2014年06月13日
今からペット保険加入をする人のために各保険を比較してみた
種類も料金帯も幅広くなり、ますます内容が充実してきたペット保険。ただし種類が豊富すぎて、どれを選べばいいのか迷うことも多いはず。そこでペット保険の中でも特徴的で、有名なペット保険をまとめてみました。ペット保険選びに、ぜひ参考にしてみてください。
○アイペット損害保険株式会社「うちの子ライト」
手術費用の90%が補償され、手術日を含んだ前後10日間の入院料も補償されるのが、アイペットの「うちの子ライト」。手術1回あたりに支払われる保険料の限度額は、50万円。3万円以上の治療費が対象。支払限度回数は年2回。全国どこの動物病院で手術を受けても、補償されます。
手術費用に特化したペット保険のため、通院治療費等の補償はありませんが、その分月々の保険料が低く設定されています。万が一の時に備えておきたい方にお勧めのペット保険です。月々にかかる保険料は犬の場合、月930円〜(0歳、犬種分類が「犬T」、WEB割適用の場合)、猫の場合は月710円〜(0歳、WEB割適用の場合)(2014年5月現在)。
年齢に応じて、段階的に月々の保険料が変更となります。新規申込が可能なペットは、保険期間初日のペットの年齢が12歳11カ月のペットまで。契約後は年齢制限がなく、ペットが13歳以上になった場合は、継続時に契約者へあらためて保険料のお知らせがあります。
・アイペット損害保険株式会社「うちの子ライト」
○ペットメディカルサポート株式会社「PS保険」
ペットのケガ・病気の診療費を50%、70%、100%の3つのプランで補償してくれるペット保険です。通院補償は1日1万円まで、入院保障は1日2万円まで、手術補償は1回10万円までの限度額があり、それぞれの限度日数は通院補償で20日まで、入院保障は30日、手術補償は2回まで(2回目は1回目の手術と異なる手術の場合のみ)です。
万が一事故で車いすが必要になった場合の費用を、10万円まで補償してくれる「ペット用車イス費用」がついているのが、PS保険ならではの特徴。また任意選択で、ペットを失った時に3万円までの火葬費用等を負担してもらえる、火葬費用等担保特約もつけることができます。
月々必要な保険料はペットの種類や品種、年齢によって異なります。猫0歳なら、50%補償プランで月1,390円(特約付1,480円)、70%補償プランで月2,050円(特約付2,140円)、100%補償プランなら月2,560円(特約付2,660円)です。小型犬0歳なら、50%補償プランで月1,500円(特約付1,560円)、70%補償プランで月2,230円(特約付2,290円)、100%補償プランなら月2,770円(特約付2,830円)です(2014年5月現在、申込書で契約の場合)。新規加入が可能なペットは生後120日以上、満9歳未満のペットまで。終身継続が可能です。
・ペットメディカルサポート株式会社「PS保険」
○日本アニマル倶楽部株式会社「プリズムコール」
グリーンプラン、オレンジプラン、プレミアムオレンジプラン、ブループラン、ホワイトプランの5つのプランがあり、それぞれのプランで決められた補償限度額までなら、100%補償してくれるのがプリズムコールです。シニアプラン更新年齢までは保険料が変わらないのも特徴。ペットが高齢になった場合はシニア専用プランへの切り替えを行えば、終身更新が可能です。小動物・鳥類・爬虫(はちゅう)類のペットでも加入が可能です。
保険料は各プランで異なり、グリーンプランは小型犬3,340円(月)、猫2,720円(月)、オレンジプランは小型犬2,640円(月)、猫2,210円(月)、プレミアムオレンジプランは小型犬2,900円(月)、猫2,360円(月)、ブループランは小型犬1,990円(月)、猫1,710円(月)、ホワイトプランは小型犬1,820円(月)、猫1,490円(月)です(2014年5月現在)。
グリーンプランは入院も手術も手厚く補償されるプランで、バランスよく補償を受けられるのがオレンジプラン、オレンジプランの手術補償を充実させたのがプレミアムオレンジプランです。またお手軽な料金のブループランでは手術補償はありませんが、入院・通院等を補償してもらえ、ホワイトプランでは通院補償はないものの、入院・手術等に絞った補償が受けられます。加入可能なペットの年齢は生後60日以上、満12歳未満(小型犬・中型犬・猫。大型犬は生後60日以上満10歳未満)。その他動物は種類によって加入可能年齢が異なります。
・日本アニマル倶楽部株式会社「プリズムコール」
○アニコム損害保険株式会社のペット保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は診療時にどうぶつ健康保険証を提示することで、即日補償が受けられるのが特徴の保険です。即日補償が受けられる動物病院は、全国のアニコム損保の「どうぶつ健保」対応病院。緑色の四角いステッカーが目印です。最寄りの動物病院がどうぶつ健保に対応しているかは、アニコム損保動物病院検索サイトより確認ができます。アニコム損保に対応していない病院でも、後日請求すれば補償されます。鳥、うさぎ、フェレットも加入が可能です。
プランは診療費の70%が補償される「ふぁみりぃ70%プラン」と50%補償の「ふぁみりぃ50%プラン」の2つ。プランごとに限度額および限度日数が異なります。いずれも通院・入院・手術費用が各割合で補償されます。月々にかかる保険料は犬の場合、ふぁみりぃ70%プランで月3,330円〜(0歳、犬種分類がAクラスの場合)、猫の場合は月3,400円〜(0歳)。ふぁみりぃ50%プランで月2,490円〜(0歳、犬種分類がAクラスの場合)、猫の場合は月2,540円〜(0歳)(2014年6月改訂版)。
年齢に応じて、段階的に月々の保険料が変更になります。新規契約が可能なペットの年齢は、犬・猫が7歳11カ月まで。鳥・うさぎ・フェレットが3歳11カ月まで。終身まで更新が可能です。
・アニコム損害保険株式会社のペット保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
○ペット&ファミリー少額短期保険株式会社のペット保険「げんきナンバーワン」
特徴は、プラン70なら年間70万円まで、プラン50なら年間50万円までの補償が受けられること。高度医療の治療が必要になった場合にも、安心できる保険です。また限度額以内なら、入院・通院日数、手術回数に制限なく補償を受けることが可能です。プランは診療費の70%が補償される「プラン70」と、診療費の50%が補償される「プラン50」があります。いずれも通院・入院・手術費用等が各割合で補償されます。
またペット&ファミリー少額短期保険株式会社の提携病院なら、窓口に保険証券(継続証)またはペット保険加入証を提示すれば、窓口で即日補償が受けられます。提携病院はホームページより確認できます。
月々必要な保険料は原則ペットの種類や体重によって変わります。猫0歳なら、プラン70で月2,300円、プラン50で月2,050円です。小型犬0歳なら、プラン70で月2,460円、プラン50で月2,150円です(2014年5月現在)。新規加入が可能なペットは生後45日以上、満7歳以下のペットまで。1・4・8・11歳の節目で、保険料が段階的に変更されます。終身継続も可能です。
・ペット&ファミリー少額短期保険株式会社のペット保険「げんきナンバーワン」
○ペットライフジャパン「ペットライフ健保」
「ペットライフ健保」の特徴は、加入期間に応じ、健康なら健康払戻金があること。掛け捨てではないペット保険です。プランはスタンダードプラン、スペシャルプラン、サポート55、プレミアム70の4種類があり、スタンダードとスペシャルに関してはペットの種類や年齢問わず掛け金は一律。年齢を重ねても掛け金は変わりません。またスタンダード・スペシャルに関しては、補償金額は診療費割合ではなく定額補償制になっています。スタンダードプランなら通院2,000円/日、入院5,000円/日、手術3万円/回。スペシャルプランなら通院3,000円/日、入院7,000円/日、手術4,5万円/回。また補償が受けられる限度日数・回数は通院・入院が30日まで、手術なら1回の継続治療につき2回までとなっています。
サポート55、プレミアム70に関しては、サポート55が治療費の55%が補償され、プレミアム70は治療費の70%が補償されます。月々必要な保険料は原則ペットの年齢や種類によって変わり、猫0歳なら、サポート55で月1,600円、プレミアム70で月2,870円です。犬0歳なら、サポート55で月1,950円、プレミアム70で月3,500円です(2014年5月現在)。
「ペットライフ健保」に新規加入が可能なペットは犬・猫・うさぎ・鳥の4種類です。犬・猫の場合は生後4カ月〜7歳11カ月まで。うさぎ・鳥の場合は生後4カ月〜4歳11カ月までなら新規加入が可能です。終身継続が可能で、別途お見舞金最大5万円が支払われる特約の「お別れサポート特約」もあります。
・ペットライフジャパン「ペットライフ健保」
ぜひ各社保険の補償内容をしっかりチェックし比較して、ペットのために一番いい保険を選んであげてくださいね。