2014年07月19日
茅場町アロヒディン(ALOHIDDIN)のランチ その2 ランチの総合評価
☆前回の続き☆
前回の記事はこちら→アロヒディンの平日ランチ その1
アロヒディンでランチを食べ終わり、お茶を飲んで癒されている時にふと思った。
そういえば、さいふにお金あったっけ?
恐る恐るさいふを開けてみる。お札がない。落ち着け、きっと小銭があるはずだ。あれ、有望な硬化は500円玉1枚しか見えないぞ。あとは10円玉と1円玉がちらほら。ランチいくらだっけ?…900円。
この店でクレジットカードは使えるのだろうか?汗が出てきた。とりあえず、用はないがトイレに行った。「カードがダメだったら、荷物を店に預けたまま、現金を下しに行こう」と決意した。
トイレから出て会計をしにレジへ向かった。クレジットカードを出した。ドキドキ。店員がカードを…受け取ってくれた!今年一番ほっとした瞬間だった。店員さんと世間話が出来る余裕がでてきた。店員さんはアルバイトでオーナーの奥さんではないこと、2年前にオープンしたこと、夜にしかないメニューがあること等々。また夜に来ようと思った。
<アロヒディンに置かれた人形>
プロフとノンを持っている
さて、ここから今回の記事の本題に入ろう。
☆アロヒディンの評価☆
アロヒディンに行って私が感じたのは、顧客のニーズ対応力に優れていることだ。
@ 料理の需要を把握している
アロヒディンのオーナーはサマルカンド出身のウズベク人であるが、紹介したように、メニューの多くはトルコ料理で、ウズベキスタンランチもウズベク風というよりトルコ風な味付けとなっていた。お酒はロシアのものが見受けられた。
アロヒディンのHPを見てみても、
「トルコ、ロシア、ウズベキスタンの料理とお酒が楽しめるダイニングバー」
と書かれており、トルコ料理、ロシア料理、ウズベキスタン料理の順番になっている。これはなぜだろうか?
このグラフはgoogleで月に検索されるキーワードの平均回数を表している。
赤の「トルコ料理」の検索が一番多く、その次に青の「ロシア料理」、緑の「ウズベキスタン料理」の順だ。日本人はトルコ料理に関心があり、ウズベキスタン料理には関心が低いことが分かる。
ちなみに「ウズベク料理」の検索は月平均40回であるから、「ウズベキスタン料理」と合わせても、トルコやロシア料理の検索回数には及ばない。
オーナーはウズベキスタン料理レストランを開きたかったかもしれないが、日本人のニーズを考慮して、トルコ料理をメインに、その次にロシア、ウズベキスタンとしたのだろう。
私もこのような市場分析をして、「Asalhonの本格トルコ料理・レシピ」というブログを作るべきであった。
A 会社員向けのサービスが充実している
オフィス街にあるため、会社員向けのサービスが多く見受けられた。
・注文して5秒でサラダ・スープを提供
→時間のない会社員にはとてもありがたい。
・お弁当販売
→オフィスで食べたい人にも配慮。価格も600円代と手頃。
・クレジットカードが使える。
→大いに助かった。
ただ、ニーズに応えるだけでは不十分だ。
☆アロヒディンの今後の課題☆
ランチタイムにおけるアロヒディンの問題は、新規顧客獲得の戦略に欠けることだ。
会社員だけをターゲットにしていたら、12時〜13時にそれなりの客を見込めるが、13時以降は店内がガラガラになってしまう。実際に行ったみた時、13時過ぎには私以外の客は一人もいなかった。
メニューを見ると、7種類ある内の1つは13時からの限定メニューになっていたが、これだけでは遅めランチの顧客獲得は難しいだろう。もっと大胆な戦略が必要だ。
仕事をしていない人をターゲットにするのはどうだろうか?日本人の1/3は60歳以上で、専業主婦も多い。例えば、13時以降にランチ割引を導入すれば、来客が期待できる。但し、原価率40%以下を確保するのが望ましい。13時からは子連れを優先するのも良いかもしれない。そうすれば、レストランで流れているアニメを活かせる。(現在、顧客の多くが大人で、アニメを流す必要性が伝わらない。)
アロヒディンはこれからの工夫次第で顧客を増やせる将来有望なレストランであると実感した。それは、これから経済成長が見込めるウズベキスタンと重ね合わせることが出来る。ウズベキスタン料理を食べられる唯一のレストランにこれからも期待し、応援したい。
前回の記事はこちら→アロヒディンの平日ランチ その1
アロヒディンでランチを食べ終わり、お茶を飲んで癒されている時にふと思った。
そういえば、さいふにお金あったっけ?
恐る恐るさいふを開けてみる。お札がない。落ち着け、きっと小銭があるはずだ。あれ、有望な硬化は500円玉1枚しか見えないぞ。あとは10円玉と1円玉がちらほら。ランチいくらだっけ?…900円。
この店でクレジットカードは使えるのだろうか?汗が出てきた。とりあえず、用はないがトイレに行った。「カードがダメだったら、荷物を店に預けたまま、現金を下しに行こう」と決意した。
トイレから出て会計をしにレジへ向かった。クレジットカードを出した。ドキドキ。店員がカードを…受け取ってくれた!今年一番ほっとした瞬間だった。店員さんと世間話が出来る余裕がでてきた。店員さんはアルバイトでオーナーの奥さんではないこと、2年前にオープンしたこと、夜にしかないメニューがあること等々。また夜に来ようと思った。
<アロヒディンに置かれた人形>
プロフとノンを持っている
さて、ここから今回の記事の本題に入ろう。
☆アロヒディンの評価☆
アロヒディンに行って私が感じたのは、顧客のニーズ対応力に優れていることだ。
@ 料理の需要を把握している
アロヒディンのオーナーはサマルカンド出身のウズベク人であるが、紹介したように、メニューの多くはトルコ料理で、ウズベキスタンランチもウズベク風というよりトルコ風な味付けとなっていた。お酒はロシアのものが見受けられた。
アロヒディンのHPを見てみても、
「トルコ、ロシア、ウズベキスタンの料理とお酒が楽しめるダイニングバー」
と書かれており、トルコ料理、ロシア料理、ウズベキスタン料理の順番になっている。これはなぜだろうか?
データ:googleキーワードプランナー(2014年7月調べ)
このグラフはgoogleで月に検索されるキーワードの平均回数を表している。
赤の「トルコ料理」の検索が一番多く、その次に青の「ロシア料理」、緑の「ウズベキスタン料理」の順だ。日本人はトルコ料理に関心があり、ウズベキスタン料理には関心が低いことが分かる。
ちなみに「ウズベク料理」の検索は月平均40回であるから、「ウズベキスタン料理」と合わせても、トルコやロシア料理の検索回数には及ばない。
オーナーはウズベキスタン料理レストランを開きたかったかもしれないが、日本人のニーズを考慮して、トルコ料理をメインに、その次にロシア、ウズベキスタンとしたのだろう。
私もこのような市場分析をして、「Asalhonの本格トルコ料理・レシピ」というブログを作るべきであった。
A 会社員向けのサービスが充実している
オフィス街にあるため、会社員向けのサービスが多く見受けられた。
・注文して5秒でサラダ・スープを提供
→時間のない会社員にはとてもありがたい。
・お弁当販売
→オフィスで食べたい人にも配慮。価格も600円代と手頃。
・クレジットカードが使える。
→大いに助かった。
ただ、ニーズに応えるだけでは不十分だ。
☆アロヒディンの今後の課題☆
ランチタイムにおけるアロヒディンの問題は、新規顧客獲得の戦略に欠けることだ。
会社員だけをターゲットにしていたら、12時〜13時にそれなりの客を見込めるが、13時以降は店内がガラガラになってしまう。実際に行ったみた時、13時過ぎには私以外の客は一人もいなかった。
メニューを見ると、7種類ある内の1つは13時からの限定メニューになっていたが、これだけでは遅めランチの顧客獲得は難しいだろう。もっと大胆な戦略が必要だ。
仕事をしていない人をターゲットにするのはどうだろうか?日本人の1/3は60歳以上で、専業主婦も多い。例えば、13時以降にランチ割引を導入すれば、来客が期待できる。但し、原価率40%以下を確保するのが望ましい。13時からは子連れを優先するのも良いかもしれない。そうすれば、レストランで流れているアニメを活かせる。(現在、顧客の多くが大人で、アニメを流す必要性が伝わらない。)
アロヒディンはこれからの工夫次第で顧客を増やせる将来有望なレストランであると実感した。それは、これから経済成長が見込めるウズベキスタンと重ね合わせることが出来る。ウズベキスタン料理を食べられる唯一のレストランにこれからも期待し、応援したい。