2015年06月10日
続く痛み…メンタルが原因かも!「うつ病にともなう頭痛」の特徴
慢性的な頭痛に悩まされている人も多いはず。あるクリニックが全国の2万人に実施した調査でも、頭痛に悩まされている人は少なくないと分かっています。実は、その頭痛は単なる肩こりや生活習慣が原因ではなく、うつ病のサインかもしれません。
そこで今回は、厚生労働省やオーストラリア政府の情報を参考に、注意したい“うつ病からくる頭痛の特徴”を5つまとめてみました。
■1:水分補給をしても頭痛が治まらない
頭痛の主な原因の1つとして、水分不足が挙げられます。頭痛を感じたら、水をこまめに飲むように心掛けてみてください。それでも頭痛がまったく治まらない場合は要注意。うつが原因かも……。
■2:マッサージしても頭痛が治まらない
首や肩の筋肉が緊張し続けると、頭痛が起こると分かっています。緊張性頭痛と呼ばれる頭痛ですが、肩や首、あご、頭皮をマッサージしたり、ストレッチしたり、可能ならば誰かにもんでもらったりしてみてください。
それでも治まらない場合は、うつ病を心配した方がいいかもしれません。
■3:明る過ぎる照明や騒音、不快な温度設定を改善しても頭痛が治まらない
明る過ぎる、騒音のひどい部屋で長時間過ごしていると、ストレスで頭痛が起きる場合もあるそうです。寒過ぎる、暖か過ぎる部屋も頭痛の原因に。
しかし、落ち着いて過ごせる環境作りを心掛けても何も変わらない場合は、精神科や心療内科の受診も視野に入れてみたほうがいいかもしれません。
■4:コーヒーや紅茶、お酒の飲み過ぎを控えても頭痛が治まらない
カフェインやアルコールを含んだ飲み物を摂取し過ぎると、頭痛が起こる場合もあるようです。過剰摂取をやめても頭痛が治まらない場合は、うつ病から頭痛が起きているかもしれません。
■5:体を動かしても頭痛が治まらない
長時間、同じ姿勢で座っている・立っているなどの習慣がある人は、頭痛が起こりやすいそう。筋肉が緊張して血のめぐりが悪くなると頭痛が起こるそうです。
屈伸や前屈、腰回しなどで体の特定の部分に負担が集中しないように工夫しても頭痛が治まらない場合は、うつ病からくる頭痛かもしれません。
以上、単なる緊張性の頭痛や偏頭痛ではなく、うつ病が原因の頭痛の特徴をまとめましたが、いかがでしたか?
仕事や家庭環境で大きなストレスを感じているなど、メンタルのトラブルに心当たりがある人は、放置せず専門家に相談してくださいね。