉を作る要となるプロテインは、多く摂れば摂るほどいい、と思われがちですが、実際は摂取し過ぎてしまうと予備のエネルギーとして体脂肪に変わってしまうといいます。栄養素も、食事量も偏ることのないようにしましょう。



■3:ぽっこりお腹は運動で解消できると思っている

年齢を重ねると出てくるぽっこりお腹。腹筋すれば真っ平らになると思っていませんか? 実は運動だけでは、完全に各パーツを引き締めることはできません。しかも下腹部のふくらみは、便秘やむくみからも引き起こされます。そのため運動だけでなく、普段の食事のなかで食物繊維とお水をより多く摂ることで、解消していきましょう。



■4:同じ動きをずっと繰り返している

運動は一度に長時間行うよりも、ちょっとの時間でも毎日行うのが効果的です。そしてさらに効果的なのは、そのちょっとの間に行う運動を、単調なものではなく、マルチに効く運動にしたり、別の運動を加えてみたりすること。

例えば、1回腹筋をする毎にダンベルを持ち上げる運動も加えます。するとお腹だけでなく背筋や腕エクササイズにもなります。時間が10分しかない、などと時間がない時はとにかくたくさんの動きをして、あらゆるパーツの筋肉を鍛えるようにしましょう。



今年こそは痩せようと頑張ったのに、なかなか効果が出ずに諦めてしまった方、挫け気味な方は是非参考にしてみて下さいね。




空中で3倍早く育つ。エアロポニック野菜とは?

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テクノロジーは食糧難も解決する?

21世紀の末までに地球の人口は40億人増えると予測されており、このままでは将来確実に食料不足の時代がやってきます。この対策として、高層ビルを農場に変えて空中で植物を栽培するという方法が考えられています。また、各家庭にネットワークでつながった食料コンピューターを設置するという方法も。これ、冗談ではなくて本当の話です。

この2つの斬新なアイディアは、NASAが宇宙で食料を栽培するために開発した「エアロポニック」という方法を取り入れています。エアロポニックは土を使わず、最低限の水と液体肥料をスプレー噴射して植物を栽培するという方法。日本でも、東芝の野菜工場でエアロポニック野菜が作られています。

エアロポニックは、環境を適切に管理することで生産エネルギーを大幅に削減し、殺虫剤や肥料を使わずに、自然に育てた野菜よりも栄養価の高い野菜を栽培することができるそうです。

5.5平米で300人分の食料
MITメディアラボのCityFARM創始者で、農業用の建物を何年にもわたって設計してきたCaleb Harperさんは、自然界は逆に植物を育てにくい環境なのだと言います。建物という閉鎖的な空間の中なら、廃棄物を最小化し生産量を最大化するために、二酸化炭素、水、光といった植物が必要とする要素すべてを正確にモニタリングし、コントロールすることができるからです。

エアロポニックで栽培された小なす

CityFARMの「野菜工場」では、ブロッコリー、いちご、レタス、ピーマンなどの野菜が、ガラス張りのケースの棚からぶらさがっています。エアロポニックでは、植物は空中に吊り下げられ、スプレーで水を吹きかけられます。この状態で育つ植物は、栄養を摂取するために髪の毛のように細い根を伸ばして根の表面積を増やすのだそうです。

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この方法で育てることによって植物の根のすべてのシステムを活性化できるのです。土で育てる場合、植物は土の中に根を張りますが、その状態では水やミネラルを摂取するために植物が持っている能力を完全には発揮できません。だからエアロポニックでは植物をずっと速く育てることができるのです。
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と語るHarperさんのチームはデータサイエンスを使って、植物の環境を最適化しています。植物に設置したセンサーで葉の膨圧(細胞の圧力)などの生体情報をモニタリングし、いつ、どれくらいの時間、水をスプレーするべきか判断するために使います。

さらに、スプレーされる水には、植物が必要とする栄養分(ニトロゲン、リン、カリウムなど)が厳密に計算された量だけ含まれています。Harperさんは、この水やりは従来の水やりと比較して、98パーセントまで効率が上がる可能性があると言っています。

栄養素や水が十分に与えられている場合、植物の成長は光によって左右されます。CityFARMは栽培用LEDランプを使うことで自然光を拡張し、成長の限界を押し上げます。このLEDランプは、植物が光合成に使う赤色光と青色光とに調整されています。自然界では、植物は自然光に含まれるあらゆる波長の光の中から、光合成用の光をフィルタリングしているのですが、その手間を省いてしまうというわけです。

CityFARMで使われる栽培用ランプを製造するHeliospectraは、植物を育てるのにもはや自然光は時代遅れで、光合成に最適化された栽培用ランプがあれば、多くの植物にとって自然光は完全に不要だと考えています。

現時点ではCityFARMの実験はごく小さな規模で行われていますが、異常なほど良い結果が出ているそうです。CityFARMの植物は、自然界で育てた場合よりも3倍から4倍速く成長しています。たった5.5平方メートルの建物から、MITメディアラボの職員300名に行き届く量の収穫が得られたんです。すごい!

確かに、CityFARMやシカゴ・オヘア空港にあるエアロポニックガーデンなど、最近の屋内農場を見ると、技術の進化を実感できます。しかし規模拡大となるとそれなりの投資も必要ですので、技術的コストとの兼ね合いがネックになりそうですね。CityFARMも、高級品から規模を拡大していく製薬・化粧品業界の手法にならい、現在は高級品用に規模を拡大しようとしています。生産するのは、育てるのが簡単でスーパーなどで高い価格で販売されている葉もの野菜やハーブ、季節外れのベリー類などになるだろうとのこと。

エアロポニックシステムが既存の高層ビルのガラス壁に組み込めるようになれば、経済的にもっと規模を拡大できるようになるということで、CityFARMは現在その可能性を探っています。

食料パソコン
あるいは、全く正反対の選択肢として、規模を小さくする方法も検討されています。それが今Harperさんが取り組んでいる「食料パーソナルコンピューター」です。およそ60センチ四方のエアロポニック栽培ボックスで、植物の成長に必要な環境を正確に管理、制御しようという試みです。

「箱の中に、二酸化炭素や酸素、気温や湿度まで、全ての気候をつくるのです」(Harperさん)

野菜の味は遺伝子と同様、環境にも影響されます。Harperさんが思い描いているのは、あらゆる環境条件をキュレーションして、自分だけの「デザイナーズ野菜」が栽培できるようになり、そのレシピを保存したり、世界中にシェアしたりできる世界です。

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例えばトマトをこのボックスで一度育てたら、データレシピを手に入れることができます。そのレシピには、栽培に使用する二酸化炭素、水、光の量が具体的に記されています。レシピを手に入れたら友達に連絡をして、その友達が自分のボックスにレシピをダウンロードし、スタートボタンを押します。そうすると、その友達は全く同じ食感や色、味のトマトを栽培することができるのです。
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地球の反対側に住む友人同士で全く同じ野菜を栽培できるデザイナーボックスは、もちろん都市全体の需要を満たすには全く足りません。しかし、Harperさんにとって、このパーソナルな食料コンピューターは始まりにしかすぎません。

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このボックスが都市中に1万個あると仮定します。製品としては、個々の使用や価値は限定されています。しかし、ボックス同士がネットワークでつながり、コミュニケーションを取ったりお互いに学んだりすることができれば、やがて、分散型の食料コンピューターを持っていることになります。 それが何を意味するのかしっかり掴むことも、私の仕事の一部です。
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高層ビルの中でトウモロコシや麦が栽培されている風景が一般的になるまで、あるいは食料コンピューターが家庭に普及するまで、何十年かかるのかはわかりません。しかし、このアイディアは、現代の都市型環境にマッチするように農業のあり方を変えるという要望に応えています。

また、現在アメリカ食料の生産・輸送には、食料摂取1カロリーにつき約10カロリーの燃料がかかると見積もられています。10倍のエネルギーがかかっているんですね。ハイテク農業によって生産エネルギーを80パーセント程度削減できるというHarperさんの読みが正しければ、環境にやさしいうえにエネルギーコストが減って最終的な利益も上がります。

「工場やパソコンで作った野菜」と聞くとちょっと抵抗もありますが、味のほうはどうなんでしょう? 食べてみたいですね。




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