2014年10月13日
身だけ食べるなんてモッタイナイ「鮭の正しい食べ方」とは
すっかり秋の気候になりましたね。スーパーなどでも秋の食材を多く見かけるようになってきました。秋の食材といってもいろいろありますが、なかでも“鮭”は定番のひとつ。
鮭といえば、あの鮮やかな赤色の身を食べることが多いですよね。でもちょっと待って。あなたは身だけを食べて満足していませんか?
実はそれ以外の部分にこそ、美容や健康に嬉しい成分が含まれているんです。食べずに残してしまっては、せっかくの美容成分をむざむざ捨てているのと同じ! それはもったいなさすぎますよね。
秋の味覚の代表格“鮭”を存分に味わいながら、同時に美しくなれちゃう正しい食べ方を紹介します。
■身の“あの色”に老化を防ぐパワーが
鮭の美味しい身の部分は、鮮やかな赤色をしているのが特徴的で、食欲をそそられますよね。この鮮やかな赤色には、老化を進め免疫力を下げてしまう“活性酸素”を取り除く、“アスタキサンチン”が含まれています。なんと鮭のあの赤い色は、老化を防いでくれるアンチエイジング成分なのです。
このアスタキサンチンは、イクラにも含まれており、イクラと鮭の“親子”をそろえて食べることで、いっそう老化予防効果が高まるのです。
■皮には美肌のもとコラーゲンがいっぱい
さて、焼き鮭を食べるときに、皆さんは皮の部分をどうしていますか? 「身の部分は食べるけれど、皮は残してしまう」「見た目が苦手で食べない」などという方も多いと思いますが、実はこれは、凄くもったいないことなのです。
鮭の皮は、肌の潤いを保ち美肌のもとになる“コラーゲン”が豊富な部分。これから徐々に乾燥しやすい季節に近づいていくと、保湿力を維持するためにも、コラーゲンが美肌には欠かせない美容食材になります。さらに、レモン汁をかけて食べれば、コラーゲン生成を促進するビタミンCも一緒に摂ることができます。覚えておきましょうね。
■皮の下には身体に嬉しいDHAが
コラーゲンが豊富で、美肌に嬉しい鮭の皮の部分ですが、嬉しい点はそれだけではないのです。実はこの鮭の皮の下にある脂質の部分には、動脈硬化・認知症等の予防や改善が期待できるDHAという“不飽和脂肪酸”も豊富に含まれています。
この不飽和脂肪酸は身体で作ることができないため、食事で摂らないといけない成分です。ですから焼き鮭はまさに、美容と健康に最適な食材なのです。
ただし、DHAは脂の一種です。焼き鮭にすると、脂で皮が焦げやすいので、焦げたら食べないようにした方がいいでしょう。
今まで、皮の部分はなんとなく残してしまっていたという方、それはすごくもったいないことをしているのです。今度から、鮭を食べる際には、身の部分と一緒に皮の部分も食べるようにしてくださいね!
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