2014年11月07日
食べ順ダイエット!野菜から食べるだけで痩せてしまうワケ
野菜から先に食べると太りにくい、って聞いたことありませんか? 野菜を先に食べるとなぜ太りにくく、さらにはダイエット効果があるのでしょうか。健康のためにもダイエットにもいい「野菜」の不思議をご紹介します。
■野菜から食べると、血糖値があがりにくくなる
野菜から食べるとなぜダイエット効果があるのかというと、血糖値が急激にあがりにくくなるからです。血糖値が急激にあがると、血糖値を調整するためにインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンは糖をエネルギーに変える働きもしますが、あまった糖分を脂肪に変えてしまう働きもあります。
血糖値が急激にあがると、それを調節しようとインスリンも多く分泌されてしまうため、結果として脂肪もたくさん作られてしまうのです。
■GI値の低い食べ物ほど、脂肪になりにくい?
炭水化物が消化されて糖に変わるスピードをあらわす指数をグリセリミック指数と言います。この指数はGI値とも呼ばれていて、この指数が低いほど糖に変わるスピードが遅いため血糖値があがりにくく、インスリンから脂肪がつくられる量を少なくする効果があると言われています。
つまりGI値の低い食べ物は脂肪が作られる量が少なくなるため、結果として太りにくい体に。またインスリンはたまった脂肪をエネルギーに変える働きを、邪魔する困った働きがあります。インスリンの量が減れば、脂肪をエネルギーに変えやすくなり体も痩せやすくなるのです。
■野菜はほとんどが、GI値が低い食べ物
野菜のほとんどは、GI値が低い食べ物。そのため最初に野菜を食べると、血糖値をゆるやかにあげるためインスリンの分泌をゆるやかにして、脂肪を作りにくくすることができます。ぜひ食事を始めるときは野菜をしっかりかんで、ゆるやかに血糖値をあげて食べるようにしましょう。
ただし野菜の中にはGI値が高いものもあります。それがじゃがいもやさつまいも等のいも類。とうもろこしも同様です。主食代わりになる野菜には、GI値が高いものが多いため注意しましょう。
野菜は健康にもよく、順番に気をつけて食べればダイエット効果も見込めます。ただし野菜を先に食べたからといって、他の料理をたくさん食べすぎてしまえばダイエット効果は当然なくなります。適量・ほどほどを心がけながら、最初に野菜をよくかんで食べるようにしてくださいね。