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おにぎりとおむすびはなにが違う?

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日本人のソウルフードとも呼べる「おにぎり」。地域によっては「おむすび」と呼ばれたり、たわら型や三角などバリエーションが豊富だが、どんな違いがあるのだろうか?

平安時代に初めて日本に伝わったおにぎりは、儀式に使われる捧げ物から始まり、やがて武士の携帯食として重宝される。ルーツや言葉づかいを考えると、まるい「おこわ」が「おむすび」、それ以外は「おにぎり」になりそうだ。

■捧げ物から携帯食へ

おにぎりの原型は屯飯(とんじき)と呼ばれ、中国最古の料理書とされる「呂氏春秋(りょししゅんじゅう)」にも「魚や鳥獣の干し肉を添えた携帯食」として記されている。この本が完成したのは紀元前239年、戦国時代まっただなかであることから、短時間で手軽に済ませられる「戦闘糧食」として生まれたと考えるべきだろう。

屯飯が日本に伝わったのは平安時代で、宮中儀式に用いられる屯食(とんじき)となった。これはもち米やうるち米などの強飯(こわいい)を蒸したもので、現代の「おこわ」の原型となる。

平安後期になって武士が活躍する機会が増えると、本来の携帯食としての姿を取り戻す。素材の「ごはん」も釜で炊いた姫飯(ひめいい)へと変更され、これにおかずを加えた「おにぎり弁当」が誕生する。

世に広まったのは江戸中期で、泰平の世となり芸能がさかんになると、芝居のあい間に食べる弁当として爆発的にヒットした。これが「幕の内弁当」で、歌舞伎(かぶき)の幕と幕のあいだ=芝居の切れ間に食べられる、がネーミングの由来とされている。

幕末に発行された貞丈雑記(ていじょうざっき)によると、屯食は「強飯を握り、鳥の玉子のようなだ円形」と記され、コンビニなどで見かける三角形ではなく、たわら型に近い。現代の幕の内弁当のごはんに切れ込みが入っているのは、たわら型・おにぎり弁当のなごりといえよう。

■炊くと「おにぎり」、蒸すと「おむすび」?

「おむすび」と「おにぎり」はなにが違うのか? 歴史的な背景を考えると、

・おむすび … 丸・蒸す・捧げ物

・おにぎり … 三角・炊く・携帯食

と考えるのが自然だ。

どちらも語頭の「お」は表現をていねいにするための意味しかない。これはのちの室町時代に確立された女房(にょうぼう)言葉で、先頭に「お」+やたらとていねいな言葉が使われ、身分の高いひとたちから鰹節をおかか、田楽(でんがく)をおでんといった表現が生まれた。

日本では最初は宮中儀式用だったことを考えると、「握り」よりていねいな「むすび」が使われ、屯食=丸い「おこわ」=おむすびがつながる。

たわら型や三角形などの「形」の違いはなにを意味するのか? 東日本では三角、西ではたわら型が一般的と言われているものの、持ち運びに便利な三角は「携帯食」向けに生まれたという説が強い。

円やたわら型では隣との隙間が生まれ、たくさん運ぶのには不利だし形も崩れやすい。対して三角形なら隙間なく収納できるし、並べたときも座りが良い。ひとときに大量に必要となる「軍用食」に適した形状なのだ。

三角は普段用、たわらは慶事向けなんて話も耳にするが、地域によっては逆の場合もあるので、形と目的を結びつけるのは難しい。三角が主流の関東でも「お葬式用」とされている地域もあれば、九州ではその逆のエリアもある。

ルーツを考えれば、

・たわら型(もしくは円型)

・蒸した「おこわ」

こそが慶事向けの「おむすび」となるので、炊いたごはんなら形を問わず「おにぎり」と表現すべきだろう。



・おにぎりのルーツは、中国の屯飯(とんじき)

・日本に伝わったのは平安時代

・神への捧げ物として、宮中儀式に使われていた

・幕の内弁当の原型は「おにぎり弁当」

・三角おにぎりは軍用として誕生した説が強い





バターとマーガリン、結局どちらが体に良いのか

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脂肪たっぷりのバター、実際はどっちも健康に最も良い食材ではないものの、
パンのお供や料理など、どちらを使おうか迷ったとき、どちらを選べば良いのでしょう?

米栄養士であり、栄養管理サービス会社CEOリサ・モスコヴィッツ氏によると、
そんな疑問の軍配はバターに上がるよう。

まず、バターとマーガリンは、脂肪含有量とカロリーはほぼ一緒。
大さじ1杯当たり約100キロカロリーで、11〜12グラムの脂肪を含んでいます。

しかしながら、この二つには脂肪の質に違いがあります。
マーガリンは消炎作用のある一価不飽和脂肪と多価不飽和脂肪を多く含み、
一方でバターは殆どが飽和脂肪。

飽和脂肪はコレステロールや心臓の健康にマイナス影響を及ぼすことで知られて
います(ただ、モスコヴィッツ氏によると、最近では、これまで考えられていたほどの
ネガティブな影響については懐疑的な見解も出ているとのこと)。

では、なぜそれでもバターの方が良いの?
それは多くのブランドのマーガリンがトランス脂肪というさらに健康リスクの高い脂肪
を含むため。「この脂肪は最も健康に良くないと言われ、特に心臓の悪影響を及ぼす
とされている」(モスコヴィッチ氏)のだそう。

飽和脂肪よりもはるかに重大な健康リスクとつながっているのだとか。

どのみちどちらも高カロリー、でもやはり健康リスクを少しでも低減するためには、
バターを選ぶのが正解のようですね!



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