2014年12月06日
1日10分以上の歯磨きで虫歯ゼロへ
歯磨きが大事とは思いつつ、なかなか時間をとって丁寧にやれていない……という人が多いのではないでしょうか。歯磨きに関するへぇといったものをいくつか挙げておきます。
■1日10分の歯磨きが大事
歯磨きの標語に「3・3・3歯磨き」というものがあります。これは、1日3回、食後3分以内に3分間歯を磨くという意味です。実際にこれを実行するのは難しいものですが、これを目指して歯磨きをすることが大事です。
中でも大切なのは、寝る前の歯磨きです。寝る前に歯磨きをしなければ、寝ている間に口内細菌が増殖し、虫歯や歯周病が進行してしまうのです。虫歯ができにくいという自覚のある人は、おそらく1日1回で寝る前だけに歯磨きをしているでしょう。
次に大切なのは、朝起きたときの歯磨きです。寝ている間に増えてしまった細菌を落とすことができます。
■歯磨き習慣をつけるためには?
歯磨きで難しいのは、意識が高い時期には1日10分も可能かもしれませんが、時間が経つとその習慣が薄れてしまうことです。歯磨き中はずっと洗面台に立っている人にとっては、10分はとてつもなく長い時間です。
おすすめしたいのが、ながら歯磨き。歯磨きをしながら何かをすることです。一番やりやすいのが、お風呂に入りながらでしょうか。お風呂につかる習慣も一緒につけることができて、健康には一石二鳥です。歯磨きが苦手なお子さんには、音楽を聴きながらするのがおすすめです。
また、10分間歯磨きをする、と決めてしまえば、お子さんでもそれなりに磨けるようになります。仕上げ磨きの際にたくさん褒めてあげると、もっと歯磨きが上手になるでしょう。
■歯磨き豆知識
長時間の歯磨きがしづらい理由として、唾液や泡がこぼれてしまうことが挙げられます。発想の転換として、磨き剤をつけずに歯磨きをしてみるのはいかがでしょうか。歯が削れてしまう恐れがなくなったり、磨き剤のスッキリ感にまぎれてうまく歯磨きができていないということも防げます。
食べ物が歯垢(しこう)として残ったものが虫歯を進行させるようになるまで、24〜48時間ほどかかります。その間に歯磨きをしてしまえば、虫歯を防ぐことができます。よって、歯磨きは回数よりも時間、1日10分を目安にがんばってみましょう。
歯磨きを続けるために役立つ事実をご紹介しました。この中から少しでも生活に取り入れれば、必ず口内環境が良くなっていきますよ。