3月8日は「女性の日」
3月8日はウズベキスタンでは「女性の日」。この日だけは女性は料理をしなくてよいため、男性が女性にかわって料理を作る。その他に、男性がお花や贈り物を買って、女性にプレゼントするとても素敵な日なのだ。
3月8日だけは、ウズベク人の女性は1日中テレビを見てゴロゴロしていても許される。だから私も今日は手抜きブログにしても読者の皆さんから許されると思う。ぇ?
ウズベキスタンだけでなく、私が留学していたロシアでも3月8日は「国際婦人デー」だ。男性が料理だけでなく、掃除、洗濯など全ての家事をして、女性にお花をプレゼントする。3月8日は通りにたくさんの花屋が出現して、町全体が華やかな雰囲気に包まれる。
留学中に寮で同じ部屋だったウクライナ人も3月8日はウクライナでは女性の日だと話していたので、CIS諸国では女性の日なのかもしれない。ウクライナ人の同居人から「日本も3月8日は女性の日でしょ?」と聞かれたので、日本は違うと答えたところ、「そんなことはない。“国際”婦人デーというんだから、世界中で3月8日は女性の日だよ。何かの勘違いじゃない?」と言われた。いや、だから日本は違うって…。
女性の日があれば、男性の日もある。ウズベキスタンでもロシアでも2月23日は「祖国防衛の日」で、軍人さんを祝う日だったが、それが男性を祝う日になった。女性が男性にプレゼントをして祝うそうだ。でも、女性が料理をしない日は年に1日だけで、男性は364日料理をしないというのは、不公平じゃないかとふと思った。1年のうち364日は男性の日に等しいではないか。
しかし、私は料理を作るのが好きなので、3月8日の女性の日こそ、はりきってウズベク料理を作るつもりだ。下の写真は先週ウズベク人の友達に教わりながら作ったショルヴァ(スープ)、マンパル(ちぎり麺入りスープ)、ドルマ(肉をブドウの葉で巻いたもの)。これらを今度は自分一人でも作れるように、復習がてらに作ってみて、レシピを紹介できるようにまとめようと思う。
最近ウズベク料理を作っていて思うのは、ウズベク料理は本当に多種多様で、作っているとワクワク感を与えてくれる料理だということ。ウズベク料理はレパートリーが少ないと言う人がいるが、きっとその人はプロフとラグマンぐらいしか食べたことがないのだろう。実際に色々なウズベキスタン料理を自分で作ってみて、日本にはない調理方法を体感してみれば、きっとウズベキスタン料理に対する見方が変わるし、その人の人生を変えると思う(ちょっと誇張)。日本人が知っているウズベク料理の種類がまだまだ少ないため、「ウズベキスタン料理はワンパターン」という勘違いが生まれてしまうのかなと思う。本当は紹介したいウズベク料理がたくさんあるのだが、目分量で作った料理のレシピを書き起こす作業に時間がかかって、なかなか紹介出来ていない。平日は仕事だし、休日も出かけることが多いのだが、少しずつレシピを書き溜めて、いつか100くらいになればいいなと思う。ちなみに現在のレシピ数は17。先は長い。
来週のブログではカボチャのサムサの作り方を紹介しようと思う。
以前、お肉のサムサのレシピを紹介したが、その時よりも腕が上がって、サックサクのサムサが作れるようになった。「俺のサムサ」っていう店でも開こうかな。来週のレシピをお楽しみに!
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