2014年12月26日
大人が思ってるよりも赤ちゃんは計算高い
ワシントン大学の新しい研究により、1歳3ヶ月のよちよち歩きの赤ちゃんには、実は大人を怒らせないように自分の行いを変える(空気を読む!)能力があることが分かりました。
研究は150人のよちよち歩きの赤ちゃんを対象に行われました。それぞれの赤ちゃんに親の膝の上に座って、2人の大人が行うデモンストレーションを見てもらいます。
一人目のデモンストレーターは用意されたオモチャの使い方を楽しそうに赤ちゃんの目の前で披露します。赤ちゃんたちは熱心に見ていました。
次に、二人目のデモンストレーターが怒った声で、同じオモチャをイライラする嫌なものだと不満を言いながら説明します。
この後、赤ちゃんたちにオモチャと遊ぶ時間を与えるのですが、一人目のデモンストレーターが一緒に部屋にいて何をしていようと、皆、気にせずオモチャに集中して遊んでいました。
ところが、二人目のデモンストレーターが部屋にいる場合、何人かの赤ちゃんは、デモンストレーターが背中を見せているときや部屋を去ったときを見計らって、そのオモチャで遊び始めたのです。また、ある赤ちゃんは、怒っていた大人が普通の顔をして椅子に座り雑誌を読んでいる間、オモチャに手を伸ばしていました。
赤ちゃんたちがオモチャに手を伸ばすまでの待機時間の平均は4秒だということです。その間、大人の様子や反応を伺い、いろいろと計算をしているのでしょうね。
Toddlers change their behaviour to avoid angering adults
http://www.motherandbaby.com.au/toddler/behaviour/2014/10/toddlers-change-their-behaviour-to-avoid-angering-adults/